東京:王子「Bistro de Marc」(1)


王子に何だかすこぶる感じの良いビストロが出来たと聞き、先日ランチに行ってきました。
都電が走る道を挟んで飛鳥山公園を望み、裏手には音無親水公園を見下ろすという、
絶妙なロケーションにあり、オリーブをはじめ様々な植物がお店の前に配されています。
少し外で待っていたら、まんまと蚊にあちこち刺されてしまいましたが…。

しかし、ランチはその蚊に刺されたかゆみを忘れさせてくれるほどの素晴らしさ。
なんだなんだ、これは通わなければ。

私は前菜+メイン+食後のコーヒー(1,575円)、夫はワインをプラスしたプリフィクス(1,890円)で。

スモークサーモンの風味の力強さを引き立てるハーブ使いの絶妙なこと。
夫は生ハムとチーズの盛り合わせで、早速赤ワインが進んでいたようです。

で私のメイン、豚ロースのロースト。

この日の豚メニューはトントロの何かだったのですが、あいにく売り切れていて代わりにこちらだとか。
トントロが苦手なので、むしろこちらの方が好都合。
マスタードの効いたたっぷりの野菜ソースを絡めた、柔らかいお肉は絶品でした。
下には滑らかなマッシュポテト。
お店で食べるこの付け合せのマッシュポテトって、何でこんなに美味しいんでしょうかね。

夫は牛のステーキでしたが、総合して、
私のメインが一番2人の好みに合って美味しかったね、という話をしておりました。

お料理は洗練されているのだけど、内装や食器などの選び方のせいか、
とても親しみやすく感じます。

締めくくりのコーヒー。

お代わりありとのことで、一杯目は少し甘く、二杯目はすっきりと飲んでみました。
紅茶はポットサービスのようです。

お支払いをする時に、マダムらしき方とお話し、気さくな親しみやすい人柄にも触れて、
お料理のおいしさだけでない様々な魅力に、また行こうと思いました。

シェフはフランスの星付きレストランで修行した後、来日し、
名だたるレストランで腕を振るったり、ル・コルドンブルーで教えたりした後、
憧れ続けたこの場所にお店を構えたという経歴のフランスの方だそうです。

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