2025年群馬篇:水上高原ホテル200、みなかみ駅周辺、土合駅

5月10日 / 5月11日  / 5月12日

散策

チェックイン時に貰ったホテルの案内チラシに、散策のコースがあるらしいとのことで朝食前に行ってみようと思ってフロントに尋ねました。すると今年は雪がまだ解けていないため、コース開きをしていないとのこと。よく考えたら昨日から白い部分をしばしば目にしていたのですが、5月半ばなのでまさか雪とは思わず何か白いものを撒いているのかと勝手に思い込んでいました。そうか、雪か!

そもそもいつもNHKの天気予報を見ているのですが、みなかみの地点も天気が示されるので、どんなところだろうと思っていました。こんなに気温が違うのだなあと実感しました。

通常の散策コースではなくゴルフ場の方を歩いていいとのことで、暫く外の冷涼な空気を楽しみました。

足つぼロードは5くらいまでならなんとか。
セグロセキレイさんもいました。

ホテルの最上階にはライブラリーがありました。

いつ行っても誰もおらず静かでした。
この後、露天風呂でしっかり温まってきました。

朝食「白樺ダイニング」(ホテル内)

和食で組み立てようとおかずを盛りつけていたのに、おからカレーを見てしまったため、「食べてみたい」という気持ちが抑えられず、こうなってしまいました。タンパク質!という感じのカレーになりました。おから感はさほどなく食べやすかったです。最初からカレーで組み立ててトッピングすればよかったかも。
デザートの部。

真ん中のプラカップのはこの段階で気づいたフルーツビネガー。お目覚めの一杯的な感じですが、この段階で飲んでもさっぱりしてよかったです。右上のお皿でパイナップルに隠れているのは、確かぶどう風味のこんにゃく。フルーティーなこんにゃくは初めてでした。右下は、群馬の郷土料理の「あまねじ」。甘いあずきの汁に、小麦粉をねじって入れたから、なのでしょうか。あずき好きに朝から嬉しかったです。

レストランの外にテイクアウト用のコーヒーがあるので、一杯いただいて部屋に戻りました。

観光「土合駅」

予約していたシャトルバス10時35分の便で水上駅へ。上越線はあまり本数が無く、予定していた11時39分発は臨時便だったことを駅の時刻表で知りました。しばし水上駅で待って、土合駅へ辿り着きました。
映画『クライマーズ・ハイ』の冒頭で印象にとても残っていて、いつか行ってみたいとずっと思っていました。今回の宿泊先が水上ということで、ぜひその「日本一のモグラ駅」を体感したいということでやってきました。

深いところにあるトンネルの中に下り線のホーム。

まずは階段を見上げます。ここで写真撮影する人が多く、お互いに邪魔にならないように撮っていました。とはいえ、そんなにお客さんは多くなかったのですが。

ゴールがほぼ見えません。これがあの階段…!と心の中で感動しました。ひとしきり撮影会が終わったら、三々五々登っていきます。
50段ごとに記載があり、励みにもなりますし達成感もあります。

叔母もこの階段を上るかどうか前夜まで悩んでいましたが、ゆっくり休み休み上ることにして歩きました。ありがとう…!
無事上り、見下ろすとこんな感じ。

登り切った先にある通路。

その先にあったものは。

まだ先があったのですね。私は462段だと思っていたのですが、叔母は480段以上あると言っていた意味が分かりました。
更に通路があり、その階段が見えます。

上った先の通路。

窓の外の緑がより明るく見えるようになりました。
そして駅舎のなかへようやくたどり着きました。

乗降客数の減少に伴い、土合駅は無人となっています。切符売り場のカウンター。

その奥の事務室はカフェになっています。

今度来るときはコーヒーでも飲みたいな。
外に出て、土合駅の外観。

あー、これこれ、この外観ですよ。また映画『クライマーズ・ハイ』を思い出しつつ。
向かって左手にあるのが、先ほど通ってきた通路。

途中の24段の一部がこの段差の所にあります。
味のある看板。

土合駅は無人である上にSuicaも使えません。水上駅ではまずSuicaで不通に土合駅行きの切符を買います。それを土合駅でこちらの使用済み切符回収箱に入れます。

土合駅では乗車駅証明書発行機を発券し、次の降車駅で精算します。

叔母は精算時に、この証明書を持ち帰りたいと伝えてその処置をしてもらっていました。
上りのホームの先の方に、小さな滝が見えました。

帰りは叔母が一番楽しみにしていた、ループ線(湯檜曽ループ線)を通ります。

ただ、トンネルは中に入ってしまえば周りが見えないのでループしているかどうかはGが掛かっているくらいしか実感できないのでは…と思っていました。すると乗り合わせた紳士がよく写真をこの界隈に撮りに来る達人で、スマホのコンパスを見ているとぐるっと回るから実感できると教えてくださいました。
成程…!確かに見ていたら、ぐぐっと回っていくのが分かりました。面白いなあ。ありがとうございました。

水上駅に戻ってきました。

レトロな看板など。

昼食「くぼ田」(群馬県利根郡みなかみ町)

お昼は駅前のお蕎麦屋さんにしました。そもそもこの界隈でお店は少ないです。私は谷川岳の雪見そば(山菜+とろろ)1,050円にしました。お蕎麦はつなぎにみなかみ産の米粉を使っており、独特のもちもちした食感で面白かったです。蕎麦粉も水上産なので地産地消お蕎麦です。
叔母は、煮舞茸のつけそば(もり+煮舞茸)。

舞茸を煮るという発想が無かったので、発見でした。こちらも美味しかったです。

観光「水上駅界隈」

お迎えのシャトルバスには十分時間があったので、駅の近くにある準鉄道記念物D51745蒸気機関車などの展示を見学しました。そういえば昨日、水上高原駅からバスで向かっている時に、水上駅に近づくにつれ所謂撮り鉄の人々がたくさんいたのでなんだろうと思っていました。すると汽笛が聞こえて、水上駅に蒸気機関車が止まっていて、これかー!と納得しました。慌ててスマホを出しましたが完全に間に合いませんでした。
叔母はリアルで蒸気機関車に乗っていた世代なので、ちょっとクールな感じでした。リアルにはかないません。

ホテルに戻り、また露天風呂で歩き疲れを癒しました。

夕食「白樺ダイニング」(ホテル内)

昨日と同じくビュッフェで過ごします。ラインナップは少し異なるものがあったりもしました。天ぷらはフキノトウがあったのが嬉しかったです。
デザートの部。昨日食べて美味しかったヨーグルトのはリピート。気になっていたソフトクリームにも挑戦しました。

惜しい…!絞り出すのは緊張します。マンゴーとチョコレートケーキと一緒にパフェ仕立てにしました。メープル風味のミックス、美味しかったです。明日も食べよう。

食休み後、屋内の方の大浴場へ行きました。遅い時間のフロント周り。

日曜の夜はお客さんが少ないかなと思いきや、遠方からの団体客があって館内はどこも賑やかでした。流石に夜は静かな空気が流れていました。