2023年鹿児島篇:デーリィ牛乳、フルーツ&ジェラートさくらじま、カゴシマシティビュー、ぢゃんぼ餅 平田屋、仙巌園、城山ホテル 鹿児島

朝食「フルーツ&ジェラートさくらじま」(鹿児島県鹿児島市)

何となく朝食無しプランで予約していたのですが、よかったかもしれません。朝起きてもあまり食欲が無く、私はだらだら部屋で寝ることにしました。夫は昨夜行くはずだった近くの温泉の銭湯へ出掛けて行きました。その帰りにコーヒーのテイクアウトと、こちらのデーリィ牛乳を買ってきてくれて、カフェオレにして飲みました。

昨日からコンピ二チェックで、そういえば福岡に居た頃からデーリィ牛乳のスコールやヨーグルッペには親しみを持って飲んでいたなと思い出しました。夫の出掛けた銭湯もとてもよかったようです。

人心地ついて身支度とチェックアウト。荷物は宿泊者専用のセルフの荷物預け場所へ置き、朝ごはんとしてこちらのフルーツパーラーを目指しました。開店早々に入店、先にオーダーとお会計を済ませて席に着き待ちます。

季節のフルーツパフェ1,100円です。フルーツが溢れそうな感じ。中にはジェラートも詰まっています。私は最近生のバナナもいがいがを感じるようになったので、アレルギー対応していただきバナナジェラートをバニラに変えていただきました。バナナ部分はパイナップルなどに。

今の時期は柑橘が多めになっているとかで、サワーポメロやたんかん、デコポンとその枝替わりのものなどが盛り込まれていました。どれもそれぞれの味わいがあって美味しい。ジェラートも素晴らしいです。メロンはやっぱりイガイガするのでこちらは夫へ。

このパフェを1杯食べて清々しい体になれた気がします。生き返りました。

たんかんは明日買いに来ることにしよう。

観光「カゴシマシティービュー、尚古集成館」

仙巌園に行くのに少し迷いましたが、鹿児島中央駅前でちょうどバスが来たのでシティービューに飛び乗りました。結果これがよかったです。その名の通り、数々の名所などで運転手さんがガイドしてくれるので必聴です。説明を聞いて気づいたのですが、街中そこかしこに鹿児島ゆかりの偉人の像がたっているのです。西洋っぽいなあと思いました。
街中の繁華街を通り、城山を上り、今泉島津家本邸跡などの前を通り、約50分ほどで仙厳園に着きました。

こちらは尚古集成館、ただいま耐震・リニューアル工事で閉館しているので外観のみ拝見しました。残念。

こちらの別館は年中無休だそうですが、いずれ本館と合わせて伺うことにしました。

駐車場を挟んで、登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベしたスターバックス。

こちらにも惹かれましたが、目的があるので急ぎます。このそばの旧鹿児島紡績所(技師館)をチェックし忘れました。またいずれ。

おやつ「ぢゃんぼ餅 平田屋」(鹿児島県鹿児島市)

ぢゃんぼ餅10本600円。2人でシェアが可能です。どれくらいのボリュームか分からなかったので1皿の注文でしたが、結果的に1人1皿でも十分に食べられると思いました。竹の棒が2本刺さった餅は軽やかでつるんとしていてとても美味しかったです。たれも独特の甘さと塩気があり、大好きな味でした。

後で『篤姫』の再放送を観ていたら、於一に縁談が持ち上がっていると聞かされた尚五郎さんが食べていた餅は、まさにちゃんぼ餅だったみたいで嬉しくなりました。

観光「仙巌園」(鹿児島県鹿児島市)

庭園 尚古集成館 御殿で1,500円のところ、公式サイトで事前にチケットを購入すると100円引きとなります。尚古集成館が見れなくても金額の変更はないようです。中は本当に広いので、ある程度回る処を絞る必要がありました。歩きたい私たちは、眺めがいい小高い展望台の方に上っていくことに決めました。鶴嶺神社は申し訳ないのですが今度にして、まずは反射炉から見学しました。

道中、濾過池や…

迫ン太郎も見学しました。

手前の器には米を入れ、上部の水が溜まったところで杵の役割の角材でこんとその米を搗くシステムです。しばらく待ってそこまで見てから次に進みました。

巨大な岩。

そのふもとに六地蔵があります。その先から本格的な遊歩道でのハイキング的なコースになります。

杖が用意されているのでお借りして登り始めました。
観水舎碑文を通り…。

観水舎跡の展望場所。

ベンチに立てかけているのが私を助けてくれている杖です。ここへ来る人は他におらず、別の桜島を楽しめます。
更に上り、集仙台。

開けた景色を堪能できました。ここからも遠く開聞岳を臨めます。結構しんどい局面もありましたが、ここまで来れて達成感が一杯です。戻る時に初めて1組のグループとすれ違うくらいで、私たちのタイミングではほぼ誰もいなくて散策しやすかったです。
さて、島津家別邸の御殿。

見どころがこちらの館にもたくさんありました。

桜島が描かれた掛け軸、実際に篤姫がお輿入れの時に持参したもののレプリカです。二度と薩摩に戻ることは無かった彼女はこの掛け軸を眺めて故郷を思っていたのかなと思うとなんだか切ないです。
中庭も落ち着いた風情でした。

何故か私が写真を撮ると鯉がいなくなるのが不思議…。
迎賓館としての役割もあったので、このような和室に洋のテーブルセッティングがあるのも素敵でした。謁見の間。

テーブルはこんな感じ。

緊張しそうだけどこういうところで食事ができたら素敵だろうなあ。
順路を辿る際、何度か中庭にも面したところを歩くのですが、やっと鯉がいるタイミングで撮影できました。

釘隠は、桜島大根やコウモリなど様々なデザインのものが見られます。レアなものはなかなか見つけられなかったのですが、スタッフの方に尋ねて全部確認することができましたが、一部だけを。

右端の上下2枚は同じものですが、角度違いで。小さくしてしまったので分かりづらいですが、実際に見ると複雑な構造で面白かったです。
寝室のそばにお風呂やお手洗いがありました。

お手洗いの手洗い場。洗面器にも島津家の家紋が入っていました。
錫門の赤が鮮やか。

屋根は錫で拭いているそうです。パンフレットによると、江戸時代は藩主とその嫡男しか通れないとのことですが、今の世は誰でも通れます。
灯篭が大きくてびっくり。

比較するものを一緒に撮るべきだったかな。
高枡。

湧水をここに集めて園内の池へ調節しながら排水しているのだそう。サイフォンの原理だというのでこれまた驚きです。
何気なく撮ったというか、その雰囲気に惹かれた階段でしたが、『篤姫』でもロケ地として使われていました。そのシーンを見てまた嬉しくなりました。

このタイミングでは曲水の宴のため通行できませんでした。そこでこちらの水道橋の方に迂回していきました。

すると曲水の庭を見下ろす場所に辿り着きました。

わー、もう少し余裕があれば見学したかったな。

お土産屋さんを覗いて色々お菓子などを購入しました。ここでしか買えない紅茶なども買えたのでよかったです。そしてすっかりお腹が空いたので、仙巌園内の両棒餅屋でもぢゃんぼ餅を食べることにしました。

ここではしょうゆ、みそ、きなこの3種類を一皿に持ったスタイルで提供されます。1皿450円。ここのたれも先ほどのお店とはちょっと違う風味だし、みそは夫の好みだし、きなこは勿論私が大好きだし、いつでも気軽に食べたいおやつです。

この後は再びカゴシマシティビューのバスに乗って中心部へ戻りました。途中、山形屋の写真を撮ることができたのもラッキー。鹿児島中央駅前にあったモニュメント。鎖国時代の留学生たちだそうです。

幕末から明治にかけてのパワーがある街だったのだなあと思いを馳せました。JR九州ホテルに預けた荷物を引き取り、鹿児島駅中央駅前からシャトルバスでホテルへ向かいました。

ホテル「城山ホテル 鹿児島」(鹿児島県鹿児島市)

やっと憧れの城山ホテルに宿泊です。連泊したかったのですが、昨夜は満室でした。昨日それは花火のためだと納得しました。オーシャン桜島ビューツイン【27平米】を取りました。絶対桜島ビューでないとよそから来た意味がありません。

折り重なる雲で表現したオリジナルのカーペットなのだそうです。

窓からは桜島と錦江湾が見えます。

ミニバーとかデスク回りとか。
更にミニバーはこんな感じ。

有難い感じに豊富な食器とソフトドリンクなど。
デスクの上にはハンドジェルや折り鶴など。

スリッパは、室内用のとお風呂に行けるものと。

バスルーム。

大浴場に行ったのでここでお風呂に入ることはありませんでした。アメニティは最小限かつ、ムギの廃棄される部分やサトウキビ由来のバイオマス素材などを使用していて環境に配慮したものが用意されています。そして使用したものはお持ち帰りして長くお使いくださいとも添えられていました。

シャワーキャップは大浴場でいただくことができました。ロングヘアなので必需品であります。

お部屋はここ。横に長い大型ホテルで、移動するだけでも歩数を稼ぐことができました。エレベーターも使い分ける必要があります。

落ち着いた感じの廊下。

まずはお風呂を目指しました。内風呂は源泉が噴出していていい感じの熱さでした。露天風呂は錦江湾越しの桜島を堪能できます。とても居心地のよいお風呂でした。また、常にスタッフの方がお掃除をしていて、清潔に保たれていてそこも居心地の良さに繋がっているかもしれません。タオルもお風呂に備えられているので楽です。お水は地下水だそうでこれがまた美味しいかったです。

館内を少し歩いて探検。噴水越しの桜島もいい感じでした。

デーリィサワーのぶどう。このパッケージもとても懐かしく、風呂上がりの一杯に最適でした。

夕食:ホテル内のもので色々テイクアウト

夜はふもとに降りて夕食を食べに行行くはずが、部屋から桜島を眺めているとここでご飯を食べたくなりました。そこでホテル内のさつま揚げのお店やMaison de Faveur(メゾン ド ファヴール)、ファミリーマートであれこれ買ってはだらだら部屋で晩御飯にしました。
最初からレストランに行くことも考えたのですが、先ほどの餅が効いていることもあり、とりあえずさつま揚げを食べたいという気持ちが先に立った次第です。

玉撰というホテルメイドのさつま揚げを販売しているお店で、紅はるか、鰻天、メンタイ、黒豚チャーシュー天、アスパラ、竹の子を計980円を購入。鰻だけ2個にして後は1つずつをシェアしました。こんなにさつま揚げに向き合ったことは無かった気がしますが、どれもとても美味しくて感動しました。右側は春野菜のトマトカレーデニッシュ450円、これもまた美味でした。

奥は黒豚シューマイ540円。これだけで食べ応えのあるしっかりした味のシューマイでした。おやつはすでに購入しているのですが、もう少し食べられそうだねと再度1階のメゾンドファヴールとファミマに出掛けてもう少し買い込みました。

上から、くるみパン194円、和牛煮込み504円、ニラまんじゅう322円。和牛煮込みにもシイタケが入っていて、我が家の中では「鹿児島では様々な料理にシイタケが入っている説」がますます強くなりました。いずれも美味しい。流石ホテルメイドのお惣菜たちです。夫のアルコールも進んだようです。

ファミマではサラダと地元っぽい地域限定おにぎり、西郷どん味噌使用黒豚味噌を。

独特の甘さのある味噌で、美味しかったです。
こちらは夫のおやつ、フレジエピスターシュ648円

ピスタチオが効いていて上品でとても美味しかったです。私はイチゴのブリオッシュ320円。

パン寄りにしたいなと思ってこちらにしました。パン生地もふんわりして美味しかったです。とにかく全部美味しい。

晩御飯の間に日が暮れていき、真っ暗になったら今度はだんだん月が登っていき、桜島の輪郭を浮かび上がらせていく様子をずっと眺められて贅沢な夜でした。旅行者なので、桜島をずっと見ていて見飽きないなあと思いました。

食休み後、お風呂へ行き髪までしっかり洗うフェーズにしました。夜の桜島ビューの露天風呂も最高でした。

就寝時の窓から見える景色。

寝るのが勿体無いくらいでしたが、昼間の活動量も多かったのでバタンキューとなりました。