2004年 福岡篇:博多デュークスホテル朝食、太宰府天満宮、梅の花

朝食「カフェ プロカッチ」(博多デュークスホテル 1F)

朝食は、モーニングセット1000円とライトモーニングセット500円があり、チェックイン時に前者に決めてチケットを購入しました。
でも、「ホテルで頂く朝ごはん」としては好みではなかったです。ライトでよかったかも、と私としては思いました。
カフェの雰囲気はとても好きでしたけどね。平日に博多駅界隈のオフィスに出勤する人々を眺めながらの時間は、お休みを取った時だけの微妙な嬉しさをかみ締める時間でもあります。

温泉へ

チェックアウトし、JR博多駅で叔母と待ち合わせ、ローカル線に乗って海の近くの駅まで行きます。久しぶりに会う叔母がよくする休日を過ごし方に招待して貰いました。JR九州の、切符とホテルでの昼食、温泉、ドリンク券がセットで破格値となっているのです。
数十分を経て降りた駅ではホテルのマイクロバスが来ていて、ホテルまでそのまま。ホテルと云っても旅館とホテルがミックスされたような感じで、チェックインしたお部屋は和室に日本茶のセットがあるというものです。なんか懐かしい雰囲気。お茶を一服飲んで落ち着きます。


和食のレストランで懐石ランチ。平日と云うこともあり、お客は私たちを含めて3,4組くらいでした。
お魚のしゃぶしゃぶ、何の魚かさっき説明されたのに、二人とも「何やったっけ?」とサッパリ思い出せない。ひらがな三文字で、あまり聞かない名前だったような。
お互い年取ったねえと大笑いです。

お喋りしながらランチを終え、久しぶりの温泉へ。浴衣に部屋で着替えて大浴場に向かいます。浴衣&スリッパで館内を歩いてよいというのも最近無かった感覚なのでちょっとドキドキ。明るい光の中、露天風呂でだるっとつかるの、最高でした。叔母には何かと相談事がありましたが、たくさん勇気付けてもらいました。感謝!
最後にラウンジで冷たいアイスティを飲み、ホテルを後にし、JRに乗って戻って行きました。

この日は、叔母宅に宿泊。晩御飯の準備を色々と手伝い、一番のお楽しみはお餅つき!杵と臼と云う訳ではないですが、餅つき機で田舎から送られたもち米を使って気軽に彼女は餅を作るのです。丸めるのが凄く楽しい。私のホームベーカリーも餅対応だったらよかったかもと思ったくらいです。大根おろしでつきたてを頂いて大満足。お正月にはかえって来れないからと、お雑煮まで作ってくれ、ほんとに盆と正月が来たような騒ぎ。
従妹(妹)も家族で駆けつけてくれ、割と厳格だった叔父がこんなに孫にデレデレしているさまを始めて見て、孫の力は偉大だと思いました。まあ、この叔父は私にも優しかったですがね。福岡滞在二日目に会った従妹(姉)も電話をしてきてくれたりで、ますますこの夜は賑やかに更けて行きました。いつも一人なので、こんな風な家庭的な賑やかさはふっと心に染みるのでした。

朝食

叔母宅にて引き続き。お雑煮にお餅を入れて頂きます。またもやじんわり染み渡ります。
紅茶は福岡で取れた有機栽培の紅茶、余計な苦味が無く美味しい。

叔母は仕事に出掛け、私はもう一杯紅茶をゆっくり味わって、お世話になった叔母宅を後にしました。

太宰府天満宮


短大時代の筝曲部時代の友人S嬢にいつも帰福の際にはまず連絡を入れるのですが、この時は久しぶりの福岡ということで「懐かしい福岡を」をリクエスト。
するとこの太宰府天満宮プランが提案され、小さい頃から慣れ親しんだ大好きな場所だけに大賛成。この日も恐ろしく晴天に恵まれ、Y嬢と3人で天満宮をお参りします。しかしなんだか様子が変。というか、凄く本殿などの色が鮮やかで綺麗。。。塗り直したみたいかな、なんて云ってたら。。。
装束に身を包んだ神官たちが現れて、神事が始まりました。11月23日、新嘗祭が行われるようでした。今までこの日に来た事が無かったのでこの行事があることを全く知らず、見学できて新たな発見でした。
(『日出処の天子』を愛読していた私は、登場人物の顔がチラチラ・・・。)
衣装によって位や係りが違うらしく入れ替わり立ち代り祝詞を読み上げたり、雅楽が生演奏されたりで見所が多く興味深い物でした。また、いつも閉まっている扉が開いていて、これがお宝か!と鏡を拝みました。

昼食「梅の花 太宰府別荘自然庵」

お昼は、予約して貰っておいた太宰府天満宮隣の梅の花へ。ここも来てみたかったお店なので嬉しいです。個室に通され、まずは食前酒とたぐり湯葉から。そうそう、土日祝はランチは無く、菜香の膳と云うコースを頂きました。3,000円くらいだったかしら。
その後は、噂の豆腐しゅうまい(絶品!)、生麩田楽、茶碗蒸し、生湯葉と野菜いっぱいのサラダ、野菜たっぷりつみれ鍋、赤米のごはん、香の物と続き、どれもこれも美味しくて大満足でした。

途中は例によって鍋に夢中で撮っておりません。

最後まで気が抜けない。
デザートの豆乳アイスの黒蜜きなこがけで、ヘルシーに仕上げます。
旧友と一緒にたっぷりお喋りを楽しみ、帰ってくるっていいなあと今日もしみじみ。

後はお店の庭園をぶらぶらと散策したり。丁度七五三の恰好をした西洋系の男子と女子がいて、それはもう可愛らしかったです。似合うものだなあ。

光明禅寺(太宰府天満宮近く)

またもや福岡再発見です。紅葉の名所がこちらにあったことを恥ずかしながら知りませんでした。

この日はとてもお天気がよく、色調整がうまく行かずにどれも青い写真になってしまいました。←この写真も真っ青だったんですが、調整してこの程度・・・。
2004年は記録的な猛暑で紅葉はちょっとと云う噂でしたが果たしてこちらもその例に漏れず、葉の先がちりちりに枯れているものがあったり、全体的に迫力に欠けました。
でも素晴らしい紅葉を見たことあるS嬢の話を聞くとたいそう羨ましいので、紅葉の季節と重なる場合には、必ずおいで下さい。私も行こうっと。

S嬢、セッティング有難うね!
Y嬢、はるばる大宰府まで来てくれて有難う!


後は、空港まで送って貰ったのですが、軽く渋滞に巻き込まれたりなんだりで、搭乗手続き終了ギリギリにカウンターに滑り込みました。久しぶりに呼び出されました。私が遅れる時に限って飛行機の方は定刻通りやってくるのね。
ともあれ、故郷に触れる旅が終わりました。