長崎市内まで
ANAのセールで一人往復2万以内で収まる感じのチケットを夫が取ってくれて、何十年ぶりかの長崎旅行となりました。しかも長崎市への自主的な観光旅行というのがほぼ初めてな気がします。ANAといいつつ滅多に乗らないソラシドエアでした。7時過ぎの便のため、4時台に起きました。頑張った…!
早朝の朝ごはんは、ローソンでパンを2点購入して、出発ロビーで。たんぱく質が摂れるサンドウィッチは強い味方です。出発ロビーからは久々のバスで駐機場まで行くパターン。ちょいとテンションが上がってささっと飛行機を撮影。浮かれています。
前回鹿児島に行く時に気になっていたソラシド ソラスープを頂きました。
しっかりしたあご出汁に柚子の後味が美味しかったです。長崎空港に着き、長崎市へ向かうバスへ乗りました。ホテルにできるだけ近いバス停で降りるため、中華街経由のルートのバスに乗りました。1時間弱で1,200円。その中華街近くで降り、とりあえず町の雰囲気を知るためにも10分程度オランダ通りを歩いてホテルへ向かいました。荷物を預け、旅行支援のクーポンを受領し、身軽になって街へ出掛けました。
大浦海岸通りから公園っぽいところを歩き、長崎県美術館の所を通り、長崎出島ワーフの辺りまでぶらぶら歩いて、右折し中島川を上っていくことにしました。
そのすぐの場所にある廃線跡。
長崎臨港線の跡だそうです。この後も江戸町通りに沿い出島はこういうところか…と軽く予習しつつ、商店街に入り、目的のお店へ向かいました。
昼食「吉宗(よっそう) 本店」(長崎県長崎市)
お昼前に着きましたが15分くらい待って「カウンターでよければ」ということで通されました。
こういう中庭を臨めたので全く問題ありません。割とすんなりお料理が運ばれてきました。
吉宗定食2,750円。
最初、御一人前にしようかと思ったのですが、定食だと卓袱料理的な所も楽しめるのでこちらにしました。茶碗蒸しも蒸寿しも美味しいのですが、角煮を食べられたのもよかったです。こってりとして見えますが、意外とあっさりしています。大満足。茶碗蒸しには海老が潜んでいましたので、夫へ。それ以外にも具がたくさんあり食べ応えがありつつ、茶わん蒸し本体が見事な滑らかさで優しいことこの上ない。疲れている時にもよさそうです。
観光
吉宗を出てすぐの商店街に誘われるように中島川と並行した道を歩き、眼鏡橋の所で中島川へ出ました。10代の頃に家族旅行で来た記憶がうっすらありました。でも今こうやって何か実感を持って眼鏡橋を味わっております。
一度豪雨で流されたショックも覚えていますが、今こうして綺麗にみられることもありがたいです。
興福寺。
うっすら来た記憶があるようなないような。
崇福寺。
こちらの門はよく覚えていました。ただ、ここまで歩いていてかなりしんどくなっていました。お天気はあまりよくないと思っていて、晴雨兼用の傘を荷物と一緒にホテルに預けていたのです。しかし曇りながらも結構日差しもあり、あまりゆっくり観光しているとまずい…と言う感じになってきました。
しかし、この位置は絶好の休憩ポイントに近かったので大変ラッキーでした。
おやつ「ツル茶ん」(長崎県長崎市)
こちらの老舗喫茶店が元祖なのだという長崎風ミルクセーキ780円。とても美味しく冷たく、この時の私に最適なおやつでした。染み渡る…。長崎は食べるミルクセーキが名物だと予習しながら初めて知りました。今日は卵の摂取量がすごいな。
1階の奥の席を案内されたのですが、どこもかしこも有名人のサインで壁が埋め尽くされていました。
そんな中、奇跡的に私の位置から細野晴臣さんのサインを見つけることができて、密かに喜んでおります。しっかりと汗も引き、クールダウンしました。助かった。ツル茶ん監修のキャラメルも購入して、お店を後にしました。
観光
再び歩き、ホテル方面に戻ります。新地中華街も確かそんな感じだったなと思いつつ、横浜中華街は本当に大きい規模なのだなと実感しました。
唐人屋敷跡の門。
この後の予定もあるので、ふむふむと写真を撮るにとどめました。
オランダ坂。
一回休んだとはいえ、急坂結構大変。でもオランダ坂の記憶は全くなかったなあ。こういう感じだったのか。
東山手洋館を拝見。
無料の所もあったり、カフェに利用されていたりと色々。
オランダ坂を最後まで降ります。
長崎孔子廟歴代博物館を見学。入場料660円。
独特のデザイン。迫力がありました。
孔子についての博物館でこの展示は撮影可でしたので、記念に。
論語はちゃんと読んだことは無いのですが、渋沢栄一を通じてほんのりとだけエッセンスに触れたことがあります。
ホテル「ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル」(長崎県長崎市)
地図で見てもなんとも観光地のそばに建っている度合いが凄いなと思い、こちらのホテルにしました。右奥のエリアは大浦天主堂やグラバー園です。そしてこの写真は四海樓の階段から撮っています。ホテルの立地は名所の地でもありました。特に「国際電信発祥の地」は翌日改めて成程と思った次第です。
部屋はスタンダードツイン。一泊朝食付き2名で2万行っていなかった気がします。
窓を背に。
手前のベッドの下にはエキストラベッドがあり、トリプルとしても使えるみたいです。
夫がチェックイン時にANAクラウングループか何かの会員になったのでその特典としてお水2本いただきました。
スリープ・アドバンテージの貸し出し品では、アロマ・ディフューザーにマンダリンのアロマを落としてもらい、スッキリとした香りを嗅ぎながらぐっすり眠ることができました。
備え付けの各種ソフトドリンクも充実でした。
デスク回り。
洗面所。
ボディローションがボトルで置かれていたのがありがたかったです。この時以外とハンドクリームが要るコンディションながら忘れてきたので、助かりました。全体的に香りもよかったです。ここまでの観光でとにかく汗だく、朝も4時台に起きていたのでひとまずシャワーを浴びてスッキリし、ごく短時間昼寝して再度観光に出掛けました。
今回の部屋はここ。
廊下がとにかく果てしなく長いです。
1階フロント前の、2階への階段もいい感じでした。
観光
ホテルのすぐ裏の大浦天主堂から観光再開です。入場料1,000円。じっくりとキリスト教迫害の歴史や信仰を続けたのちの信徒発見のことなどを改めて学びました。関係ないけどどうしても高山右近の名前を見ると生田斗真くんで脳内に蘇ります。
次にグラバー園へ。いつの間にか世界遺産 明治日本の産業革命遺産の構成要素となってたのですね。入園料620円。ここは夫がPayPayで払ってくれたのですが、その場合は半券が出ないけどいいかと聞かれました。特に問題ないと思ったのですが、もし軍艦島デジタルミュージアムへ行く予定があれば半券を貰う形で支払った方がよいです。割引になるからです。その時どんなメリットが半券にあるのか分からなかったので情報収集不足でした。
さて、グラバー園も一度は来たことがあるとは思うのですが何一つ覚えていませんでした。まずはエスカレーターで延々と一番高い場所へ行きます。
そこから園内を回遊するように移築された様々な洋館を見て回ります。いずれも見ごたえのある建物ばかりです。残念ながら旧オルト住宅は改装工事中でしたので、またいずれ来ることがあれば観に行きたいです。
グラバー邸。
スコーンとともにセッティングされたテーブルも素敵。
ハートのストーンのことをすっかり忘れていて、最後の1つだけ見つけました。
まあ今更叶えたい恋も特にないので縁起物として拝見しました。
最後に長崎伝統芸能館で長崎くんちの色々を鑑賞。お祭りもいつか観てみたいなあ。
夕食「四海樓」(長崎県長崎市)
ちゃんぽん発祥のお店で夕食にしました。といってもこの階段を上るわけではありません。5階のレストランへは裏手にあるエレベーターで行けます。団体さんがいたため若干混んでいました。でもそんなにお腹が空いている訳ではなかったため、折角なら窓際の席が空いたら案内してもらうことにして、のんびり待っていました。都合30分程度で窓際の席へ案内していただきました。
ちゃんぽん1,210円。
スープがとにかく美味しい。
炒麺(細めんの皿うどん)1,210円。
こちらも餡が思ったよりあっさりしていてとても食べやすかったです。いずれも海老は夫へ。彼はビールとともに楽しんでいました。
これまでのちゃんぽんに比べてしょっぱくないというか、出汁が効いてる感があり、元祖はこういう味だったのかと改めて知りました。
取り皿も可愛かったのでアップ。
暮れなずむ長崎港越しの稲佐山もまたよき。
食後は2階のちゃんぽんミュージアムを見学してホテルへ戻りました。
おやつ「Pavé(パヴェ)」(ホテル内)
意外とちゃんぽんなどがあっさりしていたので、おやつも食べられそう…という気持ちになりましたが、夜にそういうおやつを買えそうなお店が見当たらない。しかしホテル内のレストランでケーキを売っていたなと思い出し。購入して部屋に戻りました。私は手前のオレンジのケーキ、夫は奥の苔を模したような和風のケーキ苔抹茶でした。彼杵抹茶が使われているそうです。
備え付けの豊富なソフトドリンクからコーヒーを淹れて、食後のおやつとして暫し寛ぎました。
観光
暫し寛いだというのは、この後もまた観光に出掛けるからなのでした。稲佐山の夜景を観に行くつもりが、ロープウェイは定期点検のため運休。そこで見つけたのが稲佐山展望台「夜景見学ツアー」。長崎遊覧バスという会社が主催で、1人2,000円で市内の指定ホテルまで迎えに来てくれ、展望台までを往復してくれるものです。第2便の当ホテル20:44発のを予約して参加しました。ただそれだけだと思っていたら、大変明るく流ちょうな説明をしてくださるガイドさんが添乗していて、市内のあちこちの観光ガイドを伝えていただきました。旅の気分も盛り上がるし、色々なことを教えていただけてとても楽しくてよかったです。あと、バスの運転手さんの技術も恐ろしく素晴らしかったです。
ちょっと靄が掛かっていましたが、それでも十分。ハートの灯りも見えました。長崎市はハート好きなのでしょうか。かわいらしいお土地柄だなあ。
マンガはよく存じ上げないのですが、こうした地元ゆかりのマンホールがあるのはつい撮ってしまいます。
22時半過ぎにホテルに戻り、ヘロヘロになりながら入浴などを済ませ、倒れこむように就寝しました。早朝からよく観光したなあ。