2017年 福岡篇:海の中道海浜公園、マリンワールド海の中道、ザ・ルイガンズ. スパ&リゾート、ザ・ラウンジ オン ザ ウォーター

朝食


店名を出していなくても判る人には判る朝食。何故だか私たちと大変相性が悪かったので、でも記録のために。
東京でも食べてるし、福岡的な食事ではないのだけどロケーションが素敵なので行ってみようという提案に乗り出掛けました。ロケーションのために伺ったのに席は入口付近に通され、そこでまずテンションが下がります…。(希望してみたのですが、予約席と言われ断られ違う場所に案内されました。でも後から来た、予約していなくて席の移動を希望した人にそこを提供したのを見てしまいなんだか…)
しかし気を取り直して朝食を楽しもうと思いました。これは夫のプレート。

私は何気なく卵料理のために向きを変えて撮った写真をみて…あれ?

ソーセージがない…。私はしばしばオーダーそのものを忘れられることがあるのですが、このパターンは初めてでした。「すぐ持ってきますね」と持ってきたソーセージは冷たい…。

多分器が冷え切っているために、ものすごいスピードでソーセージが冷めていくのだと思われます。
しかも飲食店なのに香水がキツイ店員さんもいて、フレンドリーと思われる接客も節度がなく感じられ、もう私の気持ちも冷め切っておりました…わーん。食べ物の恨みは恐ろしいんだよ。それでこのお会計というコストパフォーマンスの悪さで、さらにテンションが地を這う状態に…。今回の日程の中でこの食事だけが残念だったのが、非常に残念。
ウエストであったかいうどん食べればよかったねえ、と猛省してホテルに戻りました。


荷物をまとめ、お送りバスで博多駅に向かい、ちょいとあれこれお買い物をして筑紫口から出ている今夜のホテル:ザ・ルイガンズ.のシャトルバスに乗ります。40分ほどかかる距離なのですが、バスがあれば安心。何故遠いところに泊まるかというと、この土曜日は博多天神地区では全くホテルが取れなかったのです。どうやら日曜にマラソン大会が開催されるためと知ったのはその後でした。

シャトルバスは都市高速に乗り快調に進みます。海の中道方面に詳しい訳ではないのですが、私の中では和白を通るしかなかった気がするのですが、何やら新しく埋立地がありそこを通ってショートカットできている…!? そして雁ノ巣レクレーションセンターの横を通ると「雁ノ巣飛行場」という単語が頭をよぎる実に古い世代の人間でもあります。飛行場の痕跡がまだわずかに残るのみらしいのですが、いつかそれすらなくなる前に見に行ってみたいなあ。なんて思いながらホテルに到着しました。

チェックインは15時からなので、手続きだけして、荷物を預け、散策へ出掛けます。
ホテルのロビーでは、熱いハーブティーのサービスがあり少し休憩させてもらいました。

癒されるねえ。手続きをしていて感じたのは、温かみのあるフレンドリーな接客。今朝のことがすっかり上書きされた気持ちになれました。(まだ引き摺っていたらしい)

観光「海の中道海浜公園」(福岡市東区)


事前にセブンイレブンでこの公園(410円)とマリンワールド(2,300円)とのセット券2,130円を購入しておきました。セットだと海浜公園分が無料になる上にマリンワールドも割引になるので大変お得です。早速、大好きなセキレイがウェルカムウォークを披露してくれました。癒される…。

野外劇場の辺りを通りながら、やっぱり昔々Stingの野外ライブを海の中道海浜公園で見たよね…あれはここだったのだ…と思い返していました。もうはるか昔過ぎて夢の中の出来事のようです。

さて、朝食で完全に胃もたれしており、この後の夕食のためにコンディションを整えたく、しかもまだ果物を食べていなかったので、実は大分産ピオーネを購入しておりました。

そんな訳でぶどうで小休止。いいぶどうでした。お天気が良くて本当に気持ちがよい午後です。
子供のとりでエリアにあった遊具の顔が、蒲田くんのようで面白かったです。

バラ園を目指しますが、若干好物でもある廃墟風味を感じられてこれまたワクワクしてしまいました。

ちゃんとバラも咲いていたのでほっとしました。

その奥の動物の森までどんどん進みます。入ってみて驚いたのは、どの動物とも距離が近い!よく見える。

カンガルーさんたちの日向ぼっこ、とても寛いでいるように見えました。
角や耳の形が大変変わった山羊さんもいました。なんだかスタイリッシュなのに下の歯が出ている不思議なバランス。

とても人懐っこい感じでした。
お猿さんはまるで人みたいな姿勢の良さで歩いていました。

勿論これらの動物は一部ですが、全体的にゆったりとしていて、アットホームな感じでいい感じの動物園エリアでした。

ここまで来て相当歩いて疲れたので、帰りは園内バス(1乗車200円)を利用しました。園内を反時計回りに運行するため、森の家や大芝生広場など遠いからもうあきらめたエリアもバスの中からゆるりと見学できる形になりました。入ってきた海の中道駅口で降り、マリンワールドを目指します。

観光「マリンワールド海の中道」(福岡市東区)


圧倒されるこのアプローチ。この水族館は私が福岡に居たか離れたかの頃にできたので全く馴染みがないスポットでした。その後これまでも海の中道方面に足を運ぶことがなく過ごしてきました。やっと来れた!という気持ちです。
11月11日はチンアナゴの日ということでチンアナゴパーティーが開催されていました。

建物も綺麗だし、通路の見せ方の工夫も新しいしと思っていたら、今年の春にリニューアルオープンしたそうです。ちょうどよいときに来たかな。九州近海の魚の水槽はやっぱり「美味しそう…」って眺めちゃいますね。
外洋大水槽でのイワシタイフーンの迫力もすごかったです。

イルカ・アシカショーも楽しかったです。

アシカショーは福岡色満載で面白い。そして博多湾を望むこの景色もすばらしい。

ケープペンギンさんたちとの距離がものすごく近くて感激。

一度見に来て、ショーの後にもまた見に来てしまいました。可愛い…。

かいじゅうアイランドではアザラシがぬーんと迫りくるのを無限に楽しめます。

博多湾を活かしたとても素晴らしい水族館でした。

ホテル「ザ・ルイガンズ. スパ&リゾート」(福岡市東区)


こちらへ泊ることになった経緯は前述のとおり。ホテル検索をしているときにはこのホテルのことがピンと来ていなかったのは、私の記憶の中では「ホテル海の中道」という認識だったからかも。ルイガンズ.になって今年ですでに10周年なのだとか。
20年後には解体されるらしく、そうなる前にはもう一度来たいなと思うほど居心地がよく気に入ったホテルです。冬の制服も可愛かったなあ。グレーのセーターで、一瞬ホテルのスタッフと分からず、「知り合いだっけ?」と一瞬考えたほどカジュアルなのですが、なんだかかしこまらない感じで素敵でした。

今回はルイガンズ.フロアに宿泊。温かみのある室内です。1泊2食のプランで2人で6万ほどでした。

良い音のスピーカーが備えられていて、テレビの音声もやたら綺麗に響きます。
ネスプレッソ装備。

このような温かい飲み物の他に、冷蔵庫のスパークリングワインなどのアルコールやソフトドリンクが無料という太っ腹サービス。

クローゼットには、ヨガマットや履き心地のよいふかふかスリッパの他、ホテルのアメニティとしては初めての経験の手袋です。

ハンドクリームをつけて寝ることでハンドケアのことまで配慮してくれているのです。そのハンドクリームは洗面所に。

アメニティは充実。寝間着の他にバスローブもあります。ブラシがリッツカールトン大阪と同じくらい良いものだった…なんとなく私の中の指標だったり。

水回りはやはりちょっと古いかなというのはあります。

ベランダからの眺めも気持ちよい…!

この日程の福岡は割と温かかったため、結構ベランダに出て外を眺めたりしていました。

夕食「オールデイ・ダイニング ザ・ラウンジ オン ザ ウォーター」(福岡市東区)


夕食もホテル内にしたのは周りに全く何もお店がないから。とはいえ折角ここまで来たのでホテルの中でどっぷり楽しみたいというのもあります。この時期は秋を楽しむという趣旨のコースでした。
席はプールの真ん前に通していただき、気分良く乾杯。
夫はカンパリグレープフルーツ -カジュッタ- で、カンパリシャーベットにグレープフルーツ果汁を注ぐカクテル。実は昨夜宿泊したドーミーインの朝食では、以前泊まった時に朝食でこのタイプのフレッシュグレープフルーツジュースが提供されていて、あのジュースを飲みに朝食リピートしても良かったよねという反省もありました。しかしここで出会えたからいいか、ということで。(また引き摺ってた…)私は自家製ノンアルコールサングリアで、洋梨の香りがします。
まだ明るさの残る内から次第に日が暮れていく様を眺めながらのディナーはとてもロマンチックでした。

最初はシェフからの一皿で、柿と生ハムのアミューズ。

すでにおいしい。いかなるお店もお通しでおいしいともうこの後は約束されたもの。
前菜は盛り合わせで。

イタリアンの定番の前菜が盛りだくさんです。このお皿、食べてしまった後オリジナルであることがわかります。このホテルのインスタのハッシュタグが書かれていて、載せてねみたいなメッセージがでてくるのです。私はインスタをしないのでお役に立てず申し訳ない…。
温かい前菜は、各自選べました。夫はトリッパ。美味しくてソースまでパンにしっかりつけて食べたくなる。

私はイカのフリット。

セモリナ粉で揚げているのでとてもカリカリ感が際立っていて楽しい食感です。
夫の選んだパスタはポルチーニの香りがとてもうっとりとする一皿。

私はほうれん草とリコッタチーズのラビオリ。

ほうれん草とリコッタチーズ、という2単語でもうこれだと確信しました。
メインはスペシャリテでもある糸島豚のローストニンニクとローズマリーの香り。

昨日は牛肉を満喫、今日は豚肉をとありがたいことです。

夫はメニューに合わせて色々ワインを頼んでいましたが、結構リーズナブルで楽しめるようです。
さて大満足の気持ちで迎えるデザート。夫はリコッタチーズを包んだカンノーロ。

揚げた生地のクリスピーさとリコッタチーズのまったりとが絶妙なデザートでした。私は、ズッパイングレーゼかティラミスで迷っていたら、スタッフの方が「両方お持ちしましょう!」と笑顔で。あっいえそんな、甘やかしてはダメです…。…きちゃった。

そして。

申し訳ございません。でもどちらも大変おいしくて、どちらも食べれてよかったー!後はコーヒーで締めくくり。

九州の素材をふんだんに使ったお料理の数々に大満足。次に泊まる時にもやっぱりこちらのレストランを選ぶかなあと思います。


この宿泊はとある件での打ち上げ的な一区切り要素が強くて、夫がしきりに「スパでエステでも受けてきたら」と勧めてくれたのですが、この満腹状態でトリートメント受けるのは到底無理…いつかまたの機会にとっておこう。
スパといっても大きなお風呂がある訳ではないのです。ベイビューバスとかあったらより素敵だろうなあ。

ちょっと呆けてますが、博多湾の向こうの街の灯りが幻想的でした。この日の歩いた距離は15km、歩数は2万歩を超えていました。