東京:神楽坂「プチパリ」


一週間あまり食欲がなく、朝食だけは食べるのですが、昼夜はほぼ食べられない日が続きました。
食べるのが楽しくないと、それだけで色んな気力も失われるものですねえ。
今日は外出リハビリを兼ねて、新宿で映画を見る前に神楽坂で夫が観たい展示があるとかでぶらりと歩き、こちらでランチを。

丁度入れ替わりのお客さんが居たのでカウンターに着くことができました。
後は満席で大変賑わっていました。

週末のランチ、前菜+メインで1,500円にしてみました。
前菜は13種類の中から本日のスープ、キャベツのスープ。

とろみがあり、ニンニクも効いていてとても身体が温まります。

夫は+200円でフランス惣菜3種。
ハモンセラーノが美味しくてすかさず赤ワインを頼んでいました。

メインは、11種類から選べ、私は冒頭のホロホロ鳥胸肉のロースト ハチミツとヴィネガーのソース。
復活第一弾のランチが豪勢でお腹も吃驚でした。

夫は仔鴨胸肉のポワレ カシスのソースで、もちろん赤ワインをお代わりしていました。

さて、映画は何を観たかというと、味園ユニバースです。
関ジャニ∞の渋谷すばるくんの初主演映画ですが、どうみてもアイドル映画じゃないし、彼もそういう感じではありません。
最近ジャニーズ系の映画すらご無沙汰していましたが、これは中々に観たい気持ちになる映画でした。
あまり内容を知りたくなかったので、ワイドショーなどはできるだけ避けていまして。

いざ映画館に行ってみると、ほぼ満席で大盛況で嬉しかったです。
お陰で最前列で、何だか全身の縮尺が違って見えた気がします…。

映画は見て本当に良かったです。
クズがとっても似合っていましたし、すばるのアカペラで歌った古い日記に心が震えました。
口数は少ない役柄だったせいか、歌を聞く度に涙が出そうでした。

二階堂ふみちゃんの作品を見るのは2度めでしたが、なんと存在感のある、そして大阪弁がうまいし、「なんかこういう感じある」と思わせる雰囲気を持つ女優さんなのだなあと感動しました。

赤犬というバンドを初めて知ったのですが、彼らを「おっさん」と呼び、しかしそれは何だか愛がある感じで、彼らも何処か嬉々として従っている関係性がいいなあ。
それぞれの領域を信頼しきっているのだからかな。

最後の、何で危ない橋を渡りそうになるポチ男を何故救えたか、というのは色々と考察もあるようですが、その辺はファンタジーでいいんでないかなあ。
その他の部分が何だかやけにリアルな感じがするだけに、1箇所夢ある感じで「やっぱりね、助かるよね」っていう救いがあっていいと思いました。

赤犬が関ジャニ∞の曲を提供する、なんて夢も見てもいいかな。

この映画の話があるまで味園ユニバースというビルのことを全く認識していませんでした。
処が程なく、夫がこの映画に興味があると言いはじめ、どうやら以前このビルの中にある何かの展示を以前見に行ったことがあるらしいのです。
しかも私も一応それに誘われたようですが、さっぱり意識にありませんでした。
岡山に行った帰りの大阪泊の時、私はマッサージを受けている間に味園ユニバースに行っていたようです。
しかも映画見ながらひっくり返りそうになったのですが、ビルのあの象徴的なネオンサインを見上げるその麓にある福太郎本店という看板にも目が釘付けに。
まさしくその時に食べたお好み焼き屋さんだったのです。
美味しかったなあ、とぼんやり思いつつ、今度行く時にはちゃんと見上げてあのネオンサインをちゃんと自分でも見よう。

あ、後、嘔吐シーンが苦手なので、私のような人は途中気を付けてくださいね。
見る前からこの映画はあるなと予想していたら案の定でした。

ともあれ、何時ぶりか忘れるくらい、夫と一緒に見れる映画でした。
まったく趣味が合わないからねえ。

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