パストラミビーフサンドウィッチ

クックパッドマートで夫が大量のパストラミビーフを購入したのでせっせと色々な形で楽しんでいます。今朝はサンドウィッチにしました。パストラミビーフの味ががつんとしているので、それでもう味が決まるようなものです。

朝ごはんと思いきや、これは私の晩御飯。一日歩き回り昼食もかなり遅くなってしまって、結局晩はこんな軽い感じでちょうどよかったのでした。夫は夫で別のものを食べたいということで尚更ちょうどよかったのでした。疲れてしまっていて、断面を見せるための努力すらしていません。重ねてはむはむと頬張るのみ。

何故歩き回ったかというと、東京国立博物館で開催中のポンペイ展に出掛けたためでした。

パンコーディネーター認定講座を受けた時、ポンペイ遺跡で発掘された炭化したパンがあると習いました。いつかイタリアに行くことがあれば、私も見に行きたいものだなあとずっとずっと思っていました。

それが驚くことにまさか東京にやってきてくれるとは。生きててよかった。というでどうやら22年ぶりの東京国立博物館へ。
事前にオンラインチケットを時間予約をして出掛けました。張り切り過ぎて早めに着いたので、少しその辺を回ってみました。そこで吃驚したのは、上野公園の一角にグラント将軍植樹碑があることでした。

今までは何のことだか訳が分からなかったのですが、昨年『青天を衝け』を観たお陰で、飛鳥山の渋沢栄一邸で相撲を取ったシーンなどが思い起こされます。
さて、トーハクへ入っていきます。平成館の方へ向かいます。多分初めて入る建物かも。オランダ王室-知られざるロイヤル・コレクション-に2000年の2月末に行ったことがあるのですが、どの建物だったのだろう。もう全然覚えていません。

展示はどれも興味深く、噴火の勢いが物凄かったこともまず最初でがつんと思い知らされます。待望の炭化したパンを目の前で見ると感慨もひとしおでした。

この状態で残っているのがすごい。他に炭化したシリーズとしては、干しブドウやキビ、イチジクもありました。どれもパンに混ぜ込んでも美味しそう。
パン屋の店先も当時を忍ばせる雰囲気。パンがたくさん。

みんなこの形のパンだったんだなあ。
ちぎって食べていたのでしょうか。パンの静物画のフレスコ画も出土していたようです。

左のは何だろう。
目玉焼き機あるいは丸パン焼き器。ブロンズ製。

ということは小さな丸いパンもあったのかなあ。ほんの一部ですが、ポンペイ展は充実の展示でした。
表の方に行く前に庭園の入口があったので、降りてみたら趣のある庭園が広がっていました。この場所を認識していなかったので、また季節がいい時に国立博物館の展示を観に行くことがあるのを願いたい。

これだけでも得した気分になったのに、ポンペイ展のチケットがあれば表慶館以外は見学ができるとのこと。これは折角なので回らないと。で本館へ。

数々の作品で内部を観ていて、自分の目でも確かめたいなあと思っていたので嬉しい。

心の中に色んな音楽が流れてきます。

美しい建物ですので展示の前にこの辺りで時間が過ぎていきます。

どの角度も美しい。貴賓室までありました。

羨ましい。この隣には根付 高円宮コレクションがあり、根付のデザインってこんなに自由なのかと驚きました。
様々な展示はとても全部じっくりとは見られないなか、こういう造作の美しさにも目が行きます。

うっとり。私はこちらで少し休憩しました。収蔵品の豊富さに圧倒しつつ、1月らしい特集「博物館に初もうで 今年はトーハク150周年!めでタイガー!!」にも楽しませていただきました。様々な虎モチーフの幅広い品々の展示が面白かったです。

本館の出入り口、チケットブースだったのでしょうか。

本館と平成館は中で繋がっていたのを後で知りました。上着をロッカーに預けたままで行けたのか。次回のために覚えておこう。
この後、東洋館で常設展示とともにマレーシア・イスラーム美術館精選 特別企画 「イスラーム王朝とムスリムの世界」も鑑賞しました。色彩やデザインが素敵。

そして法隆寺宝物館へ。ここも一部の展示のみ抜粋して鑑賞。とにかく一日で素晴らしい美術品の渦に巻き込まれたようなそんな感覚。昼食も中で取り、じっくりと過ごすべきだったなあ。それくらい東京国立博物館の奥深さを改めて知りました。2,100円でこんなに沢山の美術品を鑑賞できるなんてありがたいことです。もっと機会を作っていきたいです。

ポンペイ展で買ってきた、炭化したパンのクッション。

カバーがないので、布で包んで使っています。よくできたクッションだと思いました。

夕食
Tea&Life