室内
レディスプランで久々の母とのお泊りです。母娘のペアはそこかしこに見受けられました。
以前MAAKOさんご夫婦とアフタヌーンティをした想い出のホテルでもあります。憧れのホテルのひとつだったので、すごく楽しみにするあまり、 前日夢にまで見てしまいました。それは、仲居さんがお部屋でお蜜柑をむいてくれて、流石サービスが違うと感心した夢…。それが私の願望でもなんでもないのですが、期待の高さをこれで感じて頂けるでしょうか。
最上階のツインルーム、新宿の高層ビル街の向こうには真っ白な雪を頂いた富士山が見えました。一人用ソファとオットマンは残念ながら母に占領されていましたが、居心地が良かったようです。このサイドボードのコントロールパネルではカーテンの開閉を含めてほぼ全てのことが行えます。こうでなくちゃね~。
左)落ち着いたライティングデスク。殆どここに座ることは無かったけど。
中)TVボード。下はクローゼットになっていました。
右)ミニバー。急須と湯のみです。
廊下と、エレベーターホール。
廊下にはずっとボタニカルアートが飾られていて、暖かい雰囲気です。
また、ハウスキーピングの方とすれ違ったときには必ず明るい「こんにちは」という挨拶の声があり、印象がますますよくなりました。
ロビー付近。どのソファもうっかり寛いで時間が過ぎてしまいそうな、また色合いも上品なものばかり。全体的に私の大好きなヨーロッパ風でエレガントなインテリアです。飾られている陶磁器や絵も東洋に憧れるヨーロッパの風潮って感じで。
浴室
独立シャワーブースが嬉しい。身体や髪を洗ったあとに、湯船でゆったりと浸かってのびのびと温まりました。
← そのお供がこれ!
小型TVがあるので、あっという間に数十分です。しかし向きが寝そべったら首を回さないといけないのが残念。
レディスプランには人数分のブルガリのセットも付きます。が、デフォルトの石鹸やシャンプー&コンディショナーがとてもいい香りです。ロクシタンというフランスのブランドで、エッセンシャルオイルをふんだんに使っているのだそう。石鹸はミルクとバーベナがあったのですが、じゃんけんで勝った私は後者をゲット。負けた母は、ショップで自分用にバーベナを購入していました。ご免。
浴室はとにかく広い。トイレは洗面所からさらにドアを隔てて独立しています。バスローブもしっかりした生地で快適です。
スパのバスローブもまた違った柔らかい肌触りで良かったですが。そのスパ、宿泊当日はまだ3が日ってのが影響したかどうか判りませんが、ロッカー待ちで大混雑でした。私は部屋のお風呂で寛ぐことを決め、ロッカーが空いたら部屋に連絡を入れてもらい、母は出掛けていって満喫したようです。そこで、私は翌朝の早起きを決意しました。
日本庭園
3日は都内でも雪が降り、庭園にもうっすらと雪が積もっていました。なんてラッキーなのでしょう。やや震えながらではありますが、広大な日本庭園を散策しました。スタンプラリーが行われていて、お子様たちがお元気に走り回っていました。風の子だなあ・・・。
それにしても都内には、こうした緑豊かなお屋敷跡があちこちにあるのですね。山県有朋の邸宅地だったそうですが、そういえば日本史で出てきた人のような気がする。三重の塔は大正時代に移築してきたものだそうです。年代を経て今の庭園が出来上がってきたのです。
雪の中咲く椿を見て、椿山荘という名を改めて思い出しました。ホントに美しい。積もっててよかった。
赤い欄干の橋は写真撮影の人気スポットで、若干の順番待ちをしてしまいました。
それにしてもエジンバラの植物園といい、ここといい、赤い欄干って妙に好きなのです。
朝食(スパにて)
前日スパが大混雑でいけなかったので、6時にモーニングコールをお願いし、7時前にはスパへ入りました。流石にゆったりとしていて寛げました。
全天候型のスパは天井がガラス張りになっていてとても明るい。軽くプールで流した後は、露天ジャグジーで極楽気分です。
母も合流してきて、一休みし、温泉にでもと思ったら、今度は脱衣籠の空きが無いほどこちらが大混雑。道理でプールサイドに人が少なくなった筈です。
そこでスパのラウンジに用意されている軽い朝食で腹ごしらえをすることにしました。
ラインナップはなかなかの物です。私はスターターにグレープフルーツジュース、それからパン。クロワッサンは全粒粉なのか風味があっておいしく蜂蜜をつけながら。ブルーベリーデニッシュと、母と半分ずつブルーベリーマフィンを。ペパーミントティでさっぱりさせつつも、しっかりと朝ごはんを頂いてしまいました。
満腹になってしまったので、プールサイドのデッキチェアで寝そべり、2度寝を決め込みました。
小一時間ほど熟睡したあとは、また露天ジャグジーで目を覚まし、今度こそ温泉に浸かり、スパをとことん堪能したのでした。
温泉って伊東小涌園って書いてありましたが、藤田観光って椿山荘と系列だったのですね?
昼食「ル・ジャルダン」
朝食は、幾つかのレストランとルームサービスから選べますが、スパで朝ごはんをとってしまったのでサンドウィッチセットランチに振り替えました。(アフタヌーンティにも振替可)
本日のスープorケーキの選択で、クラムチャウダーと聞いてスープに即決。具沢山のこのスープに弱いのです。
サンドウィッチは、ずわい蟹とロブスターのサラダをくるみパンで挟んだものを選びました。美味しい!! サラダがあふれんばかりのボリュームでこぼしてしまったほど。いや、これは食べ方が下手だったからなんでしょうけど。
ベーグルサンドにはさんだスモークサーモンとクリームチーズってのも捨てがたかったのだけど・・・。驚くべきことにフィリングによって全部パンの種類を変えているのです。特製ミックスサンドの場合には雑穀を混ぜた食パン、てな具合に。
お皿の向こう側には、フルーツサラダが添えられています。
飲み物は紅茶かコーヒーか。二人とも前者を選択したら、「お好みのお茶がございましたら」とさらにリクエストを聞いてくれました。母はダージリン、私はアッサムを。ここで私のサイトの読者ならあの日のことを思い出した筈・・。
ミルクを頼んだら、湯気がホカホカに立っていたので「申し訳ありませんが冷たいミルクにして頂けますか?」とお願いしました。(今、これを書きながら4年半の歳月に一人で驚いてしまいました!)やっぱりアッサムに熱いミルクって厭だなあと思ってるのは私だけなのでしょうか?
翌日は打って変わって晴天しかも暖かく、前日との気温差がプラス10度! ぽかぽかとしたラウンジでゆったりとお茶を楽しんで締めくくりました。