奈良ホテルに泊まる際、ディナーをどうするかを思案しました。フレンチもいいのですが「三笠」には朝食で行くことにして、何となく奈良っぽさを味わえる日本料理にしようと思ったところ、創業115周年記念の和風サマービュッフェを開催していることがわかり、こちらのプランにしました。
17時半からのディナーの前に、17時からは宿泊者専用スペースとなる本館ロビーの「桜の間」にてちょっと温かい飲み物を頂きました。翌朝撮ったので何もありませんが、左奥の棚あたりにコーヒーマシンが置かれていました。
「奈良ホテル館内 美術品&調度品めぐり」のリーフレットをもとにあちらこちらを鑑賞しているのですが、食前の雨上がり、欄干と乃木大将お手植えの松を拝見。米軍接収時には本当に苦労があったのだなあ…。
さて、ビュッフェは90分制。夫はフリーフローを追加しました。2000円はお得だと楽しんでいました。私はビュッフェに含まれるソフトドリンクで十分。熱いほうじ茶がほっとするし、冷たい奈良月ケ瀬産水出し大和茶もすっきりしてお料理ともいい相性でした。
ビュッフェのお料理はどれも美味しかったです。大和肉鶏、大和牛など地元の食材をふんだんに使ったメニューが多数。ただ飛鳥汁は本来は私の甲殻類アレルギー的には問題ない筈ですが、こちらのは海老が使われているようで残念ながらパス。でも後でアレルギー成分表を見たら、「海老を調理した油を使用」との記載だったので、深刻でない私にはもしかしたらセーフだったのかも…。揚げ油の共用は大丈夫なので。
せっかくお料理の一覧表をいただいたので、記録にしておこう。
奈良県産大和肉鶏の味噌焼き、鯛と帆立の練り玉味噌焼き(パス)、奈良県産郷ポークの塩麹煮、海老と野菜の天婦羅(海老だけパス)、牛肉の和風煮込み、鶏肉の和風胡麻揚げ。蓮根のはさみ揚げ、チキンナゲットとポムピンポテト(何となくパス)、ご飯 奈良県産ひのひかり、味噌汁、鱧南蛮漬け、小松菜と湯葉のおひたし、揚げ茄子と隠元の生姜餡掛け、すき焼き風ごぼう煮、夏野菜のゼリー寄せ、お造り2種盛り、鰻の白焼きの押し寿司、奈良県産大和牛の冷しゃぶサラダ、冷製飛鳥汁(パス)、三輪素麵、漬物、サラダ。後ろの方はちょっと省略。
メインが選べて、私は牛肉のステーキ味噌風味。
味噌風味というのが珍しくて美味しかったです。検索したら五徳味噌というのを使っているらしい。
夫は海の幸のフィルム包みにしました。
鮑や帆立、海老などをスープ仕立てにしたもので、私は絶対に食べられない。
それだけ豪華な材料を使っていることもあり、美味しいらしいですが夫はちょっと思案した末…
ご飯と葱を足してリゾット風にしていました。でも味噌好きの夫はお肉にすればよかったとのことでした。この顛末を見ていたせいか、この間にもう一皿ビュッフェで鰻の押し寿司とか何かをいただいてきたのを撮り忘れたみたいです。残念。
奈良特産三輪素麺と天ぷら(海老は夫へ)。
どれも美味しい。そういえばサラダのドレッシングのゆずがとても美味しくて、お刺身をお代わりし、白身の方を勝手にカルパッチョ仕立てにして楽しんでおりました。マグロはお醤油の方がいいかな。
ごはんと五徳味噌を使ったお味噌汁とお漬物。
お漬物が乗ったお皿は、鰻の押し寿司が乗っていた小皿を流用しました。適切なお皿が見当たらなかったので…。
締めくくりのデザートとコーヒー。
甘夏ゼリー、わらび餅、抹茶ブラウニー、抹茶チョコケーキを選びました。
和食のビュッフェだったせいか、食べ過ぎない感じで優しい満足感でした。
夕食後の19時頃でもまだ明るい。
人々の出入りが落ち着いた時間帯でゆっくり撮れました。
レストランがある新館の入口に飾られていた鴟尾(しび)。
ぶらぶらしながら部屋へ戻りました。