東京:銀座「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」


結婚記念日的な食事をやっと先日。
ジャパン・レストランウィークを利用しようと思いつつ、決めきれないでいた処、
Travelzooのプランで、サバティーニ・ディ・フィレンツェの最もゴージャスなコースが半額に!
16,000円が半額になってるってすごい。
12%のサービス料がついて、飲み物が別途でも、遥かに我が家のレベルではありがたすぎるプランです。
お金の話ばかり下世話ですみませんが、
ことほどさように、飛びつきたくなるプランだったのでした。

で、重厚なインテリアの中、やや緊張しつつ、最初の飲み物をオーダー。
夫はまずはイタリアのビール、私はガス入りのミネラルウォーターをひたすら。

まだお客さんも少なく、こういう処で写真はちょっとな…と思ってたので、
最初の方は遠慮していましたが、だんだんざわざわ賑やかになってきたら
あちこちで撮っていたので私も便乗してしまいました。

なんだか言い訳ばかりしておりますが、始まりのアミューズは、
冷たいポテトスープ ヴィシソワーズにサマートリュフとコンソメゼリーを浮かべて。

細心の注意を払った滑らかさに、トリュフという贅沢なアクセントで、
いやはや絶対に我が家では作れない品質だなと、のっけから圧倒されました。

前菜は、サバティーニ風海の幸のカルパッチョ盛り合わせ
アワビのマリネ、マグロのカルパッチョ、 カラスミ添え、
甘海老のマリネ キャビア添え。

トリュフの次はキャビアですか、贅沢だなあ。
夫は全部のお料理を通して、甘海老のマリネを気に入っていました。
どれもおいしかったのですが、私は普段然程好まないマグロのカルパッチョが、
カラスミの風味が加わると食べやすいなあと思いました。

パスタは、とろける無添加生うにと特製トマトソースの自家製手打ちパスタ“トンナレッリ”
ルコラ添え。

トンナレッリというのは縮れたパスタで、トマトソースがよく絡んだ、
もっちりとしておいしかったです。
ウニがとろりと絡んで、相乗効果とでもいいましょうか。

そしてサラダは、厳選トマトの競演、
ピスタチオオイルで香りをつけた彩り豊かなトマトのマリネ。

実に様々なトマトの盛り合わせで、甘さ酸味食感と次から次へと異なっていて楽しい。
大人数集まるときなんか、こんな風にいろんなトマトを競演させる一皿を出せるといいな。
ピスタチオオイルってのもいいんだな。

メインは、冒頭の画像にて。
シェフ・バルディ特選黒毛和牛フィレ肉と フレッシュフォアグラの重ね焼きステーキ
イタリア・ノルチャさんサマートリュフ風味のソース。
このコースを食べたいなあと思ったのが、フォアグラを乗せたフィレステーキなので、
久しぶりにメインが楽しみなここまでの流れでした。

フォアグラはとろけるというよりかは、若いようなそんな風味。
ソースも奥行きがあり、お肉もよりおいしく仕上げてくれています。
うーん、幸せ。

夫は、これに合わせて赤ワインを頼んでました。

デザートの前には、お口直しがあるのも嬉しい。
これがあるかないかで、スッキリとデザートへ切り替えられるかどうかが違ってくるものです。

本来はフランチャコルタで仕上げた特製ズグロッピーノ。

フランチャコルタはイタリアのスパークリングワイン。
ワゴンで一式が運ばれてきて、ボウルの中でシャーベットに注いで撹拌し、
グラスに注いでさらに上からワインが注がれていました。

私にはオレンジジュースで作って貰いました。
なんと爽やかなプレデザートでしょう。
ここまでちゃんとしていなくても、真似してみたいね、とすっかりその気になっています。

普段飲まない私はここですぐにデザートなのですが、
チーズのワゴンに夫はワクワクして、スパークリングワインと共にオーダー。
私も少し味見させて貰いましたが、ああやっぱりチーズの時間を楽しめるっていいな。
少し味見でちょうど良い量でしたが。
頼んだのは、灰に覆われたヤギのチーズ、これはアカシア蜂蜜を付けて。
それとペコリーノだったかな。

お待ちかねのデザート。
ワゴンにずらりと積まれた中から2品選へます。
悩みに悩む楽しいフェーズ。

私はいちごのミルフィーユと、アーモンドの全粒粉タルト。

このタルトをお勧めしてくださる方が、
「素朴な何気ない感じだけどお母さんが作ってくれるお菓子のようなおいしさがあって・・」
と静かに熱弁をふるい、それがまた心がこもっていて。
香ばしくてとてもおいしかったです。
勿論ミルフィーユも。

夫は、桃のコンポートのとても立派なのと、かぼちゃのプリン。
どちらも彼が頼まなければ私も頼みたい候補に入ってたので、結局食べることができてよかったな。
いずれもきちんと丁寧に作られて、満足感たっぷりのデザートでした。
夫から写真を貰ったらアップしようかな。

締めくくりはカプチーノと小菓子。

ここまで来ると、もうクッキーは夫には入らなかったようなので、
少しずつかじった後はわたくしがすべて美味しく頂きましたよ。

ディナータイムも大賑わいで、和やかな温かい雰囲気に包まれていたレストラン。
また特別な日の食事のために訪れたいと思いました。

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