ホテル散策
目覚めてすぐにスパへ。朝の清々しい空気の中、さらに降り注ぐように元気な鳥のさえずりを聞きながら半露天風呂ですっきりと目覚めました。冒頭の写真は、営業中には入れないリラクゼーションエリアからの眺め。今改めて見返すと、手前二つの寄棟屋根は西洋館、その奥にある入母屋のが恐らく宿泊している本館、赤いのが見えるのが食堂棟かな。
フォレスト・ウィング2階のフォレスト・ラウンジに立ち寄ります。富士屋ホテルや箱根に関する本などがたくさんあります。
ここでしか本は読めないので、中々ここでゆっくりする時間が取れなかったのは残念です。しばらく滞在するような場合はよさそう。
窓側から見たところ。
朝食は、昨夜ディナーを取ったメインダイニングもよかったのですが、折角なら和食で別の所に行くことに。
ロビー付近の階段を下りて行きます。
階段を降りたところ。右側はフェニックス・バー。
ちょっとだけ中を拝見。
こういうところでも落ち着いた夜を過ごしてみたいです。
廊下に戻ります。様々な灯りも素敵で、撮りだしたらキリがない。
振り返った階段。
食堂棟にこれで移動したことになります。バーのそばのトイレもすごく素敵でした。流石に撮っていませんが。
ショップ横のドア、回転扉から外に出ます。
朝食「旧御用邸 菊華荘」
道を隔てたところに旧御用邸 菊華荘はあります。皇室の宮ノ下御用邸として明治28年に建てられたものだそう。門からアプローチを経て、建物へ。
混雑していたので、しばらく控えの間で待っていました。私たちの前には外国の団体さんたちがいて、みなさんが案内されていき静かになった瞬間があってラッキー。
灯りはラブリーで、和洋折衷をここでも味わいます。
いよいよ私たちの番になり、廊下を案内されます。
窓際の席で落ち着いて食事ができ、ありがたい。
「お目覚めに 小田原 昇珠園 完熟十郎梅干し」
きちんと酸っぱい美味しい梅干しだったので、ご飯用にとっておくことにしました。
小鉢彩々:わらびと摘若芽浸し / 帆立貝酒蒸し 糸がき / 箱根山の湯葉寄せ / めかぶ醤油漬け 生姜 / 切干大根煮 / 赤根草胡麻和え 切胡麻
焼物:鯵の干物焼 / 朝焼き玉子 染めおろし / 山上謹製 小板蒲鉾 ふき味噌 / うぐいす豆甘煮 / 辛子明太子 / 石川県加賀蓮根金平
煮物:春野菜スープ煮 / 美味鶏オリーブ蒸し / 高野豆富土佐煮
ごはん:福島県産「天のつぶ」 / 菊華荘の糠床漬け / 磯昆布
汁:宍道湖の蜆汁 打葱 / 小田原 加藤兵太郎商店「いいち味噌」
お食後に:富士の国高原ヨーグルト 干しぶどう 雑穀シリアル
予め貝と甲殻類アレルギーはお伝えしており、お味噌汁は蜆ではなく若芽と豆腐にしていただきました。帆立貝は特に差し替えはないかな。
それにしても一つ一つの品のある美味しさ。ご飯も美味しく、お代わりしてしまいました。お店の方もお勧め上手ですし。
お代わりはごはんからお粥にも変更できるらしく、旨出汁餡がかかったお粥が運ばれてきました。私も一口いただき、これまた美味しい…。余韻に包まれました。
お客さんの波が落ち着いたタイミングで、室内を。
向こう側がお庭の正面となります。
食後はお庭に回って散策しました。
結構なアップダウンがあり、食後のいい運動になりました。
また道を渡ってホテルに戻ります。
ホテル散策
西洋館の入口。
内側から見た感じ。
こちらの建物にもすごく惹かれます。
階段とか。これは花御殿の方だったかな。
階段の裏側はチョコレートみたい。
花御殿の入口を上から。
花御殿の客室のドアも素敵なので、こちらもいつか泊まってみたい。
水泳をするのが好きな夫のためにプールへ出掛けてみましたが、何となくいいかなということでそのままミュージアムを見学しました。
富士屋ホテルの貴重な歴史を物語る品々が展示されていて、ここで過ごす時間も全然足りません。
うっとりするばかり。
ルー・ド・ラ・ぺという廊下は展示ギャラリーとなっていて、これまた見ごたえのある展示がありました。
日光金谷ホテルとのつながりや、昔のキッチンの写真や、日々のメニューを印刷するための印刷部があったことなどなど、興味深い事柄ばかりでした。この先に行くと、メインエントランスへ繋がります。
屋内プールやルー・ド・ラ・ぺと同じフロアにはブライダル関連の場所も。この階段の下は着替え室。向かって右側にはクラシック・チャペル。
ドアが開くのは11時なので、チェックアウト後に再度拝見しに行きました。
本当に気持ちの良いお天気でしたので、改めて外観も。
それぞれの彫刻も本当に見事です。
細々と見てると時間が経つのも忘れそう。
左の花御殿と右の西洋館。
チェックアウト前に、ピコットでパンを購入、その後渡邊ベーカリーでも購入しました。菊華荘前からバスに乗り、湯元橋付近のバス停で降りました。
昼食「はつ花 本店」(神奈川県足柄下郡箱根町)
せいろ蕎麦1,300円。
昨日の散策で多くのお客さんで溢れていた状況を見たため、外で1組待っている程度なら問題なさそうとすぐに並びました。朝食をしっかり食べたのでこれくらいのお昼が実にちょうどよかったです。自然薯もお蕎麦もおいしかったです。
おやつ「菊川商店」(神奈川県足柄下郡箱根町)
後は、山葵とこちらのお饅頭を買うくらいで、すぐ乗れるロマンスカーを取って帰路に着きました。この箱根まんじゅう80円もテレビで必ず見ると言っていいほどなのに、一度も食べたことなかったなと。ほんのり温かい状態で。
白あんの優しい味わいで、いくつも食べられる気がしました。もっと買って家で冷凍して置いておくのもよかったかも。
憧れの富士屋ホテルを堪能出来てありがたい1泊2日でした。