東京:駒込「レザントレコウジイガラシ オゥレギューム」(2)


以前もお邪魔して、野菜の美味しさ盛り付けの美しさに心を打たれたフレンチに再訪しました。
お魚もお肉もあるお得な季節のおまかせコースを。

冒頭のアミューズはヴィシソワーズなのですが、フォワグラのアイスクリームがとても効いていて、濃厚な肉食系スープになっていることに吃驚。
最初からこんな贅沢でいいんでしょうか。

冷たい前菜はイワシと夏野菜のテリーヌ。

ラタトゥイユがそのままテリーヌに凝縮されたようで、この色合に心を鷲掴みにされましたよ。

定番の食べるスープ、豆がたっぷり入り、チーズのおせんべい、セルバチコのトッピング。

お魚料理はムール貝のスープにスズキのポワレ、冬瓜や夏トリュフなど。

しかし、あさりとムール貝の酒蒸しでどうやらアレルギーらしいことが判ってしまったので、私にはムール貝でなく十五穀米を添えていただきました。スープにもムール貝が入っていないという心配り。

もしかしたら十五穀米は大当たりなのでは。
何故ならスープをふっくら吸って大変美味しい付け合せになっていました。

折角なので、アラカルトからも一品追加。
最初は田舎風パテをオーダーした処、「ちなみに今日のテリーヌは…」とご提案があり、それが豚の耳、豚足、豚の舌を固めたフロマージュなんとか(チーズは一切入っていない)というものらしく、そんな珍しいものがあるのならば当然それですよねということで、こちら。

セルバチコや紫キャベツのマリネなどが添えられた、存在感たっぷりのテリーヌは、ゼラチンのぷるぷるを始め、豚の各部位の様々な食感と味わいでとても楽しく美味しいものでした。
中々お客さんによっては「無理」という方もいらっしゃるようで、もし余るようだったらテイクアウトしてしまいたいくらいの気持ちでした。
なんか冷製サンドウィッチにしても美味しそうじゃないですか?

お肉は、彩りどりの野菜ともち豚グリル。

お肉料理だけど様々な野菜が楽しめるのがいいです。

デザートのプレート。

実は結婚記念日だったのでした。
下半分に隠れていますがくまさんの絵などマダム渾身のチョコレートアートに感激です。
かぼちゃのプリンやフルーツコンポートが左側に、右のクリーム・ブリュレはなんと焼きナス!
どうしたことか、これが焼きナスなのです。
昔懐かしい、網の上でちゃんと炙ったような正統派の焼きナスの風味がしっかりと残りつつ、違和感のない完成されたブリュレに仕上がっているのです。
不思議~でも美味しい~の連続でした。


ルイボスティーと、ナッツとメレンゲのお菓子。

こちらのお店のお料理はやっぱり好きだなあと認識したので、また何かの折を見つけて行かねば。

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