2001年 イギリス篇 London Dungeons, afternoon tea at Savoy Hotel, Lion King

朝食(Caps Celler Bar)

今朝も7時起床。30分後にはバーへ降りて朝食をオーダーしました。ポーチドエッグにベーコン、トマトにベイクドビーンズもつけました。オレンジジュースに、凄く熟した洋梨。ポーチドエッグは型にはまった目玉焼きのよう。1年ぶりに食べるベイクドビーンズに、やっぱり朝に欲しいメニューのひとつだ、と実感しました。ごはんに納豆を添えるのと感覚は同じです。

9時頃、今日一緒に回る予定のCさんからTEL。お互い1day travell cardを使う身の上、10時に交通博物館前で待ち合わせることに。今回の旅行にあたり、Yahoo!の英国関連のBBSで情報収集していたら、London Dungeonsに行ってみたいというCさんの書き込みが目にとまり、かねがね再訪したいと望んでいた私はすぐさま名乗りをあげたのです。丁度ロンドンで過ごす日がお互い重なっていたので、せっかくならその日一日ロンドンを満喫しよう!と云うことで本日以下の行動に。

レセプションでキーを預ける時に、昨日の色っぽいお姉さんが「素敵な服ね。今日は何処へ行くの?」「Savoyでafter noon teaをするの」「素晴らしいわ。予約はした?」「ううん、してない・・・するべき?」「したほうがいいと思うわ。ちょっと待って」と何処かにTELかけてサヴォイホテルの電話番号を聞いてくれてそのメモを渡してくれました。とてもさらっとした行動で感動してお礼を云うと「素敵なお茶の時間を!」

予告通り青いワンピースのCさんとCovent Gardenの交通博物館前で落ち会い、まずはLyceum Theatreのチケットオフィスへ。本日の分では並んで取れないと云うことらしいのだけど、なんせ二人ともさほどのヒアリング能力がなく、「ホントに無いの?」と多少食い下がるくらいしか出来ず、それぞれちょっと離れた席を確保。

London Dungeons

歴史に基づいたお化け屋敷と云ってもいいのかな。
入場料£10.95はきっと高い部類だとは思いますが、それでももう一度どうしても入りたかったのです。ずっとずっとそう願いつづけて偶然Cさんと出会い、この日を迎えました。

お断りしておきますが、ホラー映画などは絶対に観たくない性質です。
・・・でも、ロンドンダンジョン大好きなんですよね~。すっごく楽しかった!私にはお値段分、満喫しました。Cさんも「楽しかった!」と同じ感想を。10年程前に行ったときの記憶があまり残っていなくて、まるで新鮮な気持ちで、きゃあきゃあ騒いで発散。


バスに乗り、ロンドンの街並みを眺めながら、サヴォイホテルへ。アフタヌーンティの予約を15時に入れ、それまでの時間をSt.James’s ParkやBuckingham Palaceなどを散策。お互いのことを色々と話し、友情を深めました。
そう、何しろ書き込みに名乗りをあげたもう一つの理由が彼女が福岡市在住だってこと。生まれて初めて英国で博多弁使いました。

St.James’s Parkも散策し、ベストビューポイントにもやってきました。
数年ぶりに来てみて、ロンドンアイが見えたので、なんと云う絶妙な位置に建てたのだろうと驚きました。

Afternoon Tea(Savoy Hotel)

一人£22。
お茶はSavoy Blend。Sconeはプレーンとレーズン、どちらも軽い味わいで、ホームメイドっぽい苺ジャムと極上の風味のcloted cream・・・美味しい!私にとっては特上の部類のスコンでした。幸せ。白いピアノのそばでウットリしたお茶の時間。サンドウィッチには、人参のパンのと、ハムの挟まったハーブのパン、キューカンバーサンド、トマト&バジル&クリームチーズ&ベーコン。4種類・・・日記にはこう羅列してあるのだけど、記述があやふやですね。
とにかく食べよいフィンガーサンドでお口の中をサッパリさせてくれます。


Sweetsはどれも宝石のように可愛らしく美しい。まず、1個目をせーので指差すことにし、Cさんは苺のタルト、私はダークチェリーのケーキ。レモンカードのタルト、チョコレート菓子、ブシェ、・・・彼女はエクレアを取った処でgive
up。判るわ~初めてアフタヌーンティをしたとき、粉モノで甘いモノがどんどん押し寄せてくるので最初の印象に比べてお腹一杯になってしまった記憶があり。慣れるとこれくらい豊かでないと逆に淋しい気持ちになるのです。


左)あちらこちらのテーブルには3段重ねのセットが。ビジネスマンが二人、商談をしながらそのテーブルにはこれがあったのには驚きました。なんと優雅な。
右)賑やかに沢山のゲストで埋まってはいたのですが、そんなに大声で話す人も無く、ピアノの演奏が無い時には穏やかな談笑が漂っていました。
ボーイ君が気を利かせて私たちを撮ってくれたのだけど、手ぶれがクセのようで、ダメだったのが残念。
サヴォイをウロウロ。
何処だと思います? お手洗いの中ですよ!
此処でとても寛いでしまいそう。

左)お手洗いの続き。全くお手洗いも手を抜かない。

右)ホテルの外観。黒タクがずらりと待機しています。

そうそう、レセプションを見て、「Notting Hill」での日本人のキスのシーンを思い出しました。




夕方、腹ごなしにテムズ川散策。庭園史博物館へ閉まってると思いつつ歩いていったら、何かのコンサートが開催されていました。日が長いこの季節、夕方からのイベントもゆったりと楽しめますね。
また丁度夕暮れ時、とある一角のお花の綺麗なパブでは、外で立ち飲みをする会社帰りらしき人々で鈴なりでした。

Musical Lion King (Lyceum Theatre)


Cさんと席が別れてしまったために、入り口からも離れ離れに。幕間に合いましょうと約束したのですが、なかなかあえずしょうがなく£2.50のアイスクリームを買って、甘いだけの味に閉口・・・。

肝心のミュージカルですが、ほぼ知識も無く行ってまったくもって楽しめるものでした。始まった途端に、野生の王国の片隅にぽんと置かれたような気持ちになります。動物達が沢山居る様を実に工夫していたり、悪役の人が何気にカッコよかったり。科白が細かく判らなくても大丈夫。
また音楽を聴いただけでぞくぞくしてしまいます。

地下鉄の駅でCさんと別れました。彼女は翌日からコンチキツアーに参加してロンドンを発つ予定。各国から集まった若者達がバスに乗ってヨーロッパ数ヶ国を回る旅に出るのです。
辛いこともいろいろ乗り越えて自分を試すチャンスを作り出している彼女は、とても快活で魅力的でした。

夜お茶

ホテルに戻り、お茶を頼みます。
今日も盛りだくさんの出来事に、興奮冷めやらぬと云った感じで、ベッドにもぐりこんだ後も2時間おきに目が醒めてしまいました。

翌日は北へ向かうのでちょっと緊張気味だったのかもしれません。