2023年鹿児島篇:桜島観光、やぶ金のうどん、味処 海の桜勘、海潟温泉 江之島温泉、JR九州ホテル 鹿児島、天文館むじゃき、山形屋食堂

朝食

全日空の片道7000円セールで航空券買うとしたらどこへ?という話の際、ずっと私の中で2016年に台風によって飛行機自体がキャンセルになってしまった鹿児島がずっと頭にあったので提案したところ、夫も賛同してくれました。7年越しの鹿児島旅行です。決まった後で『篤姫』の4K再放送も決まり、私の中で鹿児島が熱くなりました。

朝早かったので、空弁を機内で食べるスタイルにしました。それまでお腹空くよねえと思っていたら自動販売機で夫が買ってきてくれたのが、やまやの飲むうまだし。なんというちょうどよさ。7時くらいのお腹にすっと染み渡りました。

週間天気予報では雨が付いたりしていた時期もありましたが、結果的には雨は全く降らずほっとしました。富士山を見送った後あたりでのドリンクサービスでコーヒーを貰って、私はサンドウィッチ619円を。

ツナが入っていたので夫のヒレカツサンドを交換してちょうどよい朝ごはんでした。

観光:桜島

鹿児島空港に降り立つのも初めてで、空港からエアポートバス1400円に1時間ほど乗り、天文館で降りました。近くのレンタカー屋さんをすでに夫が予約してくれていたのでそちらへ行き、実に何年ぶりかの夫の運転で桜島フェリーにあたふたしながら辿り着きました。私はもう全然運転しないのでめちゃくちゃ緊張しました。

こんな感じのフェリーに乗りました。車だと道路からそのままするりと船の中に入るので全貌が分からず、ほかの船で自分の乗っている船を把握しました。

桜島フェリーでなによりも絶対に食べたかったのは、やぶ金のうどん。この後、昼食を予定しているので一杯をシェアすることにしました。かけうどんをと夫に伝えたつもりでしたが、ごぼう天うどん600円をついオーダーしたとか。ごぼう天もおいしいからいいのですけどね。とにかくおだしは飲み干す勢い。

ちなみにかけうどんはさつま揚げがデフォルトで乗っていて、一番人気だそうです。
ささっと食べて、桜島が近付くのを眺めていたらあっという間に着きました。15分の船旅なので忙しい。

ナビをセットする間もなく、ドライブが開始されました。フェリー料金は、車1台(大人1名含む)と大人1名で片道1600円。桜島側でのお支払いです。
とにかくお天気で気持ちがよいです。

中々きちんと撮れなかったのですが、溶岩が冷え固まったごつごつ岩も多く見られました。なので二人の一致した感想が「ハワイ島を思い出す」でした。先に桜島を見ていたらハワイ島に行って「桜島を思い出す」だったかもしれません。

国道224号線を東に進み、戸柱神社付近のT字路で国道220号線を南下し、垂水市海潟漁港そばのお店へ向かいました。

昼食「味処 海の桜勘」(鹿児島県垂水市)

夫がぜひ行きたいと選んだお店、この辺りはカンパチの養殖で有名なのだそうです。適正な養殖の環境であることやえさに鹿児島県産のお茶を与えているそうで、そのお陰で品質がよくなったりビタミンEが増加したりといいことづくめなのだそう。

入り口で食券を買って席に着くスタイルです。お店の方も気さくで、最初一つ前の窓際の席に付こうとしたら「桜島が見えるのはこっちのほう」とお勧めしてくれましてこちらに落ち着きました。確かに窓際だとほぼ屋根です。
2人とも西郷どん定食1700円にしました。

お刺身は、背身と腹身と炙りがあり、和風ドレッシング、醤油、レモン、塩で楽しむことができます。どの組み合わせもいいけど炙りは断然塩でした。

先にお刺身を数切れ右側のタレに漬けておいて、最後の方にご飯に乗せて食べると漬け丼にもなるとかで、早速従います。頭のあら煮は骨まで食べられるとのこと。デザートみたいに美味しい。最後は漬けと目玉で小丼にしました。

大葉を取っておけば彩りもよかったなと思いつつも、味は大満足。ご飯が足りなくなりそうでしたが何とか調整してバランスよくいただきました。夫は断然足りず、追加のごはんを購入してお代わりしていました。

お風呂「海潟温泉 江之島温泉」(鹿児島県垂水市)

そもそもこの共同湯に行くためのレンタカーでした。1987年国鉄だった時代すでに大隅線が廃線となり、列車で行くことが叶わなくなっていました。海潟温泉駅が最寄りだったかな。なんとも味のある共同浴場です。

写真は浴場の建物、左手前にいわば管理棟のような、オーナーさんのご自宅のような建物があり、そちらで料金300円を支払います。お手洗いもこちらにあります。

こういう共同浴場は初めてかも。銭湯の日で貰ったタオルも持参しております。身体を洗って中央の湯船にとぷんとつかると何とも身体がほぐれます。湯の花がたくさんついていて、お湯はとろりとしています。二槽あり、お湯が出ている方が熱めです。源泉かけ流し、カランやシャワーから出るお湯もすべて温泉の贅沢さ。ご近所さんはいいなあ。

すっかりリフレッシュして庭の木陰のベンチでしばし休憩しました。早朝5時頃に起きたので、本当に疲れが癒されました。

桜島観光

国道220号線を北上して戻り、今度はそのまま220号線を辿るように桜島の付け根で右折します。黒神埋没鳥居へのお参りです。大正噴火で腹五社神社の鳥居が1日の内に軽石や火山灰で埋め尽くされたこのような状態になったとのこと。

3メートルの鳥居が1メートルしか見えていないので、ゆうに2メートルも堆積したとは恐ろしい限りです。
奥の社殿。

頑丈第一、という感じです。
ここの駐車場に車を止めたまま、その先の昭和溶岩地帯展望台(黒神ビュースポット)へ歩いていきました。1946年の昭和噴火で流れ出た溶岩の後だそうです。

地獄河原とも呼ばれているとか。橋の両側、どちらも見ても川ではなく溶岩の冷え固まった跡なのがすごいです。
昭和火口を見ることができます。

桜島からはもくもくしているけど、これは水蒸気なので安心。ジオパークの看板にそう記されていました。ゴーという音は聞こえていないので火山ガスは出ていないし、灰色の煙は上がっていないので噴火もしていない。

何かあった時のための退避壕がそこかしこにあるのがリアルな桜島だなあと感じました。

活火山にお邪魔しているなと気が引き締まります。
車で移動し、お次は有村溶岩展望所で見学です。

自然の恐ろしさもあるのですが、こういう風景に惹かれます。

展望所の800メートルコースを散策しました。遠くに開聞岳も見えます。
駐車場の奥から時計回りに歩いたので、この日がある処へは散策の最後に辿り着きました。

売店にて、たんかんジュース300円が最後の1杯でぎりぎり買えました。ありがたい。

甘く濃厚で、さっぱりもしています。美味しかったです。

再び車で移動し、湯之平展望所へ。北岳の4合目で、一般の人が登れる最高地点だそうです。

つつじも綺麗でした。
こんなに近くまで来れるなんて…迫力が凄いです。

展望台は周囲から見渡すことができます。対岸の薩摩半島側。明日はあちら側を観光します。

どこを眺めてもキリがないくらい見惚れます。

名残惜しいのですが、こちらを後にしてフェリー乗り場へ向かい、乗り込みました。
フェリーの階段のところ、なんだか油断できない怖さがあります。

フェリーの後ろの方で、桜島を名残惜しく眺めておりました。

遠ざかるにつれて、全体像が見えてきます。

鹿児島港に到着後は、そのままガソリンスタンドで満タンにし、レンタカーを返却して路面電車でホテルへ向かいました。

ホテル「JR九州ホテル 鹿児島」(鹿児島県鹿児島市)

一休で即時ポイント利用で、食事なしスタンダードダブル(北館)大人2名税込15,680円でした。この日の宿はあまり空いていないのは土曜だからかなと思っていたのですが、後で知るところによると花火イベントがあったようです。駅直結だし便利かなと思ってこちらにしてみました。
部屋の入口付近。左手前のドアはバスルームです。

バスルームもそんなに狭くなく、快適でした。

部屋はこちら。

荷解きをしてすぐに出掛けました。

廊下はこんな感じ。全体的に落ち着いたシックな感じの北館です。南館はまた違うみたいですが、特に立ち入りませんでした。

おやつ「天文館むじゃき本店」(鹿児島県鹿児島市)

かき氷好きの夫が必ず行かねばならないお店がこちらでした。こちらの店舗の1階限定メニューホワイトベアー980円は夫のオーダーですが、私の前に置かれました。すみません、夫のでした…。ビジュアルめちゃくちゃかわいいし、味も最高でした。目はブルーベリー、鼻はピーナツチョコ、耳はココナツクラッカー、ぽってりした鼻まわりはバニラアイスクリームです。

私はオーソドックスな基本形白くまのベビーサイズ550円を。

この方向で上から見ると、白熊の顔になっています。本家の白熊を食べて思ったのは、甘すぎないというところ。実に美味しいです。
折角なのでツーショットというか、背後の白熊が私の位置からずっと気になっていたのでスリーショットで。

夕食「山形屋食堂」(鹿児島県鹿児島市)

地元で愛されている百貨店の食堂に行きたかったので、この晩御飯は私の希望にて。名物やきそばです。ミニでもよかったかもしれません。いろんな人の写真を見てエビは入っていなさそうと思っていたら、桜エビ的なものが入っていて確認不足でした。私のミスですが、まだ深刻でないし、普段食べないので許容範囲かなと。

シイタケが入っていることにあまり違和感を感じなかったのですが、夫のハヤシのソースにも入っていたのでシイタケを多用する食文化なのかなと少し気づき始めました。味わい深いですねえ。
丁度お客さんがいない方角だったので、室内を撮影。

歴史ある建物なので本当は外観をきちんと撮りたかったのですが、そのタイミングがありませんでした。しかし翌日偶然バスの中から撮れてラッキーでした。

鹿児島シティービューというバスの車内からです。

本当はこの向かって左の辺りにある交差点の対岸から撮りたかったのですが、それはまたいつか。

満腹のお腹を抱えてカロリー消費の意味もあり、30分ほど歩いて駅へ向かいました。夜は早く色々閉まるのだなあと実感しながら歩きました。

灯りがついて、駅の上に観覧車があることに初めて気づきました。

部屋に戻ってみると、観覧車ビューでした。

夫は近所の共同湯に行こうとしましたが、慣れない運転疲れのせいか一も二もなく眠りに落ちていました。私はオールスター感謝祭など見ながら入浴、身支度などしてそれでもやっぱり疲れていたので、川島さんの優勝を知らずに眠ってしまいました。