2008年 福岡篇:ハイアット・リージェンシー・福岡朝食JR九州ソニック号、唐戸市場、下関観光、門司港ホテル、カフェ巡り、焼きカレー

 

朝食

朝食は充実のラインナップ。パンも美味しくてついつい、食べすぎてしまう。
美味しかったのですが、いくつか細かく残念なことがあって、しょんぼりしてます。食べ物の恨みはナンとやら・・・。
オムレツはその場で作って貰えるタイプなので嬉しいですが、私だけブロッコリー乗せて貰えなかったのは何故?
コーヒーのお代わりを、私たちのテーブルだけ避けていくのは何故? しかも手ぶらのスタッフさんにお願いしたのに、その人は私たちの処へは直行せず、他のテーブルのコーヒーを満たし、そのまま何処かへ行ってしまった・・・私だってば。


気を取り直して、博多駅からソニック号に乗ります。JR九州には馴染みがないので物珍しく、このデザインも素敵で思わず撮ってしまいます。ゆふいんに行くのとか、ハウステンボス号とか、どれも乗りたくなる雰囲気じゃないですか?

博多~門司港の移動は、4枚きっぷ(自由席)を購入。4枚つづりで4800円となります。
これとホテルの組み合わせと云うJR九州主催の福岡発のツアーもありますが、東京にいる時にはそういうのに気付かず、ホテルは一休.comでさっさと予約したので、割り切ってJRのチケットは別途購入しました。
シートも軽快で、座り心地も割りと良いのです。なんか昆虫みたいなシートですが、カワイイなあ。飲み物やサンドウィッチやあんぱんなどを席で購入できるスタイルは、小田急ロマンスカーっぽい感じ。

この車両は、お手洗いもすこぶる快適でしたので、駅のトイレよりもまず乗車してしまってから行ったほうがいいです。トイレの綺麗さは大事です。

スタイリッシュな車内に「本当に自由席なんだろうか、乗ってていいんだろうか」とやや落ち着きなく不安だったりもしました。
落ち着かないといえば、検札が来るまでも何となく落ち着かないですよね。チケットをあっちにやりこっちにやり、いざ車掌さんが現れると、どこだっけ?みたいな事態になりかねません。

しかし、シートにはこんなプチポケットがあって、検札までの定位置とすることができるのは、優れもの。
心憎いです。
用が済んだら、すかさずバッグなどにしまい、忘れないようにしましょう。

昼食「唐戸市場」(山口県下関市)

門司港駅に着いて、早速そのレトロっぷりにウットリしつつも、いったんホテルに荷物を預け、再出発!

今回、福岡滞在にあたって以前から夫が「門司港に行ってみたい」と云っており、私も行ったことがないので予定に組み込みました。(私の祖父母の家がずっと昔は八幡にあったので、もしかしたら行ったことがあるのかもしれないのですが、記憶にない)

なので門司港のイメージは、レトロ、バナナの叩き売り、くらいの知識しかなく、勢いで折角ならとホテルも取ってしまったのでどうしようかと思っていたら、叔母から「唐戸市場で魚食べてくれば良いよ」と助言がありました。
で、門司港桟橋よりフェリーで向かいます。この写真は、乗り場で待っている間目に留まったペンギンのポスター。各地でこのような動きがあるのを嬉しく思うとともに、ペンギンさんは此処でも働いているなーとニッコリ。

フェリーは、意外と揺れます。流石、関門海峡、荒々しいです!
川辺で石を投げ、水面を滑らす遊びがありますが、その石になった気分です。
また、しばしば大きなタンカーが横切るので、影響も受けやすい。結構危ないエリアかもしれません。
スリルたっぷり!

下関へ直行する以外にも、壇ノ浦を周遊するコースもあります。
観光客をターゲットにしているのが明確で、一旅行者のこちらとしても気軽に楽しめる雰囲気。
近づいていくにつれて、ワクワクします・・・!
一歩足を踏み入れるとこの活気!(これは後で2Fに上がってから撮ったもの)

何処で何をしたらいいのか、初めてだと圧倒されて一瞬戸惑いますが・・・。
このあたりで、色々と買い込みました。
朝食をたくさん食べたので、残念ながら胃袋と話し合いながらなのですが・・・旅に出ると、あれもこれも食べたい気持ちと身体とは裏腹だなあと思わずにいられません。

とはいえ、色んなお店で、色んなものを買うのって楽しいですね。
夫とそれぞれ好きに握りを選びました。
どれもこれも本当に新鮮で、本当に美味しい。サンマの握りも絶品です。
フグの味噌汁も、たっぷりで大満足。
夫は、缶ビールを思わず開けて、昼間っからいい気分です。

この後は、食料品センターで兵庫の母宛にあれこれとお買い物の品を発送しました。
自宅用にも買いたかったのですが、まだ福岡に数日滞在するからタイムラグがあるしなあとこの時は諦めてしまいました。
でも、辛子明太子発祥の地、ということでそれくらい買っておいた方がよかったなあ。
唐戸市場、おススメスポットです!


満腹のお腹を抱えて、周辺散策。
すぐそばの水族館:海響館には、ペンギンもいるとは重々判っているのですが、今回は涙を呑んで割愛。

また唐戸市場へ新鮮な魚を食べに来た時のお楽しみとしておきましょう。
唐戸市場の周りカモンワーフにも、海鮮丼などの海の幸を食べられるお店が一杯。
ちょっと目を離したら、夫は他のお店のメニューに釘付け・・・。
満腹じゃなかったんでしたっけ!?
旧秋田商会のビルで、今は、下関観光情報センターとなっているこちらもレトロな建物。
洋風の館なのですが、屋上には日本庭園があったりして面白い趣です。
現存する、最も古い鉄筋コンクリートの一つなんだそう。
中を見学することもできます。
旧下関英国領事館。
市民ギャラリーとして今は活用されているようです。
英国風のロイヤルティーが飲めるそうですが、果たして。
港町にはやはり、欧米の文化が入ってくるのが早いのですね。
この日はとても暑く、ぐるっとまわっただけで、ぐったり・・・何か冷たいものでも、とカモンワーフでうにソフトなるものを見つけてしまいました。
このチャレンジメニューは、二人で1個で味見程度にしておきます。300円を支払い・・・

ん? ・・・んーーーー。私は、苦手でした・・・。
夫は意外といけるみたいで、殆ど食べて貰いました。
うにかあ。。
うにのクリームパスタとかは好きなんですけどねえ。
赤間神宮。
幼い頃、山口に家族旅行をした記憶がうすーくあり、その中でも通り沿いに突然現れる赤い神宮が幼心に強烈に残っていました。

その記憶を確かめるように、再び訪れてみました。
ああ、やっぱりこれでした。記憶の中の映像と一緒、此処でしたよ。
赤い色って、強烈に残ります。
源平合戦あたりがお好きな人には、この辺は歴史探訪するのに事欠かないエリアなんでしょうね。
酔狂と思われるかもしれませんが、人々は車ですいっと通過する処でしょうが。

海沿いの道をテクテクあるきました。
関門橋を下からしげしげと眺めると、巨大建築物の迫力にぞくっとします。

向こう岸の布刈公園、小学5年生の北九州工場見学の際に、観光バスで上って、お弁当を食べた記憶が何となくあるなあ。
と云うわけで、関門トンネルを歩いて通過です!
780mを歩いて、門司を目指しますよ。
割と涼しくて快適でした。
県境。
単調にならないように、途中暗い夜のような演出の場所もありました。

無料で歩けるので、ここで往復ウォーキングをしている人もいました。
道路内は監視されているようで、時々何かやらかしてるらしい人に対し、アナウンスが入っていました。

無事到着すると、残暑厳しい外の空気が待っていました。
途中カフェで休みましたが、門司港側のレトロ建物も外から拝観。

なんでしたっけ?
奥のやや近未来的な建物は、 門司港レトロ展望室で、黒川紀章さんの設計なのだそう。
今は、国際友好記念図書館として使われているようです。

余談ですが、黒川紀章と検索してたら、福岡市天神の福岡銀行本店のあの斬新な建物も彼の設計だったんですね! 今更知り、驚きました。いつも見上げて、「夜空みたいだ」って思ったものです。・・・レトロ建物の項なのに、現代建築の話になってしまいました。
旧門司税関。

これは夜の散策の際、入り江から見るとライトアップが水面に映り、それはそれは綺麗でした。

見学も暑いわ、たくさん歩いたわで、かなりだれていますが、雰囲気を十分に楽しみましたよ。

お茶「tea room sengaku」(北九州市門司区)

レシートや記録がないので、うろ覚えの状態で書きますが、私のはレモンスカッシュ的なもので、夫はオレンジのフラッペ的なものだったかと。

なんせ炎天下を、下関から関門トンネルを通ってぐるりと回ってきたもので、水分片手にとはいえ、かなり消耗しました。
こちらのカフェに辿り着いて、身体を冷やすものや、疲労回復を図れるものが欲しくてこちらになりました。
居心地の良いカフェで、きちんとケーキやランチも楽しめそうなラインナップでした。

門司港関連の雑誌もたくさんあるので、ある意味観光情報を此処で得るのもいいかも。

門司港ホテル(北九州市門司区)

1泊朝食付で二人で21,000円。

落ち着いた色合いの室内でした。
福岡のイル・パラッツォ同様、イタリアの建築家アルド・ロッシによるものとかで、バブルの頃華々しく出来たイル・パラッツォに泊まらないままでしたが、今回こちらに泊まるので、雰囲気は判るかなあということで。
ネットに繋がるフロアは、ワンフロアしかないようなので、予約する時にはご注意。
関門橋を望めます。
夜は当然イルミネーションも楽しめます。
バスルーム。
シャンプー類は、ディスペンサーで。
こういう形式は無駄がなくていいのだけど。
なんとなくいつも撮ってしまう廊下。
私はいつも右に傾いてカメラを構えてるんだなあと、認識。


レトロ散策をするにはどの辺りがいいのか、フロントで尋ねたら、モデルコースを丁寧に教えてくださいましたので、一旦部屋で休んだ後に、また出掛けてみました。
我れながら、物凄く歩いてるなあ。

残っている古い家屋などをあーだこーだ云いながら散策です。
タイムスリップした!?と思うような空間の有楽横丁。

すごいなー、このまま昭和30年代だなあ。
レトロテーマパークの、何処か嘘っぽさは好みではないけど、リアルなこういう風情はとても惹かれます。

そして、流石に歩き疲れた私たち、夫の提案で岩盤浴で汗を流すことになりました。
彼は妙に岩盤浴に憧れていて、しかし女性専用と云う処ばかりだったのですが、港に面したビルのその名も「門司港レトロ岩盤浴」は男性もOKだったので、行ってみることにしました。

信じられないほどの汗が出て、しかもサラサラ、というのが本当だったので面白かったし、身体がすっきりしました。
リーズナブルな料金で、行ってみて良かったです。
岩盤浴中に、すっかりと日が暮れていて、門司港駅は綺麗にライトアップされていて、より美しい姿を見せてくれていました。
夜のほうがよりいいかも。
切符売場の文字も古い字体で、レトロを十分に演出しています。
此処で待っていたい気にもなります。

このままロケできそうな、しっかりと世界観を保っています。
これだけしっかりレトロなので、駅長さんにもレトロな感じを期待してしまう。

ペンキが剥がれているのもレトロ演出?
成り行き?
普通にこの町も人々の営みがあるのだけど、日常がこの空間ってのもすごいなあ。

羨ましいです。
それにしてもよくこれだけのものを保存しているなあと感心してしまいます。

この左奥に進むと・・・。
洗面所です。

此処では実際には手を洗うことは出来ません。

どこを見ても飽きない。
素敵な場所でした。

夕食「BEAR FRUITS」(北九州市門司区)

焼きカレーセット・・1,500円しないくらいだったかと。サラダと・・ドリンクも付いてたっけ?デザートまでついてるセットもありましたが、そこまでは選ばなかった記憶があります。

焼きカレーを門司の味にしようとしていることを初めて知り、それなら晩ごはんに食べようということで。
しかし事前調査が足りず、うーむと迷い、こちらにしてみたのですが、とっても良かったです。
第一回焼きカレーフェアグランプリということもあり。

焼きカレーって、二日目以降にこういうアレンジをしたりするものですが、チーズかけて焼くと間違いのないおいしさですよね。
こちらのお店では、魔法のスパイスをかけるとより美味しさがアップします。こういう演出もお店ならではのエンターテイメントですねえ。
BEAR バーガーは、夫のオーダー。
ハンバーガーがあるってこともこちらのお店に決めたもうひとつの理由。
手作り感があってとても美味しかったみたいです。

単品だと650円、彼はビールを頼んだのか、セットでコーラあたりを選んだのか、記録も記憶もないのだけど・・・。
一人旅ではないと、なんとなくメモを取らなくなったなあ。いかんいかん。

お手洗いにもしっかり行って欲しいです。なんだか和みます。
こういうお店で働いてみたいなあって思います。

お茶「Raffaello」(北九州市門司区)

栗あんみつと抹茶1,050円。

1Fのカフェレストランがとても欧米っぽい雰囲気でいいなと思ったのですが、あいにくの満席。ふとこのビルの上にもカフェがあるので、行ってみたらなんとも落ち着く静かな空間でした。
スピリチュアルカフェ ラファエロということで、その向きにももしかしたら好評なのかもしれません。

私は単純にこの空気が好きでした。
夫は、ガトーショコラ1,050円と白ワインだかスパークリングワイン630円だか。
一口貰いましたが、ガトーショコラ、美味しかったです。

勿論私のあんみつも美味しかったですし、このカフェの居心地の良さもさることながら、味が魅力的でした。

ディスプレイで大きな熊のぬいぐるみが、ぐてっと寄りかかっているのをみると、ふっと肩の力も抜けますよ。

本当は、何処かバーで飲みたい・・・と夫が云っていたのですが、考えたら私はあまり飲まないので、夜お茶と相成った訳ですが、カロリーはかなり摂りすぎではあるにせよ、カフェ巡りができたし、内容も大満足だし、よかったなあと思いました。

朝から本当によく食べました。よく歩いたけど、それでも 「摂取>消費」でしょうね・・・!