東京:神楽坂「Sacree Fleur (サクレ フルール)」

夫と誕生日がだいたい1か月違いなので、共同の誕生日会ということで、数か月ぶりに夜の外食をしました。一軒家をリノベした温かみのある造りで、私たちは3階の部屋を悠々と他の1組とともに使わせていただいていました。完璧なるソーシャルディスタンス。更には夫との距離も、長方形のテーブルの端と端に着席なので、貴族の食卓のように遠く保たれていました。これならコミュニティが別の人との食事もマスク会食を併用すれば、割と万全な対策に近いのではないでしょうか。

食事は季節のおすすめコース的なもので、まずはシャルキュトリー盛り合わせから。特に左の2種のハムがぎゅっとなったものが美味しかったです。この日は春の嵐で、とても寒かったので烏龍茶をホットでという、フレンチらしからぬ飲み物で暖を取っていました。

次は、タルタル。通常は馬のお肉だそうですが、ジビエの季節はエゾシカを軽く火を通したもので供されます。

プレゼンテーションがまずカラフルでテンションが上がります。記念撮影が済んだら、お店の方が手早く薬味すべてをまぜて、出来上がり。

自家製の薄焼きのクラッカーに乗せて頂きます。いいですねえ。

鴨のコンフィ。

肉食コースにただただ幸せです。

メインは、ステックフリットとヨーロピアン種のリブロースステーキ。

ソースが3種添えられていましたが、どれを付けても基本的なお肉のおいしさで甲乙つけがたい。
サラダもあります。

ややあって、花火がついたお祝いプレートが運ばれてきました。わーい、ありがとうございます!

お店の方に2ショットの記念撮影をしていただいた姿を改めてみて、しばらく縮毛矯正に行っていなかったので、髪の毛が爆発した状態で気取ってご飯食べていたのかと愕然としました。お恥かしい限り。3階のおこもり部屋でよかったな。

飲み物のオーダーストップの時間でもあったので、最後の夫のアルコールや、私のカフェラテ的なものを頼んで、「美味しかったねー」などと気持ちがまとまっておりました。するとデザートがまたもや運ばれてきまして。

温かいフォンダンショコラです。そうか、こちらが本来のデザートで、花火付きのはサービスだったのかと。改めてありがとうございます!

表ではテイクアウトも販売されていて、気軽にこの美味しいデリやデザートなどを楽しめるなんて羨ましいなあと思いました。

通りに出ると、人々がわんさか歩いていて驚愕しました。自分もその一人だけど、20時になってお店から出てきた人たちで20時渋滞というものが生まれることも知りました。そこで、雨もすっかり上がり、私たちは満腹でもあることですし、歩けるだけ歩こうと決め、あれこれ話しながら人気を避けて歩きました。薄々は予想していましたが、結局家まで歩いて帰宅してしまいました。1万歩超えて、いい運動になりました。