美しい田舎でのんびりするのが目的で3泊しました。
俗っぽいお店が多いのは仕方の無いことですが、
自然に目をむけると英国の田舎の魅力の虜になります。
夢のような日々でした。
Miller Howe Hotel
Wで二人一泊二食付きで30,000円(当時・手数料別)
Romanticでfriendlyで、お友達のおうちにお泊りさせてもらってるような部屋のインテリアは感動モノでした。
Night tableには読みかけの雑誌が何冊も置いてるって感じだし、ステレオセットの前には色んな音楽がダビングされたカセットテープが山積みだし、Backbammonがさりげなく転がされてるし、コンソールにはドライフラワーのアレンジメントが飾られてるし、Bathroomのトイレの棚にはクイズの分厚い本が置かれてるし、シャワーの取っ手はテレフォン型だし、もう部屋ごと持って帰りたいくらい。
ワードローブの中には、変わり易いこの地方の天気のために「ご自由にお使い下さい」とでかいコウモリ傘が。さりげない心遣いが温かい気持ちにさせてくれます。
このホテルでいただいた夕食のことはこちら。
Early morning Tea(別料金£3、当時)
7時くらいにドア入ってすぐの処まで持ってきてくれます。
Early morning teaは、昔は召し使いのいる家庭のステータスでもあったそうですが、現在ではナイトの精神を発揮してか、新婚家庭の60%のダンナさんがベッドの中のニョーボに捧げるそうです。まったくうらやましいお話。普段の生活じゃとてもじゃないけどできません。
毎朝、ビスケット付で、Wedgewoodのtea set でたっぷりとmilk、boiled walterとともにserveされました。嬉しすぎます。
英国好きの紅茶好きにはたまらない朝のおめざです。
朝食
Full English breakfastです。
階段を降りていくと、ホテルのスタッフの方からグラスに入ったシャンパンを渡されました。こういうのをモーニングシャンパンを云うのはかなり後で知りましたが、優雅だなぁ大人だなぁと感じ入ったものです。
最初の朝は、勝手が判らずワンプレートまるまる頼んでしまい、美味しいんだけど食べきれず申し訳なく残しました。
2日目からは、これとこれははずしてねとお願いして食べきれそな量に加減しました。
まずはシリアルかfresh grapefruit のコンポートに、fresh fruit juice 、トーストラックには英国らしく食べよい大きさにカットされた薄切りのかりかりトースト数種(毎日違うの!)、バターか自家製マーマレード付で、お皿には焼いたトマトや、自家製ソーセージやベーコン(塩がきいてていける!)、揚げパン、目玉焼きやスクランブルエッグ、spicyなkidney・・・。食後は紅茶かコーヒー。どちらも優に3杯は飲めるほどポットでたっぷりです。(さっき飲んだのに・・・)
私はマーマレードが苦手なのですが、ここのマーマレードは風味がよく、変な苦みが無くてパンにひとくち毎にのっけては食べつづけました。
重たいけどお土産にひと瓶買って帰ったほどです。(当時£2.25)
揚げパンは卵のとろんとした黄身をつけながら食べるとめちゃくちゃ美味しいです。どれもこれもまた食べたい!!!!
道路標識
「牛に注意」? 「牛のようにゆっくり走れ」?
よく判らないのですが、おもしろい。
ちなみに道路を牛が歩んでるのは目撃できませんでした。
Lake DistrictのPublic Footpath
お散歩は好きですか? 英国の田舎は特に散歩に適しています。
そこかしこに車道の脇にPublic Foot Pathの入り口があり、門(さまざまな形の門があります)の中に続く小道を散歩することが出来ます。割と整備された感じのpathだったり、誰かさんが羊を飼ってる丘のpathだったり。
例えば、なだらかに緑の芝がつづく丘の上に、地元の人だけが行くような教会がたってるのを見たりすると、うっとりします。
ここに自分がいるのが嬉しくて嬉しくてしかたありませんでした。
National Trust の募金箱が道路脇に設置されています。みなさんもどうかご協力を!
GrasmereでのTea Room
ワーズワースの生家などのあるGrasmereまでは、indermere駅前からバスに乗って出かけました。
Cupが大きいのでかなり量がありました。
英国は空気が乾燥しているので、いくら飲んでてもまた飲めるのが不思議です。
そして、間違っても日本の喫茶店のようにcupにほんの一杯、しかも紅茶風味のお湯を注いで高額なお代を請求されることはありません。
安くて美味しい紅茶がイギリスでは当たり前のように飲めるのです。
Packed Luncheon(Hotelのオーダー、£12、当時)
毎晩、夕食の時間中に翌日のpacked
luncheonのオーダーを取りにきます。
滞在中は朝はしっかり食べるし、晩御飯のためにお腹を空かさなきゃいけないので遠慮してましたが、最後の日にはせっかくだから頼みました。
このホテルの食事の量がいつも私にとっては多すぎるので一人分だけにしました。
出発の朝、チェックアウトの時に大きな紙袋を一つ渡されました。なんかやけに重たいのです。一人分のお弁当でした。
ローカル線でOxenholmeまで出て、LondonまでのIntercityの中で開いたところ…。
このパックの中に前菜の盛り合わせからメイン、サラダ、パン、フルーツ(オレンジと林檎)、ケーキ2種、挙げ句の果てにおやつのチョコレートまで入ってるではないですか!!
写真にはないですが、パック入りのオレンジジュースもついてるんですよ。もう素晴らしいのひとことです。美味しかった!
この値段でフルコースが食べられるなんて…って感じです。
例によって、full English Breakfastを食べた後なので、半分ずつでちょうどいい量でした。
列車の中で、通りすがりに人たちが「何処でこんなお弁当を…」という風に見ていくのがおかしかったです。