2016年 北海道篇:ドーミーインPREMIUM札幌ANNEXの朝食、ニッカウヰスキー余市蒸留所、柿崎商店、ひげのうし、ジンギスカン

朝食「北の台所」(ホテル「ドーミーインPREMIUM札幌ANNEX」)


夫がこのホテルに泊まりたい理由の一つが朝食でした。
確かに品数がとても多く、充実した印象があります。また、ご飯の横にイクラがありますが、これはイクラやマグロ、甘エビを自分で好きなようにごはんに乗せて丼にできるというのが最大の売りです。
小鉢類も多かったですし、北海道的なメニューも多々ありました。
朝からジンギスカンやスープカレーも楽しむことができます。ぎゅぎゅっと北海道が詰まった朝食です。

私は素直に丼風に。

甘エビはアレルギーのため避けて、イクラとマグロの中落ちと生姜で。
なぜコーンスープが添えられているかというと、お味噌汁には何かしらのアレルゲンが入ってると判ったため。
北海道に来たら、カツゲンを飲むものだと思っているので、朝食のラインナップにあり嬉しいです。
デザートはヨーグルトにフルーツを乗せて。

前日のチェックインの際、「今日は団体様がお泊りなので、明日の朝食は7時から8時はとても込み合う」と聞いていて、頑張って6時半過ぎにレストランへ行きました。すでにたくさんの人がいて、なるほどと思いました。



朝食も早々に済ませ、ホテルを後にして札幌駅へ向かう途中、定番の北海道庁旧本庁舎を通ります。
この季節は初めてで、こんな風に咲いている花と芝生と赤レンガの取り合わせもいいなあ。
雨上がりのとても気持ち良い気候でした。

早起きして朝食をとるのは吝かではなく、何故ならこの日は余市へ行くことにしていたため。
意外と余市へ行くJRというのは少なく、8時台のを狙って行くためにちょうどよかったのでした。
やたらと蒸し暑い車内から海が見えてきて、不思議な形の岩が見えてきて、夫が撮ったのがこちら。

いつかこの海辺の町にもお邪魔することがあるのかなあ。

札幌駅ではSuicaでピッと改札を入りましたが、余市駅では現金で精算することになりました。

観光「ニッカウヰスキー 余市蒸留所」(北海道余市町)


『マッサン』に夢中になっていた私にとっては、ようやく訪れることのできた憧れの場所です。
最近ハイボールが好きになった夫にも「ウィスキーに関する場所」としてのアピールができたため、見学の運びとなりました。
立派な石造りの門をくぐって、すぐに感動の波とが押し寄せてきて、心の中に『麦の唄』が勝手に響きますよ。

『マッサン』で最初のウィスキーを出荷する馬車を見送るこの場所!
そしてポットスチル!独特のスモーキーな香りが立ち込めています。

旧事務所。

リタさんたちの愛用のティーセット。

旧竹鶴邸。

貯蔵の樽。

色々はしょっていますが、ウィスキーづくりの工程にそって、ピートを乾燥させたり、大麦麦芽を粉砕・糖化させたりする場所の見学もできます。
ウィスキー博物館も見ごたえがあります。

15年熟成したもの、5年、1年。色の違いを見ることができます。

『マッサン』で使われた政春とエリーの衣装。

同じく小道具たち。ううう、ドラマが蘇ります。また数年経って再放送してくれるのを今から心待ちにしております。

ニッカ会館にてウィスキー試飲。

ワインからウィスキーまでいろいろな種類があり、1人1種ずつ試飲できます。
夫はハイボール好きなので、炭酸水で割って。私は炭酸水とかリンゴジュースとか。

最初は空席が見つからず、むしろ窓際の樽のテーブルがよさそうということで、こちらに。
その後、窓際で空席を見つけてすかさず座り、しばし外を眺めながらぼーっとしておりました。

夫曰く、ウィスキー自体も美味しいけれども炭酸水もとてもよかったとのこと。レモンを持参したいくらいだとも。とにかくこの試飲コーナーにたいそう喜んでくれてよかったです。
日頃から、ニッカウィスキーをウィルキンソンソーダで割ったのを飲んでいるだけあって、本場で飲めてご満悦のようでございます。
いつかここの雪積もる景色も見てみたいものです。

すぐ近くの駐車場?では北海ソーラン祭りが行われていて、賑やかでした。
そういえば有名なソーラン節はこのエリアの民謡だったのですね。

昼食「柿崎商店」(北海道余市町)


お店の外まで列ができていますが、30分は並んでいなかったと思います。
さらに海鮮丼が売り切れたことで、離れるお客さんもいて少しラッキーだったかな。
北海道なのに甲殻類や貝類が食べられないつらさをウニで解消しますよ。
と云う訳で、私は最初から白折うに(この日は2,460円)と決めていました。ムラサキウニであれば産卵期まっただ中で一番おいしいかなあという想像で。
ごはんは+50円で酢飯にしました。
とろりとごはんと絡んで至福の丼です。

さて、夫のはご当地っぽく竹鶴政孝定食1,380円にしたようですが、まてど暮せどやってきません。
こちらのお店は入口で注文し、チケットを貰い、自分で席を確保して給茶機でお茶を汲んできて待機、チケットに書かれた番号が呼ばれたら「はーい!」と手を挙げてアピールして持ってきてもらうシステムです。
番号が次々と後の人が呼ばれて行き、夫のは忘れ去られているのでは…そろそろ再アピールしようかしら…と云ったところでようやく「お待たせしました~!」と到着。
…?二人分?と思ったのはお盆が二つ並べられたから。

よく見ると二つ目のお盆には特大鉄砲汁が乗っていました。

そりゃ時間も掛かるでしょう…。入口のメニューでは写真は特になく、ただ文字ベースで竹鶴政孝定食としか書かれていませんでしたから、何が出てくるかが想像もつきませんでした。
美味しく無事に食事を済ませ、次の小樽行きのJRの時間を見計らいつつ、下のショップへ。
すると何やらロケをしている様子…よくみると、なんと大泉洋さんがお買い物をしている様子を撮影しているではありませんか。
北海道らしさがぐっと増した気がします。背が高くてしゅっとしていて、かっこよかったです。もっぱら今年は『真田丸』を見ているので私の中では「お兄ちゃん」です。


余市駅ではチケットを現金で買います。意外と北海道では現金を使うことが多いかも。
電車がやってくる少し前に改札が開き、ホームで待っていると小雨が降りだしました。寒い。7月に結構な寒さを感じるって初めてです。改めて日本が縦長であることを実感しました。
小樽駅のホーム。

こちらまで来ると日差しが出て明るく、人も多くて賑やかな感じになりました。北海道はどうしてもイギリスっぽいと感じで思い出すことが多いのですが、Land’s EndからSt. Ivesへ来た感じ似てるなあと密かに思っていました。
帰りの車窓から。

おやつ


札幌に戻り、おやつでもという段になり、さほどお腹が空いていないという残念な状態に。
駅から狸小路界隈までぶらぶら帰る途中、デパ地下もぶらぶらしてみると、珍しいいちごを発見しました。
「夏瑞(なつみずき)」というのだそうです。どうやら夏の品種らしく、レジの方によると「最近雑誌やTVでも取り上げられて、リピーターのお客様もいらっしゃいます」とのこと。
1パック6粒で1,080円。

夫はこのほかにカットスイカも購入したので、その蓋を利用して並べました。
果汁たっぷりで、甘さは上品ながらも後味に甘さが持続します。
リーフレットから引用すると、「株式会社ホープの本社研究圃場(旭川市近郊)と中富良野研究農場で開発され」た夏イチゴです。
またいつか夏に来た時にお目にかかれますように。

高橋牧場ののむヨーグルト400円。

こちらはホテルのすぐ近くに道産食彩協議会HUGマートという、お店と北海道グルメのフードコートのような場所があり、そのショップで購入したもの。こののむヨーグルトは「FOODEX JAPAN2014」ご当地ヨーグルトグランプリで金賞に輝いたらしいです。
濃厚でおいしい。
一杯ずつ飲んで、一旦ホテルの温泉に行って汗を流し、風呂上がりのもう一杯を楽しみました。

早起きしたし、たくさん歩いたし、結構疲れたのでそのままスヤァとお昼寝と相成り、気づいたらとっぷりと日が暮れておりました。
相葉マナブを見ながら一生懸命起きようとしたな…。

夕食「ひげのうし」(北海道札幌市)


寝起きだしそんなに夕食がやっぱり食べられない…でもジンギスカンなら量も調整できそうだし、ということでホテルの近くのこちらに出向いてみると、30分ほど後なら大丈夫なので電話しますということにしてもらいました。
それまで他の夫の気になるジンギスカン屋さんをぶらぶら見て回るけど、どこもいっぱい。
そうこうする内に電話がなり、無事お店に入ることができました。ぶらぶら歩いたのも胃が目覚めてよかった気がします。

食欲が…なんて言ってましたが、生ラムの食べやすいことといったら。
穀物品種のやフィレ肉やラム塩タンやら、焼き野菜の盛り合わせ、大根のハリハリサラダなどと共に、程よく楽しみました。

炭火焼きというのもよいですねえ。ジンギスカン鍋と網焼きの二つがセットされ、お店のおすすめによって焼き分けるのですが、なんとなく我が家はジンギスカン鍋の方を活用しがちでした。折角なのでというのもあるかも。

お会計は、夫が何杯かアルコールを頼み、私はジンジャーエールで7,500円くらいでした。
満腹になりすぎない程度に食べて、ホテルへ帰りました。何故ならば…

夜食「北の台所」(ホテル「ドーミーインPREMIUM札幌ANNEX」)


ホテルの売りの一つ、夜鳴きそばを21時半から振る舞ってくれるのです。
前夜はもうこれ以上炭水化物は食べられない気持ちでしたので行きませんでしたが、今夜はお肉と野菜しか食べていないので、炭水化物を食べても良い筈。
量も軽めで、だしは鶏と豚を使用した安心のさっぱりとした味わいで、本日のしめに相応しい一杯でした。御馳走様でした。