東京:渋谷「漢方カフェ」


嵐の大野智くんの個展「FREESTYLE」を満喫した後は、
日本ベジタブル&フルーツマイスター協会主催の、
野菜ソムリエ有資格者対象の講座に出席してきました。

開始までに時間が少しあったので、東急東横店10Fにある
漢方ブティックニホンドウに併設されたこちらのカフェで、休憩を。

以前、品川の薬膳料理レストラン薬膳料理 10-ZENに
軽いランチをしに行ったことがありますが、
こちらは漢方ドリンク中心の、カフェです。(禁煙)

悩んだ挙句、玄米コーヒー420円とキャロブと柚子のクッキー105円を
選んでみました。
キャロブって何だろう?と初めて見た名前に興味が湧き、
スタッフの方に質問した処、キャロブと云う豆の一種で、
ココアのような色を出す役割をしていて
カルシウムとか鉄分とか食物繊維が豊富で女性には特にお勧めの
食材ですよとのこと。
頼んでみたくなりますよね。

確かに色はココアっぽい、味や香りは違うかな。
でもアレルギーがあるのだが、ココアっぽい雰囲気のものを食べたい、
と云う要求にも応えられるのですね。
勉強になりました。

玄米コーヒーは、玄米の香ばしさが残りつつ、コーヒー風味を楽しめて
なかなか面白いです。
折角なので蜂蜜も入れてみた処、これはこれで美味しいと思いました。
デザート感覚の飲料になりました。

さて、本題の講座は、キャンセル待ちが出るほどの大盛況。

ベジフル協会での授業も持ち、自ら有機栽培で野菜を育てる農家さん、
また食品のコンサルタント会社でも働くという藤井先生は、
なんと、つるっつるに見事に頭髪を剃ってらっしゃるので、インパクト大!
これは食品工場などに伺った際に、自分の頭髪を落として異物混入、
なんてリスクを回避するためなのだそうです。
その内、眉まで剃りかねません。

内容はみっちりと濃く、2時間では恐らく聞き足りない位です。
家庭、料理教室主催、または飲食店勤務の方々が、食品事故を防ぐための
キッチン周りの話が中心でした。
食品にはどんなリスクが潜むか、家庭での食品事故の事例、
食中毒原因の微生物、キッチンの管理技術など、これだけでもみっちり。

印象的だったのは、HACCPの考え方を家庭でも実践して、
食品事故のリスクを回避しましょうということ。

食品や食事に潜むリスクには、ウィルスや病原性微生物、アレルギーなど
化学的リスクは、食品添加物や残留農薬や油脂酸化物など、
そして物理的リスクには、毛髪や繊維、金属片、殻などなど。
それらは、どんなところに起因しているものなのか、その対処法を検討する
そんな分析を自分でも近い内に実践してみたいと思ってます。

残留農薬に敏感になるのも大事だけど、もっと怖いのは、
病原性微生物などによる食中毒などだそうです。
表面化していないだけで、相当な数の事故が起きているのです。

ひー。
手洗いをもっと徹底しますし、消毒もよりするようにしますし、
冷蔵庫、明日きちんと掃除しよう。
何故ならカビは、調査の結果、100%存在するようです。

あと、まだこれは自分の中で消化できていない事柄ですが、
有機栽培の野菜は、農薬が全くかかってないということはありえないそうです。
近隣の畑で散布していたら、数キロは風に乗ってやってきて付着するそう。

野菜ソムリエ暮らしで詳しくレポートしています。