月に2度の浅草散策。
この日はかねてから行ってみたいと思っていた梅むらへ。
豆かんの元祖と云われるお店です。
浅草の賑やかな処からはちょっと離れた路地に佇むこちらは
行列も出来ることがあるそうです。
しかし平日の夕方ともなると、悠々とお邪魔することができました。
小上がりで靴を脱いで寛ぎ、豆かんてん450円をお願いすると、
さらっと涼やかな音がして、器にたっぷりと盛られて運ばれてきました。
潔い豆と寒天の世界。
黒蜜もあまり甘くなく、さっぱりとした後味に惹かれて、
思わずざくざくとスプーンですくっては口に運ぶ、というのを
淡々と繰り返してあっという間に食べてしまいました。
講座に立つ時には、直前には殆ど何も食べないので、
いわばちょっとお腹に入れるのにはとても良いチョイスかとも思われます。
そういった個人的な事情を抜きにしても、豆かんのおいしさは格別です。
こんなにたっぷり食べられるクオリティのえんどう豆ってすごいです。
そして豆かんをおいしいと思えるようになるなんて、
私も大人になったなあと勝手に納得してみたり。
甘味屋さんに行くと、大抵はクリームあんみつを頼みたくなるものでして。
こちらのお店の豆と寒天のおいしさを知ったので、
次は逆にクリームあんみつ食べてみようかなとも思っています。
写真を見ても、この黒くピカピカと光り輝く豆に惚れ惚れとし、
また行きたいなという気持ちにさせてくれます。
追記;後で知りましたが、孤独のグルメで五郎さん行ってたんですね。
お雑煮とかも食べてみたくなりました。