2006年 北海道篇:空弁、空スイーツ、博物館 網走監獄、紋別セントラルホテル宿泊

配偶者の夏休みがこの時期にやっと取れる見込みだったので、ふと、北海道に行ってみようということでプラン作り。
何処を回るかの大枠を彼が決めて、具体的な処は私が決めました。
と云うか、前日まで彼が徹夜続きで、私は前夜までキャンセル覚悟でいましたよ・・・。
無事に行けて、なおかつ無事に帰ってこれて良かったですー!

往復の飛行機代+基本のホテル+レンタカー+αの特典つきで、格安のツアーを発見。
アップルツアーのレンタカー付北海道5日間で申し込みました。
(追記:もう存在しないようです)
ただ、ホテルは希望する市に設定が無かったため2泊分キャンセルしたり(その分少し戻る)、
クラス指定したりしたのと、
レンタカーは乗り捨てにしたのでその分加算され、ツイン2名で9万弱を旅行会社に支払いました。
このほかにも自己手配のホテルや、レンタカーの免責やガソリン代が大きな出費かな。
でも反省点がひとつ。もっとクーポンを活用すれば、良かったのにー!
悔しいです。迂闊でした。今度は逃しませんよ。

昼食その1「おこわ米八」(羽田空港第2ターミナル:空弁工房)

おこわいなり700円
食材を片付けるため、朝ごはんを思いのほかたっぷり食べた後ではあるけれど、どうしても何か空弁的なものを買いたい気持ちの私。
戦略にまんまと乗せられてるのは判っていますが、向こうに着いたらすぐ動くわけだし、お腹空くかもしれないよ、と配偶者を説得し、とは云え丸々一人分は流石に無理だなあと思い、こちらを買って半分こしながら食べました。
どれもよかったのですが、一致した意見は手前の鮭おこわが最も美味しい。
おこわは手軽で食べやすいし、お腹も落ち着くしね。

空スイーツ「クローバー」(羽田空港第2ターミナル)

カスタード・・・いくらだったかレシート紛失。
スイーツはそりゃもう試食だらけで、しっかり吟味しました。試食をあまりにしたので、彼はもうお腹いっぱいになったくらい。
で、私は最初に試食したこのロールケーキが忘れられず、こちらに決定。
えんどう豆が入ってる処に惹かれました。
流石コンパクトに作られているのでやはり食べやすいし、美味しいのは云うまでも無いですね。

エアドゥのコンパクトな飛行機で女満別空港へ向かう途中は、気流が荒い処を通過する、とアナウンスがありながらもさしたる揺れも無く、13時半過ぎに無事到着。
高度を下げてどんどん近くなってくる女満別の手前辺りは、畑の規模が日本じゃないみたいに広くて思わず「イギリスみたい~」と口走ってしまいました。防風林が畑を縁取っていて、冬の風の強さを想像させます。

レンタカーは、スタンダードな1300ccの手配をしていたら、アップグレードされててカローラが用意されていました。ラッキー。
運転は、自家用車を売却して以来2年ぶり、実際はその頃既に殆ど乗ってなかったのでもっとなんで、ちょいとドキドキしていましたが、いざ運転してみると北海道の道ってとても走りやすい事に気付きました。快適快適。

博物館 網走監獄(北海道網走市)


そんな快適なドライブの、そして記念すべき北海道観光の最初は網走監獄の博物館
女満別空港からちょいと行ったとこなので、慣らし運転にも丁度いいし、また私はこういうのにとても興味があるので是非にと寄りました。
大人一人1,050円。でもレンタカー屋さんに貰ったクーポンを出せば、100円のディスカウントだと気付いたのは、最終日でした・・・。クーポンはきちんと確認しましょうね。
2時半からの無料のガイドツアーに乗り、テンポ良く様々な展示の説明を受けました。説明されて良かったです。
リアルな囚人の人形に胸が痛みます。本当に罪を犯した人には見合った刑を科したいのですが、もし、冤罪だったらとんでもないことですし・・・。
全部で1時間の行程、北海道の開拓の歴史を語る上では忘れてはならない切ないエピソードがいっぱいの博物館でした。

ひんやりする日和でしたが、長袖カットソー1枚に、皮のジャケットで、私は大丈夫でした。

昼食その2「網走番外地食堂」(博物館 網走監獄敷地内)

監獄食500円。
食堂名があやふやですが、入り口外の食堂施設にて。
時間もお腹のすき具合も中途半端なため、二人で一人分をつつきました。
本当は、網走刑務所旧二見ケ岡農場食堂棟で、見た目にもリアルな囚人の人形たちと監獄食体験ができるのですが、14時半オーダーストップのためあきらめ、とりあえずこちらで「監獄食」だけの体験となりました。
600kカロリー程度ととてもヘルシー。実際にどうなんだろう、やっぱり食事の時間は楽しみなんでしょうか・・・。
麦ご飯に海草の入ったお味噌汁、山芋の酢の物、蕗の煮物、今月の焼き魚はほっけというラインナップで、「だいたいうちで食べてるのと変わんないねー」なんて云いながら。
しかし、うら寂しさは食堂棟に迫るものがあるかも。
建物の入り口が2重になってたのと、トイレに暖房が入ってたのとで、「ああ、此処は寒い土地なんだ」と改めて実感しました。


博物館を後にして、今度は運転を彼に変わって貰い、サロマ湖の道の駅を目指します。
彼の希望は道の駅サロマ湖でホタテ焼きを食べる、と云うこと。
能取湖やオホーツク海など望みつつ、気が付くと日が暮れていて・・・。
17時近くに到着した頃にはすっかり真っ暗、そして道の駅のテイクアウトも終了。
ここは監獄食か焼きホタテかの選択だろうなあと思ってたので、私の中では納得しつつ、今度は私が運転しました。

さらに1時間余走ったでしょうか。
夜って暗いんだ、と当たり前のことを実感しつつ。すごく暗いのです。そして殆ど他に車が無い。
たまに現れてもぴゅーっと追い越されてしまうし驚きです。
なんか、異空間に居るような不思議な感覚を持ちながら、とっぷりと暮れた夜道を時々恐ろしくまっすぐに続く処などを延々と走り、ようやく紋別の市街地が見えてきたら本当にほっとしました。

紋別セントラルホテル(北海道紋別市)

紋別セントラルホテルのオホーツク御膳プラン一泊二食つきで、9500円(税別)。
紋別には、アップルツアーのホテルリストにはなかったので、自分たちで手配しました。
こちらのホテルは秋篠宮ご夫妻もお泊りになられたそうです。
角部屋で、夜が明けてみるととても明るく、オホーツクの海も見えて気持ちよかったです。

遮光カーテンとかも若干疲れてたりしたけど、枕をテンピュールで提供したりして、居心地よくしようとしている心意気を感じました。
空気清浄機も完備、こんな処も頑張ってるなーと思いました。
今回パソコンを持ってったのですが、ケーブルを繋げても接続できず、TVもつかなかったので、ホテルのスタッフにあれこれ対応して貰ったのですが、結局、壁から出てるプラグが外れていたことが判明。
お掃除のときとかに外れちゃったんでしょうねえ、繋がってよかった。
家庭的なお風呂でほっとします。
しかし温泉の大浴場があるので、このお風呂は使わず。
翌日のホテルのお風呂と取り替えたい位勿体無かったです。

大浴場は光明石温泉があり、疲労回復や腰痛にも効くらしいので、久しぶりの運転で疲れた身体を癒しました。
いつもそそくさとシャワーで済ませているので、大浴場で手足を伸ばして大きな湯船にゆっくり浸かるのが気持ちよかったです。殆ど独り占めだったし。極楽極楽。
洗面所もどことなく家庭的で微笑ましい。

アメニティはさっぱりしていてビジネスホテル的なので特には・・なのですが、まあこんな感じでした。

トイレもシャワー付きだし、古いホテルながら色々と細かくバージョンアップしてる気がしました。

夕食(紋別セントラルホテル内にて)

オホーツク御膳がプランにはついています。茹でたカニが運ばれた瞬間、彼はビールをオーダー。
正月に日本海側でカニを食べるツアーを義両親が親戚一同で企画してくれた時には「もうしばらくカニはいい」とすら思ったのですが、こうして出てくると嬉しいものです。
こちらが御膳。
昼からだらだら食べてたので私はこれでお腹いっぱいになり、ご飯粒すら残し、最初に出てきたカニも彼に食べて貰った位だったのですが、こうして改めて写真を見るとさほどの量でもなかったかも。
道理で朝、彼が「お腹空いた」を連発したと思った・・・。

お味噌汁には可愛いホタテがたくさん入ってました。
こんなに小さいホタテってあるんですねえ。
いい出汁が出てました。

おやつ「おこっぺ牛乳プリン」

ホテルのフロント横にあったプリンをデザートに。
右側が、そのおこっぺ牛乳プリン300円、左がカスタードプリン350円。
牛乳瓶の形の容器がまたくすぐられます。

北海道では低迷する牛乳の消費拡大を目的に、お菓子業界で「白いプリン」ブランドを新しく作って頑張ってるらしいと、ガイドブック「大人のいい旅北海道」(リクルート社)にありました。
これは「白いプリン」に定義されていないため「牛乳プリン」となっていますが、おこっぺって北海道の土地だししっかり白い色してるし、何故なんでしょう。
この牛乳プリンはその他の条件、「北海道産の牛乳をたっぷり使うこと、それ以外は自由であるが、可能な限り道産食材を利用する」「北海道内で生産していること」もあるので、どれかが満たされていないのか、はたまた大人の事情なのか?

ともあれ私たちは大変気に入りました。