2015年 静岡篇:浜松餃子、むつぎく、天竜浜名湖鉄道、東急ハーヴェストクラブ浜名湖、加茂

昼食「むつぎく」(静岡県浜松市)


浜松界隈で食べたいものがいくつかあったので、泊まりがけで一気にあれこれ食べてしまおうと云う1泊2日旅。

まずはJR浜松駅近くのこちらで浜松餃子を食べますよ。
行列は覚悟の上で並びましたが、お店の方のオペレーションが大変テキパキとしていて40分ほどで無事ランチとあいなりました。
食べ過ぎ傾向になるので、食べたいものだけをオーダー。
餃子は特大20個1,200円をシェア。
何個食べるとちょうどよいのかと見当がつかなかったのですが、キャベツがメインのあっさりした軽い味わいで、もっと食べられたかもと思うほど。
あんもとても滑らかで、優しい美味しさ。

また、このように円形にフライパンで焼いたのをそのままお皿にひっくり返したのが花が咲いたようで美しいです。
真ん中のもやしの下にも餃子がありました。

夫はホルモン焼きとかも合わせてビールを飲み、私はごはんなどで勝手に餃子定食として。
セットだとラーメンがデフォルトになりますし、円形に盛られないので、単品でのオーダーとした次第です。

肉汁たっぷりの餃子もいいですし、このようなキャベツをたくさん包んだ餃子もいいですね。
また食べる機会を作れるといいな。


JR浜松駅から東海道線で新所原駅まで行き、天竜浜名湖鉄道に乗り換えます。
いつも東海道新幹線を利用する際、起きていれば浜名湖は眺めたくなる風景です。
でもぴゅーっと走り抜けるので、広いといえども時間は短い。
今回は在来線に乗り換えたのでじっくり眺めることができて嬉しかったです。見える分だけ「今度はあっちの橋の方に行ってみたいよね」と次の欲も出てきます。

新所原に着いてみると、天浜線の本数は1時間に1本程度のため次の発車までには30分以上の時間が開きがありました。
そこで、少しその辺をブラブラしたり、最後はホームでボーっとしたり。
駅に鰻屋さんがあり、常にいい香りに包まれています。
幸せな駅だなあ。

1両編成の穏やかな鉄道ですが、元々は東海道本線が攻撃されて不通になった時の備えのバイパスとして軍事上の目的で作られたという歴史があるらしいです。

しかし今こうして三ヶ日みかんがたわわに実った風景を眺めながら、休日を楽しみに行く目的で乗ることができてよかったなあ。
東都筑駅で降りて、散歩がてらブラブラと15分程度歩いてホテルへ向かいました。

ホテル「東急ハーヴェストクラブ浜名湖」(静岡県浜松市)


予約する際に禁煙室をお願いした処、ないとのことで、消臭対応しますというご回答でした。
空気清浄機が備えられていましたがやはり長年染み付いたタバコの臭いは取れないものですね…。
しかしずっと空気清浄機をかけているとだいぶ和らいできて、過ごせなくはない処まではきたと思いました。

デスク周り。

入り口の方。

部屋からドアに向かって右手に、水回り。

大浴場に行ったため、バスルームはほぼ使わず。
アメニティはサッパリとした感じ。

備え付けのお茶とお茶菓子。

流石、静岡だなあと感動しました。
よくあるティーバッグではなく、茶葉で入れる日本茶なのです。
おいしかったなあ。はるばるとやってきた感がありますので、余計にこの一杯が染み渡りました。

一息ついたところで、ホテル内外を散策。
浜名湖のほとりに出たり、懐かしい感じのゲームコーナーでちょっと遊んだり。

売店で地元っぽいのをあれこれ見て、三ヶ日みかんのジュースとアイスクリームを買ってみました。

特にジュースの方がみかんの味がしっかりと出ていました。

夕食「炭焼きうなぎ 加茂」(静岡県浜松市)


日曜の夜にも営業をしているこちらのお店は、ホテルから恐らく最も近いので便利なのですが事前予約を受けない大人気店。
そこで実は東都筑駅についてすぐ、お店に直接寄って名前と連絡先を伝えに行きました。
その時16時頃だったかと思いますが、案内された時刻は19時15分からならとのこと。
夕食の時間としてちょうどいいし、ホテルに一旦チェックインして寛ぎたいし、私たちには好都合でした。

で、19時頃タクシーでお店へ。
タクシーの運転手さんも「人気のお店ですよねえ」とおっしゃっていました。
駐車場に車を止めてもらいお支払いしていると、「営業終わり」(正式な表現を忘れましたが)の札が掛かっていて、運転手さんが「あれ、もうやってませんよ、大丈夫ですか」と心配してくださいました。
そうか、もう当日の順番待ちは既に終わってしまっているのですね。凄いなあ。

お座敷にゆったりとした卓があり、ゆうゆうと2人で使わせて貰いました。
メニューは2人共うな重(上)3,200円にしました。お吸物と香物が付いています。
特上は1尾半だそうで、であれば1尾で十分なので、上。

こちらのお店では関西風の蒸さずに直焼きという手法です。
こんなに香ばしいうなぎの蒲焼きを食べたことがないです。
皮がパリッと、いやカリッとするくらい。
身はふっくら。
ごはんそのものも美味しく、食べているのが快感になるようなうな重でした。
その後数日間、夫と2人で「あれはおいしかったねえ」と言い合っておりました。

接客もとても丁寧で居心地もよく、ここまでの道程はとても長いものですが、またいつかお邪魔する機会があるといいなあと思っています。

蒲焼きって、よく考えたら東京風の蒸したものの方に親しんでいたので、関西風って食べたことは無かったのかもしれません。
福岡に居た頃はそんなに食べていませんでしたが、うなぎといえば柳川に行った時のせいろ蒸しが昼食と決まっていました。
でももう何十年も前でだいぶ忘れてしまっていて、東京の蒲焼きですっかり舌の記憶が上書きされています。

今の時点では、関西風の蒲焼きが好みだと思っております。
といいつつ、柳川のも懐かしくてまた食べられるといいなあ。

おやつ


うな重は相当にボリュームが有り、私のおやつではなく夫のおやつです。
国盛みかんのお酒はかなりのみかんらしさがあっておいしかったそうです。

ポテトチップスは、実直そうな感じに惹かれて購入。
夫もこの場では流石に全部は食べずに、そーっと自宅に持ち帰り、私も食べることができましたよ。
浜松界隈で栽培される三方原(みかたはら)男爵芋を揚げ、浜名湖産海苔、駿河湾の海洋深層水の塩のみを使ったシンプルなポテトチップス、普段さほどポテトチップスを好まない私も手がついつい次から次へと伸びました。

さて、やはり三ヶ日にいるんだったら、三ヶ日みかんが何よりのデザートでは。

ホテルに戻ってすぐや、お風呂あがりにもいただきましたよ。
普段は夜に果物は食べないのですが、旅行中は別ルールです。