東京でやってみたいことの一つとしてずーっと心にあったことを今年は実行してみました。
新年の皇居での一般参賀です。
来年の春で退位されるので、多分来年の人出はものすごいし再来年もそうだと思われ、ならまだ今年の方がいいのでは…なんて言う算段でしたが、結果的に平成最多の12万人だったそうです。開門前には2万人が並び、開門が15分早められたとのこと…。頑張りました。それもこれも身体が動くうち。ご高齢の方もたくさん居て、きっと大変なんだと思います。
私たちは8時半頃に東京駅に着き、大勢の人に揉まれながら二重橋前あたりで待機列にまず並びます。手荷物検査とボディチェックが入念に行われます。ペットボトルのお茶はその場で飲んで見せなくてはなりません。その後、指示された番号の列へ並びます。この時点で9時半くらいだったかなあ。
夫はすでに帰りたそう…。私はものすごく興味を持ってきているので、こんなことなら一人で来ても良かったとも少し後悔しました。だってこんなチャンス滅多にないことだと思うんですけどねえ。
開門となりようやく私たちの列も動き出します。
いつもは閉ざされた正門をくぐります。いつも見てるだけの二重橋を渡り、西の丸玄関門へ。
その手前の伏見櫓と素敵なデザインの街灯。
いざ、皇居宮殿長和殿前広場へ。
すごい、テレビでいつも見る場所です。すでにあんなにたくさんの人々が入場したと思ったのに、手前にまだまだ余地があるんですねえ。とはいえもう少し近くに行きたいので歩いていきますが、やはりアリーナ正面がぎっしりと埋め尽くされていたので、やや手前の方にてひっそりと待機し、やがてお出ましに。
おお…雰囲気だけでも味わおう。双眼鏡持ってきても良かったなあ。天皇のご挨拶をこの場で聞けたのも良い経験になりました。
それにしてもマナーの悪い人はどこにでもいるもので、激しく押しのけて進むオバサンの一団に突き飛ばされたり、夫の後ろでオジサン同士のけんかが始まり、たちまち警官に囲まれている現場を目の当たりにしたり、若干阿鼻叫喚の様相を呈しておりました。
驚いたのは、完全入替え制ではないので人の流れが激しく悪いということ。帰る人もあればより良い位置を目指してアリーナ最善を目指す人もいて、かなり混とんとした状況へ巻き込まれていきました。私たちは下手に前の方に居たために、中央部分を横切れず、これでは全く帰れないことに気づき、近くにいた同士の方々と列を作り、「申し訳ありません、帰ります」と後ろの方へ恐る恐る進んでいき、事なきを得ました。ありがたい。いい人も勿論いました。
個人的には完全入替え制にして、たくさんの人がお目にかかれる機会を増やした方がよいのではないかなあと思ったのですが、どうなんでしょうねえ。
人混みから遠ざかり、丸の内のビル群を遠くに。
宮内庁って宮殿のすぐそばにあるんですねえ。
地図で見たらそばどころか廊下が繋がっているのですね。
道なりに進むと、乾通りでした。ここがあの紅葉や桜の時期に一般公開することもある場所かあ。
蓮池濠越しに富士見多門櫓をこっちから眺める。滅多にないことです。そして江戸城なんだなあとしみじみ感じます。なんだか面白い。
退出は乾門から。
ちょうど出たところで、車が入るとかでいったん人がせき止められたのでその隙に撮りました。
いやあ、実に興味深かったです。大変でしたが楽しかったです。足はクタクタに疲れたので、正月2日でも開いていたコーヒーチェーンのカフェ・ベローチェへ。正月三が日は昔みたいにいろんな所がお休みしても全然構わないと思っている派ですが、この時ばかりは大変ありがたい気持ちでドアをくぐりましたよ…。あたたかい…座れる…そして美味しい。
夫と知り合ってから、ベローチェのココアフロート310円を知り、疲れた時の我が家の定番となっています。
ココアで疲れもとりつつ、ソフトクリームで癒されるなんて他のカフェにない素晴らしいメニューです。
この日は8Km1万歩程度の記録でしたが、立ち止まっている時間がかなり長く、数字以上の疲れが翌日にでていました。
次の時代にまた来る日が訪れるのでしょうか…?!それは私の気力と体力次第。