2010/11/06

東京:汐留「セリーズ by ゴードン・ラムゼイ」


東京にはどんどん素敵なホテルが増えています。
開業して5年経つのに、コンラッド東京にまだ行ったことがなかったので
そろそろ食事にでも出掛けたいなと、夫とサンデーランチに。

イギリスの習慣サンデーランチ風ではありますが、土日祝の提供で、
オリジナルレシピ集『ゴードン・ラムゼイ サンデーランチ』から
季節に合ったメニューから出されているそうです。

私はお料理のみ 6,800円、
夫はグラスシャンパン、ワインペアリング付き 8,800円にしました。

まずは食前のお愉しみのカナッペとあったので、
平べったいものを想像していましたら、冒頭のグリッシーニでした。
意外性も大事ですね。
ぴりっとしつつもとても滑らかな口当たりのタラモサラタを付けながら。
あ、でもこれはほかのパンにもつけてもおいしかったです。

パンは、白ゴマ付きのと、バゲットと、長時間熟成のものと3種類が、
随時お代わりできるようになっていました。
冒頭の写真の左奥にあるように、大理石のプレートに乗せられたバター様も
コクがあり、ついついパンにつけてしまいました。
私はお料理と一緒の時にはあまりバターはつけないのですが、
バター自体がおいしいとついつい付けてしまいます。

ふと見ると、このような食事の際にあまり食べるほどでもない夫が、
「これはおいしい」とパクパク食べていました。
珍しいことです。
ホテルで売ってたら買って帰ろうと思って尋ねたら、
「メゾンカイザーさんのものです。だからおいしいんです」とのお答え。
成程、おいしいパン屋さんに外注するパターンですね。
では今度メゾンカイザーのパンをたくさん買って帰りましょう。

さておき、シェフからの可愛らしい一皿。

ピスタチオのソースを敷いた上に、りんごとか蟹のロール。
なんと絵画のように美しいことか。
3D絵画ですね。
この時には夫にシャンパンが運ばれていました。
サイトによると、ビルカール・サルモン ブリュット・レゼルヴだったようです。
(ソムリエさんの説明を聞いたけど覚えられる筈も無く)

私の選んだ前菜は、スモーキーな鴨胸肉の冷製ロースト エスプレッソの香り
多彩な林檎の共演 フォアグラのガナッシュ添え(+500)。

鴨とその間にある緑色のゼリーを一緒に口に含むと
脂とスモーキーな味わいと甘酸っぱさとが渾然一体になるのが快感です。
緑色のゼリーは林檎?
手前のプリンみたいなのは切ると、フォアグラガナッシュがとろっと出てくるので
周りのソースと絡めながら食べ、更にパンにも付けて食べて、
余すことなく堪能できます。

奥に見えるのはクランベリージュース。
氷をいれずにサーブしてくれるので、味が変わらずゆっくり飲めるので嬉しかったです。

夫は菊芋のスープ 鴨肉と栗のラグー バロティーヌ仕立て、
ベーコンと松の実をアクセントに、と云うのを選んでいました。
そして白ワインが注がれていました。
鴨でなけれはこちらをと私も思ってたので、せめて見ることができてよかったです。

メインは、鶏胸肉ののローストチキン
スイスチャードのグラタン トリュフの香るベルニーポテト添え
フォアグラソースで

前菜をとっさに鴨にしてしまったため、選んでたメインと鳥つながりになってしまう…
と思いつつも、ローストチキンがよかったので、初志貫徹といきました。
立体的な盛り付けも楽しいし、胸肉が驚くほどジューシーでふっくらしています。
スイスチャードもこういう使い方もいいですね。
以前は炒め物だかお浸しだかにしたような。
フォアグラソースは別添えで、好きなだけ足してもよいとのことだったので
この後も追加しました。

夫は、ハーブ衣の仔羊背肉のロースト
じゃが芋のエクラゼ、エシャロットのキャラメリゼ添え ヴィエルジュソースで、でした。
今度は赤ワインが注がれていました。
レア具合がたまらなかったそう。

お楽しみのデザートは、プレートに乗った中から選ぶと云う、
目移りしながらも楽しいひと時の末に、 レモンタルト チョコレートのシャーベット添えを。

周りを見ると、これが断然多く運ばれていました。
チョコの濃厚なシャーベットで十分にほろ苦さを貯えた後、
レモンのフィリングが、圧倒的な酸味を持って口の中を支配します。
ひょーっと云いたくなるくらいの酸っぱさ、でもこれが嬉しいんだな。
今までの全てを爽快にさっぱりとさせてくれるデザートでした。

夫は、ピーカンナッツのタルト シナモンアイス添え。
秋らしい一品で、最初は私がこれをオーダーしようとしたのでした。
この時にはシェリー酒がとろりと注がれていました。
香りも風味もなんて濃い!
デザートにはこういうのを一緒にたしなむのですね、ふむふむ。

行儀が悪いですが、デザートだけ一口ずつ交換して、味を共有しました。
レモンタルトを称して曰く「鉄を食べてるみたい」とのこと。
判る気がします。
ピーカンナッツのは想像通り、みっしりと詰まっててこれまた大好きなタルトでした。

最後はボダムのポットにたっぷりとコーヒーが運ばれてきました。
プレス式のサーバーだったのですが、使われている豆の量もすごくたっぷりで、
濃厚なコーヒーでした。
クリームだったのを熱いミルクにしてもらい、穏やかな食後の余韻を愉しみました。

夫の頼んだシャンパン&ワインペアリングつきはかなりお得。
だって、お料理に合わせたワインがそれぞれ出てくるのです。
これまでにない至福のひと時だったようです。
私はほぼ飲めないので、羨ましかったです。

それにしてもなんというおおらかな、
ゆったりとした時間を用意してくれるのでしょうね。
これで今年のラストスパートを切るための充電ができた気がします。