観光:奈良公園付近
夫の実家の帰りに奈良ホテルに泊まることになりました。私としては、小学生頃の家族旅行、短大の友人との卒業旅行以来人生2度目の奈良ですが、断片的にしか覚えていないのでほぼ初心者です。大阪駅から大和路快速に乗り、奈良駅で降りました。JRの駅の記憶は全くありませんが、とても綺麗になっていることがわかります。
ロータリーで即座にホテルの送迎バスに乗り込みます。ホテルに到着すると玄関の風合いなど、写真で見るよりずっと木造建築の持つ迫力がありました。写真はまとめてホテルの項目にて。
早い時間に着いたため、荷物を預ける手続きをしながらもロビーの風格に圧倒されていました。スタッフの方々もとても柔らかい物腰で感じがよかったです。身軽になって荒池の間の169号線を北上し始めたところ、この可愛い標識が見えました。
昼食「天理スタミナラーメン」(奈良県奈良市)
まだこの時点で鹿を見かけていなかったのですが、こういうところにも鹿は出没するのだと驚きました。三条通で左折し、ならまちへ進みます。後から知りましたが、駐車場に降りて行くとならまちへはすぐに行けたようです。気になっていたお店などをチェックしつつ、お昼ご飯は天理スタミナラーメンにしました。このページが長くなってしまうので、詳細は天理スタミナラーメンのページにて。
大満足でお店を後にし、今度は登大路を東に進みます。興福寺界隈に差し掛かると鹿さんたちに突然わらわら遭遇します。冒頭の写真のように日陰で寛ぐ鹿さんや、鹿せんべいを持つ観光客へ群がる鹿さんなど、写真を撮っても撮ってもキリがないほど、やっぱり可愛い。
観光:奈良公園、東大寺
大満足でお店を後にし、今度は登大路を東に進みます。興福寺界隈に差し掛かると鹿さんたちに突然わらわら遭遇します。冒頭の写真のように日陰で寛ぐ鹿さんや、鹿せんべいを持つ観光客へ群がる鹿さんなど、写真を撮っても撮ってもキリがないほど、やっぱり可愛い。
くるんとした黒目に華奢な脚など可愛い要素がたくさん。目的地の東大寺へ向かう途中、あまりの暑さにソフトクリームを食しました。奈良公園バスターミナルの奈良銘品館の葛ミルクソフトです。詳細は奈良銘品館のページにて。
リフレッシュし、東大寺へ到着。大仏殿のみの拝観で800円。国宝の大仏殿が見えただけでもその大きさを感じます。
中に入り、これまた国宝の盧舎那(毘盧遮那)仏を拝みます。
迫力があります。さらにこの大仏を覆う建物の大きさ、空間もすごいなと。
あんなに屋根瓦があるのに、こんなに大空間で支えられるの凄い。しかも屋根の上にはこんなに大きな鴟尾(しび)があるのに。
ちなみに奈良ホテルの新館入り口にも自社の鴟尾が飾られていました。
廬舎那仏の向かって左の虚空蔵菩薩。
大仏殿の中にも色々と見どころがありますが、写真の掲載は割愛。柱の穴くぐりは結構な列でしたので、また今度。一周してきてのこちらからの角度
この角度が一番好みだったかもしれません。出てすぐ見上げてみたところ。
こちらは赤白構成。耐震補強をした展示もありました。
涼しいところにいる鹿さんたち。
おやつ「ほうせき箱」(奈良県奈良市)
この後は、ほうせき箱にて絶品かき氷で美味しく涼を取りました。詳しくはほうせき箱のページにて。結果的にこの時に1回目の雨をしのぐことができました。
ホテルに帰りつつ思わぬところで「奈良ホテル近道」なる看板を見かけました。従って歩いていくと、教会や駐車場のあるところの門に辿り着きました。こちらから行くと本当に近道なのかと感動しました。
ホテル「奈良ホテル」(奈良県奈良市)
クラシックホテルパスポートの旅の4軒目。かねてより宿泊してみたいと思っていましたが、明確な理由が出来たので念願叶ってのこの日となりました。
こちらは正門、翌日に撮ったものですが順序立てて並べておくことにします。敷地内の外灯も鹿さん。
正面。辰野金吾による建物に宿泊できる嬉しさで一杯です。
向かって左は新館。
正面から右にかけては本館。
玄関前。
すでにこの時点で、撮影にキリがないな…と覚悟しました。何もかも素敵すぎる。
チェックインの順番待ちは、こちらの本館ロビーの「桜の間」で座って待ちます。スタッフの方から呼ばれてカウンターに赴きます。
ここは夕方のひと時は宿泊者専用スペースとなり、フリードリンクのサービスがありました。また、アインシュタインが弾いたことで有名なアップライトピアノも展示されています。
このホテルは皇室の方をはじめ、国内外の有名な方々が宿泊されているのでそういう歴史を知るのもクラシックホテルに泊まる醍醐味でもあります。
奈良ホテル 客室
本館デラックス トラディションツイン。絶対にまずは本館に泊りたかったのです。チェックイン手続き後、スタッフの方に案内されつつ天井の高い廊下を歩き、実際に部屋に通されると感激もひとしお。心地よい空間が広がっていました。
テレビは壁掛け、その奥のドアが水回りです。
何より吸い寄せられるように窓際へ。
カーテンや窓のデザイン、赤い椅子など何もかも素敵。
ドレッサー。
袋の中はとても使いやすいドライヤーが入っていました。
私は髪が長い方でしかも量が多く乾きづらいので、こういうドライヤーが部屋に置かれていることがどれほどありがたいか…。
パークビュー、奈良公園の荒池の方を向いています。
窓を開けていると色々入ってくるらしいです。注意書きもユーモアに溢れていて流石でした。
ドレッサーの右には暖炉。
鳥居の形のデザインで飾られています。奈良ホテルは全体的にいい塩梅の和洋折衷で優雅な雰囲気を醸し出しています。
部屋の入口ドア。
部屋の照明。
ミニバー。
お水が紙パックだったのも環境に配慮されていていい感じ。その他のお茶や食器類などのデザインも素敵…。この下に空の冷蔵庫があります。
バスルーム。
バスローブの奥にバスタオルやアメニティがあります。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープのシリーズの香りがとても好きでした。
デラックスルームには基礎化粧品も備え付けられていたのもありがたい。
このお風呂もとても使い勝手がよく、すっかりリラックス出来ました。バスソルトがあったのも嬉しい。
バスマットも素敵で、ショップで売られていたので買おうか迷いましたがこの場所でこそ活きるしなあ…と思って諦めました。
パジャマの肌触りがよくて快適でした。これも販売されていました。
こちらの場所のお部屋でした。
ドアを外から見るとこんな感じ。
奈良ホテル 共用部分
メインの玄関を入って右手を向いたところ。鳥居のデザインをあしらった暖炉や吹き抜け格天井が印象的です。いくつかは夜の人気の居ない時間帯に撮りました。左奥はチェックイン手続き待ちの際に案内されたり、夕方の宿泊者専用スペースとして使われる桜の間。
メイン玄関入ってすぐ左手はフロント。
重厚な金庫や、懐かしい感じの時計など風格があります。
大階段。階段下の奥は、ティールーム兼バー。
階段はウェディングフォトなどのスポットになっていました。
階段側から玄関を振り返った所。
階段を上ると、食事の時間を知らせるために使われていた銅鑼。
階段を上り切った2階部分。ホテル全体にアート作品が飾られているのですが、ここは特に多く展示されている場所です。
上からロビーを見下ろす感じ。
擬宝珠は元々真鍮製だったらしいのですが、戦時中に供出させられたため、赤膚焼になったそうです。それで結果的に奈良ホテルにしかない擬宝珠になったようです。
和風のシャンデリア。
吹き抜けから玄関を見下ろす感じ。
部屋に続く廊下。
天井が高くて気持ちいい。
これはどこの廊下だったか…ちょっとだけ天井が低く、白い。
廊下の曲がり角、2面ガラス窓になっているところも雰囲気が良い。
消火器、消火用バケツ、つるはし。
つるはしは何のためにあるのか尋ねてみると、昔マスターキーがない頃、火事などの有事の際にドアを壊すためのものだったそうです。幸い一度も使ったことは無いとのこと。ホッとしました。
スチーム暖房。
大正時代のもので、現在は使用されていないのですが彫刻が美しい。
大階段でなくても普通の階段も素敵。
これでもだいぶ写真を端折っているのですが、何処を撮っても素敵なので割愛するのが難しいです。
奈良ホテルも歴史がわかる数々の品や、年表も掲示されていて、それらをじっくり見るだけでもかなり時間が掛かります。そして興味深いです。鉄道院をはじめ色々な母体が関わっていたり、米軍に接収されたり、このホテルもまた歴史に翻弄された歴史を持っていました。
観光:旧大乗院庭園(奈良ホテル内)
奈良ホテル宿泊者は、チケットをいただき無料で見学できます。ホテル駐車場側の裏手の門から入るので、チケットはポストに投函します。入ってちょっと驚き。控えめに言って草ぼうぼうで想像と違いました。でもこれには訳がありました。
名勝大乗院庭園文化館があり、其処の窓からみる景色は一幅の掛け軸のようでした。
文化館ではベテランのスタッフさんが歴史を語ってください、これがまた実に面白かったです。庭園は現在、昔の形の庭園に近づけて復刻した形になっているのだそう。
そしてどうやら近日中からろうそくをたくさん並べて風雅なイベントがあるらしく、明日綺麗に草刈りをするのだそう。
翌日の月曜は休園日なので、ちらっと外から見ましたが綺麗に刈られていました。
フォーマルポイントになる赤い橋は、渡っても帰ってくるだけの通路になりますが、何となく渡ってみたくなります。
この辺りで急に雨が降り出したので、正門から出ようと思っていましたが来た道を、つまり駐車場から急な階段を走ってホテルへ帰りました。この階段は枕木を使って補強しているとのこと。
ほどなく物凄い雷雨になりました。
夕食「日本料理 花菊」(奈良ホテル内)
一休みして、桜の間で温かい飲み物を頂き、館内の日本料理 花菊へ夕食へ出掛けました。その様子は別ページにて。
バータイム「ザ・バー」(奈良ホテル内)
戻ってきて、大河ドラマ『光る君へ』を見て、バーへ出掛けました。バーの様子も別ページにて。