2006/09/13

東京:東銀座「鳴神」


昨夜は唐突に久しぶりに歌舞伎を観たくなり、今月の興行情報をチェックすると、
芝雀さんが出てるので、朝から一幕見でさらっと行ってきました。

歌舞伎座って建て替えるって話じゃなかったっけ?
天井に近い席に座り、この古さ、階段の登りにくさも味はあるけどなあと思いつつ、
初めて観る演目にワクワクして。

菅原伝授手習鑑 車引は、荒事の形式美を楽しむもので、
一般的に想像される歌舞伎の力強さがありました。
ポーズが決まるとカッコよくて、大向こうの声もいい感じにかかるとツボにはまります。
楽しい演目でした。
綺麗な衣装およびそれを変えること、化粧した色男、客席との一体感・・・
そういう要素も好きなんだなあ。ほほほ。

双蝶々曲輪日記 引窓には、お目当ての芝雀さんがお早と云う嫁役で出ています。
この人はお茶目で面白い雰囲気を役でも上手に醸し出していていいなあ。
義理人情も粋に大切にしたいなあと思わせる内容でした。
最初にお早が、すすきとお団子を飾るシーンや、キーとなる登場人物がお相撲さんだったりで
秋をとても感じる演目です。
両国に大相撲も観に行ってみたいなー。

二つ観れて800円とはホントにお得。映画見るより安いものです。
13時頃出て、歌舞伎座裏の鳴神に入りました。
ランチタイムを過ぎていた為、年配の男性が静かにお昼をとっているくらいで静かな店内。
さっき見た引窓が大阪が舞台だったので大阪寿司といきたかったのですが
あいにく今日は全部出てしまった後らしく、茶巾寿司と胡麻うどんのセット\950にしました。
茶巾も食べ進める内に穴子や酢ばす、椎茸の含め煮がごろっと出てくるのも楽しい。

どれも原宿の八竹のお寿司だそうで、そういえばいつか原宿のランチタイムにと
チェックしてた処でした。
新鮮なネタを握る江戸前の鮨もいいけど、甘い大阪寿司も懐かしくて食べたくなる味です。

胡麻うどんは細めの腰のあるもので、食べ応えがありました。
風炉釜で沸かしたお湯を使って淹れた京番茶も何度もお替りしつつ。

食後には小さなデザート。
タピオカミルクぜんざいのほんのりした甘さが、食後の満ち足りた気分を全身に行き渡らせてくれます。

静かだった店内は、サラリーマン風の男性、お一人様の女性、年配の女性二人連れ・・と
次々にやってきてちょっと賑やかに。
インテリアも朱塗りの大きな柱が印象的で、曲線が多く、モダンな雰囲気の中にも
寛げる空気がありました。
お茶の時間を静かに過ごすのもよさそうです。