2022年福岡篇:三井ガーデンホテル福岡祇園、パンストック、福岡県立美術館、県立美術館喫茶室、福岡市赤煉瓦文化館、釜めしビクトリア、チロル、香椎宮、櫛田神社、ロイヤルホスト

5月2日 / 5月3日 / 5月4日 / 5月5日 / 5月6日

朝食

朝も最上階の大浴場へ出掛け、露天の寝湯で朝の空気を存分に楽しみました。そしてからパンストックの開店めがけてあれこれと購入して、朝ごはんです。
後は、昨日の道の駅で購入した八女のフルティカトマト。

昨日もいくつか食べましたが、あまいのなんの。もっと買いたい気もしましたが遠方なので諦めざるを得ませんでした。その分しっかり味わいます。

11時チェックアウトの時間までゆっくり過ごし、荷物を預かってもらって観光に出掛けました。

観光「杉浦非水 時代をひらくデザイン 他 福岡県立美術館」

県立美術館の方はあまり縁が無く、近くの市民会館にはよく色々とコンサートや映画の試写会などで行った記憶がある程度のエリアです。今回は面白そうな展覧会を見つけたので行ってみることにしました。モダンなデザインの数々、興味深く拝見しました。

ここは県立びつじゅかんコレクション展は別途チケットを購入する必要があり、200円くらいかな。いくつかあって「ケンビ・カワイイ・コレクション2022」というのは様々な視点のかわいいというのを集めていてこれまた面白かったです。

おやつ「県立美術館喫茶室」(福岡市中央区天神)

杉浦非水展とコレクション展の間に休憩しました。どんより曇りで全体的にテンションも低くなりがちなので、きちんと休みます。

アイスコーヒー500円ですが、杉浦非水展のチケットで50円引きの450円です。トアルコトラジャをベースに深入りしたブレンドとのことで、そのままでコクがあって美味しかったです。

木製什器は、九州大学の箱崎キャンパスで使用されていたものだそうです。使い込まれた手触りがまた味わい深いです。時を忘れてこのままぼーっとできるような静かな場所でした。

美術館の前の須崎公園はなにやら工事しているようで全く持って覆われていました。またいつか来た時に綺麗に整備された状態を楽しめるかなあ。

観光「福岡市赤煉瓦文化館」(福岡市中央区天神)

なにやら赤煉瓦の古い建物だなあ、と福岡にいた若い頃はそれほどの関心を持たずに、この前に出される屋台に行ったものでした。ほんのりと旧日本生命の九州支店であったこと、明治に建てられたもので、当時は歴史資料館であるくらいの知識しかありませんでした。しかし年を取り、このような建築物にも興味が出始めて、東京駅でお馴染みの辰野金吾と片岡安の設計による建物であることを知って「福岡にも…!」と知っていつか行きたいと思っていたのでした。

今は赤煉瓦文化館として、内部が無料で公開され、また各部屋は会議室としても貸し出されているとのこと。どこを切り取っても素敵な空間でした。

中に入ってすぐ。

この向こう側はエンジニアの集うオフィスのような感じになっていました。

有難いことに基本的にあちこち写真を撮ってもよいことになっています。

階段も堅牢さの中に優美さがあります。地下は立ち入り禁止。

2階へあがります。
こういうお部屋のひとつひとつを会議室として貸し出しています。

一番広い会議室はご利用中でしたので遠慮しまして、他の会議室2(診査室)会議室1(医員室)などを撮らせていただきました。

部屋ごとにインテリアも異なり見飽きません。

下を観たり上を観たり忙しい。

ところどころにQRコードが用意されていて、それをスマホで読み取ると詳しい説明書きのページに遷移します。今風です。

3階は立ち入り禁止。

こんな素敵な建物で働けるのは単純に羨ましい。

そんなわけで、何十年か越しにこの建物の中をじっくり堪能できた午後でした。

昼食「釜めしビクトリア」(福岡市中央区天神)

基本一人旅なので、私の個人的な思い出を辿ったり、知らなかった福岡を知ったりなのですが、これは懐かしのお店です。新天町にある釜めしのお店で学生時代に行っていました。いつも釜めしでしたが、食べたことのなかった鶏のソップがけ950円にしてみました。いつも釜めしだったから名物料理と言われるこれが目に入っていませんでした…。

鶏飯のような感じのもので、そもそも鶏飯も大好きなので、こちらもとても美味しかったです。
お茶碗にお釜のごはんをよそい、焼きほぐした鶏肉や大葉、紅ショウガなどをトッピングして、熱々の出汁を掛けていただきます。

お漬物は乗せないのかもですが、乗せてしまいました。

県美を出る頃から雨が降り出して若干肌寒くもありましたので、ちょうどよいメニューです。実は昨夜早じまいして振られたお店はこちらでした。翌日のお昼に食べるのがよいよ、という何かの思し召しだったことにしたいと思います。

おやつ「チロル」(福岡市中央区天神)

温まったら少しおやつを食べたい気持ちに。この界隈で目当てにしたフルーツパフェのお店の今の時期のフルーツが私にとってはぴんと来なかったため、懐かしのチロルにてミックスソフトクリームを食べることにしました。

天神地下街の、福岡市営地下鉄のコンコースへの出入り口付近に昔からある小さなお店です。学生時代にバイト帰りにミックスソフトクリームを食べてクールダウンして帰るというのをやり始め、社会人になってもしばしばやっていました。地下街の雑踏をぼーっと眺めながらのちょっとした時間が大切なものでした。当時はもっぱらSサイズでしたが、この日はMサイズ220円でしっかりと味わいました。このお店は天神地下街が開業したころからずっとここにいてくれるのが嬉しいです。

天神地下街自体、19世紀のヨーロッパの街並みをイメージして作られただけあって、とても素敵な場所で大好きなのです。多分、私は地下街のあるエリアは地上より地下の方を歩いているかもしれません。トイレにも寄ってみたら、最近なのかとても綺麗にリニューアルされていました。後からてんちかのサイトを見たら全4か所とも素敵だったので、どうせなら全部のトイレに行ってみればよかったです。

観光「香椎宮」(福岡市東区香椎)

そのまま福岡市営地下鉄で終点の貝塚まで行き、さらに西鉄貝塚線に乗り換え、香椎宮へ行ってみました。遠い記憶で初詣などで連れてこられた気もします。駅を降りて参道を10分ちょっと歩いて到着です。

来てみてもあまり覚えていなかったようで、寧ろ初めましての気持ちが強かったです。

15時半ごろには色々閉まるようで、境内はとても静かでした。

菖蒲が見ごろを迎え始めていました。再度てくてく歩いて香椎宮前駅に戻り、西鉄電車が来るのを待ちます。

何とものどかな感じ。ホームと線路が1つしかなく、貝塚方面かそうでないか、到着する方の行き先がオレンジに光るシステムです。

そういえばこの奥に宮地嶽神社というのがあり、西鉄宮地岳線という名前で記憶していましたが、2007年に宮地岳線としては廃線となり、途中までしか電車は行けないようになっていたのですね。今度は宮地嶽神社を目指してみようと思いますが、今日の所は博多駅方面へ帰ります。だんだん晴れてきまして、ほっとしました。

観光「櫛田神社」(福岡市博多区上川端町)

この滞在中も近くをうろうろしておりましたが、改めてご挨拶に。

今回は裏手の方に回って「こういうのがあったんだ~」と博多べいを鑑賞しました。

注連懸稲荷神社。

楼門の天井には干支恵方盤があることに初めて気づきました。

その他あちこちうろうろして、三井ガーデンホテル福岡祇園へ預けた荷物を取りに行きました。
ロビーのソファにずっと座っている人がいる…と思っていたら…!

福岡ソフトバンクホークスファンの人でした。いや、ちょっとドキッとします。

夕食「ハカタ洋膳屋 ロイヤル」(福岡空港内)

従妹がありがたいことに空港まで会いに来てくれました。彼女はビールが飲めると嬉しい、私はもう甘いものも入らないけどしっかりご飯も入らない、そこで大変ちょうどよいのがこちらのロイヤルでした。私はオニオングラタンスープとコーヒーで。ほっとする味わいです。

色々お喋りしてまたいつかの再会を願って別れました。

そういえば、最初に羽田空港で荷物を預ける時にこんなにハイテクになっているなんてと驚きました。帰りもまだ慣れない機械操作をしながら荷物を預けました。私の荷物が出てくるのはいつも後の方。帰宅する頃には翌日になるかならないかくらいの時間でした。でも福岡大満喫することができて楽しかったです。またいずれ帰りたいな。