2002年 イギリス篇 Penzance, The Tarbet Hotel

朝食

お天気良くて幸せ!
英国では特に晴れオンナの本領発揮です。朝ごはんは、ナッツの入った大好きなシリアル。確かネスレのだっけ?今度こそあの馬鹿でかい箱ごと購入して帰ろうと決意している次第・・・。
トーストには何塗ったか全然記録も記憶もなし。

Paddington Staition

Yunpiyoさんちからローカル線でこのターミナル駅へ。熊のパディントンの舞台となったらしい駅だとはイギリスのガイドブックを初めて開いたときからしってはいたのだけど、彼らの物語が何であるかを未だに知らない不勉強な英国好きです。でもしっかりご当地のお土産が売られているので記念に撮っておき。
昔々パディントンを使った時から古い駅舎はすっかりリニューアルされて、未来的なものにすっかり様変わりしていました。ヒースローエクスプレスが乗り入れたせいでしょうか。

昨日予約した10時33分のペンザンス行きまでにはまだ時間が30分あるので、トイレ(20P)に行ったり、お昼ご飯を買ったり。日本のJRの駅はホントにつまらない。イギリス(に限らず他のヨーロッパの国もおそらくそうなのだろうけど)は、ぼうっと座って行き交う人々を眺めていてもとても楽しい。旅行者、仕事の人などなどそれぞれのスタイルと目的を持っているのだもの。

ペンザンスへの道のり

イギリスの鉄道は、何社もあって地元の人でもどの地域に走ってるのが何処の会社かって判らなかったりするらしい。車両の質も様々です。今回のグレートウェスタン鉄道のは快適。
10番線から乗ったこの車両(鉄道も車両はcoachといいます)は2等の先頭、人も少なくゆったり。車両の真ん中には仕切りのようなものがあり、その足元にはゴミ箱があります。
右側のカードは予約席の背もたれに指してあって、自分のチケットと照合して座ります。
4人がけのシートにはテーブルがあり、今回悠々と使えてラッキー。早速日記や本などを広げて寛ぎの体制です。楽なんだけどアクシデントがありませんように・・・と願ったのもつかの間、Readingに着く前に既にノロノロ運転・・・。レディングったら直線距離にして、ロンドン~ペンザンス間の1/6しか進んでない処です。果たして「some troubleです」と列車が止まってしまいました。 あらら。レディングってまだロンドンを出て一つ目の駅なのですよ。

昼食

にわかにお腹がすいてきたので、12時少し前だったけどお昼にしました。パディントン駅で買ったUpper Crustのチーズサラダチャビアータ£2.45
ダイナミックにかじりつき、腹ごしらえです。
アッパークラストは駅のスタンドのサンドウィッチ屋さんのチェーンでこの時はその名前については特に気にも留めていませんでした。
処がヘンリー8世の豪華な食事のTV番組を見た際、「アッパークラスト」という言葉の由来を知って楽しくなりました。彼がパイ皮の上だけのカリカリの美味しい処だけを好んで食べた事から、「上流階級の」という意味を持つのだそう。
ともあれTrain Manegerのアナウンスがあり、車両を変えることなくこのまま走ることを知って一安心。

おやつ

レディングで待ち構えていた人々をどっさり乗せて出発。ホームにいる人ほどはAコーチには乗ってこないなあ? 楽しみにしていたトロリーサービス(ワゴンでの車内販売)が無かったので、自ら買出しに出掛けると、Bコーチ以降人であふれかえっていました。
紅茶£1.15とソルトビネガー味のウォーカーズのクリスプ50pを仕入れて席に戻ります。うまい~。クリスプはやあっぱりsalt&vinegarに限るよねえ。(とアイリッシュの同僚に云ったらチーズ&オニオンもいいよ!と薦められた。今度試してみよう) たいした運動もせず、折りしも50%増量中で55gのcrispsを一気に平らげてしまう・・・。ここ数年、普段はこんな事出来ないのだけど、イギリスに来たときにはこの手軽なサイズの袋のせいで食べてしまうのです。


列車は何度か減速したり、停まったりしながらも44分遅れでペンザンスへ到着。何も無ければ6時間の旅がプラス44分で、かれこれ7時間近い旅になりました。近づくにつれ、車内アナウンスでセントマイケルズマウントが見える事を知らせてくれたり、海が処々見えたりですごくワクワクしました。
ペンザンス駅は鉄道の終着駅。線路がこれ以上無いさまに、地の果てへやってきた感が高まります。

The Tarbet Hotel & Restaurant

駅すぐそばのツーリストインフォメーションで少し資料を貰い、ホテルを目指します。が、どうも違うような気がすごくする・・・。犬の散歩をしている、ジモティっぽいおじいさんを見つけて道を聞くと案の定間違っていました。とても親切な口調で一回説明してくれたのですが、「判りづらいから」と一本上の道まで一緒に歩いてくれました。とても急な坂で息が切れそう・・・でもおじいさんは軽々と微笑みながら談笑する・・・坂の多い港町なのです。
お礼を云って別れ、目指すホテルへ無事たどり着きました。
大柄の感じの良い女性(奥さん?)がチェックインの手続きを。「旅は順調でした?」「いいえ、長い長い旅でした」「ロンドンから?」「ええ、パディントンから列車で来ました。44分遅れてしまったんです」「旅はいつも苦労を伴うものですね」
グランドフロアのダブルルーム。ラブリーで家庭的なインテリアで心地よい空間でした。部屋にいるときにはこのベッドでずっとごろごろしていました。白と花柄のお部屋って一つの典型的な英国風です。

レースのカーテンの向こうはパティオ。サイトでは素敵な中庭でしたが、訪れたときには今ひとつ手入れが足りない気がしました。残念。
テーブル周りはコンパクトにいろいろな物がありました。TVの映りが悪く、ちょっと記憶が定かでないのですが、ロンドンに比べてチャンネル数が少なかった気がする・・・?
バスルームはシャワーブースのみ。鏡の枠やタオル掛けなど全てが木のぬくもりのあるものであたたかい印象です。しかしここの洗面のシンクは棚の関係から顔を洗うのが非情に難しい・・・。
お湯は豊富に使えてその点は快適です。


着替えを引き出しの中に入れたり、ぶらぶら歩き用の服に着替えたりしたら、町の散策です。
駅の近くのショッピングセンターまで商店街を通りながら、また、はたと気づきました。此処は英国だ!・・・そう、お店が閉まるのが早いのです。こんなに明るいのに・・・。前年もYorkではたと気づいていましたが、なかなか私は閉まりだす店を見ないと気づかない、学習しないオンナなのでした。大体5時くらいに商店は閉まります。

海沿いのFish&Chipsのお店Wharf HouseでCod£2.45、chips tray90Pを購入。お店の人と近くに住むらしい老人の世間話が全然聞き取れない。「ビネガーかけていいかい?」と聞かれたような気がして「お願いします」と答えると果たしてビネガーがジャブジャブ掛けられ。「包む?」と聞かれた気がして「はい」と答えたら紙でトレイごとくるくるっと包まれました。そっか、すぐ食べる人には包まなくていいからか。
遅くまで開いてる風情のスーパーを見つけ、ミネラルウォーター(2リットルで48Pって安いですよね)やらネクタリンやらマーズバー(チョコレートバー30P・・ああ箱買いしたい・・)などを買い込みホテルに戻ります。

夕食



ここのホテルの名前からしてレストランも自慢の宿で客室内での食事はお断りなのですが、こっそり。宿泊客とはいえ一人でディナーを食べる勇気が未だに無く・・・。ここは同時期に英仏と渡ったAちゃん(前年エジンバラ同行した彼女です)を見習いたい。彼女はフランスでもちゃんとレストランを予約して一人でもディナーが取れるのです。
ともあれ、私は典型的なタラのフィッシュ&チップスを。もっと揚げたての熱々だといいんだけど。みよ、この大きさ。チップスを食べながら、おやつに散々クリスプを食べていたことを思い出し、今日は芋っぽいなあと振り返りました。一応フィッシュ&チップスの包み紙などの証拠品は翌日公共のゴミ箱へ捨てました。
食後は部屋に備え付けのおやつのチョコをつまみます。此処のホスピタルトレイで感動したのは、おやつがあることとティポットがあること。

明るいのに21時ごろには眠ってしまいました・・・。