2024年箱根篇:富士屋ホテル、メインダイニングルーム・ザ・フジヤ

4月14日 / 4月14日ディナー / 4月15日

車窓から

小田急ロマンスカーに乗っていざ箱根へ。桜越しの富士山が見えてラッキーな気持ち。箱根湯本で一旦駅から出て、湯本橋の方へ一旦そぞろ歩きをしました。箱根に何回か来ていたのですが、よくテレビで出るこの通りをきちんと歩いていなかったような気もして、改めて往復してみました。

ホテル「富士屋ホテル」(神奈川県足柄下郡箱根町)

念願叶って富士屋ホテルに宿泊です。泊まれる博物館というか美術館というか。すっかり富士屋ホテルのファンになって帰宅しました。

行きは箱根登山鉄道で宮ノ下駅からてくてく歩いてきました。正面の階段を上り切る手前でホテルの方がすっと近寄ってきて荷物を持ってくださいます。この下の地下1階のメインエントランスから入ります。

回転扉を過ぎ、この階段を上り、ロビー階へ。

少しだけチェックインの15時には早いので、荷物を預けて手続きだけ行い、ホテル・ショップでの買い物や、庭の散策へ出掛けました。
ハーブガーデンはハーブのいい香りがしていました。

桜もまだ咲いていて風情がありました。

幸せになれる鐘を誰かが鳴らしていたり、水車の回る音がしたり、アップダウンがありつつも風情を楽しめるお庭でした。

季節ごとに色々な花を楽しめそう。
ホテルの守り神の古井戸。

関東大震災でホテルも被災したのですが、この井戸の水のお陰でお客さんたちへのサービスを続けることができたのだそうです。こういう横井戸形式のもの自体、珍しいとのこと。本当にいろんな歴史を刻んでいるホテルだなとこういうところからも実感します。

建物の中に戻り、引き続き散策。最初に上ってきた赤じゅうたんの階段のそばには猿や蛇の彫刻が。

フロント前の柱には尾長鶏。ヘレンケラーにゆかりがあるものだそう。

左奥がフロントですが、富士の巻狩りの様子を刻んだもの。成長著しい金剛のことを思い出します。
15時になったので、再度フロントに立ち寄り、ショップで購入したクラシックホテルパスポートを出し、しばらくマジックルームで待機をとのことでした。

以前はここがロビーだったようです。
暖炉なのにタイルで魚があしらわれているのが不思議なデザインだと思いました。

兎に角目に入るものすべての調度品や床、壁…何もかもときめきます。

ここで待ってもよかったのですが、左の方へ抜けて窓際へ行きました。
この左奥のソファに落ち着きました。

後で撮ったのですが纏めておくと、左奥の引き戸の向こう側は正面のサンルーム的な感じ。

左奥の階段部分のさらに奥はラウンジ(オーシャンビューパーラー)。

オーシャンビューとフロアガイドに書かれていましたが、昭和52年にフロントが移動するまでここがラウンジだったそようです。奥のガラスの所にも近寄ってみます。柄も可愛い。

上の欄間の彫刻も見事です。

少し後のタイミングで営業後に撮ったのですが、ラウンジオーキッド。

ここから庭を眺めながら軽食やアフタヌーンティーを楽しめます。いつかぜひ。
スタッフの方にお部屋まで案内していただきます。今回は明治24年(1891年)建築の本館を指定しての宿泊です。フロント前の階段を上ります。

実際は、案内していただいた後に改めて階段を愛でつつ写真を撮っております。こういう複雑な造りのホテルはついて行って自分の部屋を覚えることに必死になります。踊り場にて。

曲線も美しい。
上がり切ったところ。

窓際には寛ぎスペースも。

廊下。

3号室。

ツインルームを取りたかったけど空きが無かったので、ダブルルームに。和洋折衷ですっきりした印象の室内です。

ベッド部分。

入り口付近。

天井の灯りも可愛い。

ドレッサーというか箪笥というか。

引き出しには、館内着とパジャマ、不織布のエコバッグが入っていました。館内着は、ロビーやレストラン以外、つまりスパやドリンクコーナーにも着て行けます。ありがたい。

エコバッグの持ち手の所は富士山のデザインなのが心憎いです。この宿泊以降、クラシックホテルパスポート入れとして使っています。
テレビ周り。

テレビは館内の案内もあり、さらに4年前に完成した改修工事の様子の映像も見ることができ、より理解が深まりました。
備え付けのお水は瓶で詰め替え式の、ノルダックプレミアムウォーター。SDGsの取り組みの一環だそうです。

その他のドリンク類はカートリッジ式でした。でもドリンクコーナーから随時いただいてきていたので、この箱は記念撮影だけしてそっと元に戻しました。
デスク回り。

既に夫がケーブル類を出した後でしたが、こんな感じです。
間取りが変わっていて、テレビに向かって右、ドレッサーに向かって左の扉を開けると…。

バスルームです。

何となく外国っぽい。

お部屋のお風呂でも宮下温泉を楽しめます。すごいな…。
アメニティも一通りです。

歯ブラシはヘッドが小さくて毛先が細い、好きなタイプでした。また、髪が長い私にとってシャワーキャップがあるのも大変ありがたい。
窓からの眺め。

左に見えているのが西洋館、そこへ繋がっている廊下はよく歩いたな。

歩くのも楽しい。

時間帯によって表情が変わる感じも好きでした。西洋館を抜けた突き当り、花御殿とフォレスト・ウィングとの境目にギャラリーコージーという、ギャラリー兼宿泊者専用ドリンクコーナーがあります。

ここで水分補給で大変お世話になりました。
フォレスト・ウィングへ続く廊下も富士屋ホテルを知るための写真がたくさん掲示されていて興味深いです。

スパはフォレスト・ウィングの最上階にあります。このスパもとても快適で素晴らしかったです。半露天風呂で外を眺めながらぼーっとしました。鳥のさえずりも活発で、自然の中にいる感じがしました。
部屋に戻ってまずは備え付けのミネラルウォーターを。

飲みやすく美味しいお水です。氷もドリンクコーナーからもらってきます。

極楽極楽。しばしゆっくりとクールダウンしました。

夕食「メインダイニングルーム・ザ・フジヤ」

17時半からのディナーを予約しているメインダイニング・ザ・フジヤへ出掛けました。
ページが長いので分けることにしました。
詳細は夕食のページにて

夕食の後、夜の富士屋ホテル外観を鑑賞し、スパへ行って休みました。夜のスパも素敵でした。