東京:清澄白河「100本のスプーン」

東京現代美術館で開催の企画展『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』に行こうとは思ったのですが、連日大混雑と聞き、先日日曜美術館でも一部ではありますがしっとりと鑑賞したので、こちらのレストランでのコラボメニューを楽しむこととしました。

水と石のプロムナードを臨むソファ席に落ち着きました。コラボメニューから、自家製クロワッサンプレートをドリンクとセット2,530円にしました。ランチコースもありますが、パン好きとしては教授が六本木のベーカリーカフェでいつも食べていたというクロワッサンサンドにちなんだと思われるこちらのクロワッサンサンド一択でした。

まずは蕪のスープから。

お腹がほっこりと寛いだところで、冒頭のサンドウィッチです。はたと困ったのは、ソファ席でローテーブルでこのサンドウィッチを食べないといけないということ。大変だ…テーブルにすればよかったかなと思い返しつつも、まあ外を向いているからいいかと慎重にいただきました。

サラダにドレッシングを掛けた状態の写真でして、このドレッシングがすこぶる美味しかったです。キャロットラペやレタス、キヌアの他に、下には豆が敷いてあって食べ応えのあるサラダでした。

クロワッサンには、イカスミのタルタルや生ハム、りんご、ディルなどたいそうお洒落な取り合わせ。とても調和のあるサンドウィッチでした。ケシの実をまぶしたクロワッサンはお店で焼いているとのこと。

デザートもすでに頼んでいましたので、クロワッサンプレートのドリンクの自家製ジンジャーエールと一緒に持ってきてもらいました。
ZEN GARDEN parfait1,738円。

こちらもコラボメニューで、教授の好きなどら焼き、お茶、みかん、バニラアイスなどで組み立てたパフェです。パフェ好きとしては、これも頼まないわけにはいきません。ハーフとフルがありましたが、フルで。
上から見たところ。

上記の他、黒豆や煎茶カスタード、求肥パール、水わらび餅、粒あん、グラノーラ、あんずの檸檬マリネ、煎茶ジュレ、豆花、ミルクアイス、柚子ジュレ、みかんのマーマレードで構成されていて、ずっと食べていて飽きさせない美味しさです。途中の自分のタイミングで、添えられた黒蜜を掛けると、よりコクが出て美味しかったです。ジンジャーエールも爽快でクセになります。大満足のランチでした。

外を見ていて時折もわーんと白いのが漂っていて、そういえば霧の展示があったなと。上から見たらこんな感じでした。

想像上に真っ白でした。中にいると本当に何も見えなさそうだなあ。

ぽかぽか陽気で散歩日和でしたので、台東区の気になっていたところを訪ね歩きました。

横網町公園の、旧陸軍被服廠跡と東京都慰霊堂です。

変な角度から撮った気がする…。慰霊堂の入口。

内部。

きちんとお参りし、周りの回廊の絵もじっくりと拝見しました。

その後は、東京都復興記念館で見学しました。関東大震災や第二次世界大戦の被害の凄まじさは胸に迫るものがありました。
一つだけアップさせてもらう、関東大震災の火災による、洋菓子の焼焦品。

模様までわかるのがすごい。
復興に至る色々な歴史を胸に刻んで横網町公園を後にしました。

松屋浅草や東武浅草駅が入るビル。

もう終了してしまった『ビルぶら』でも梶原善さんがぶらぶらしたビルでもあり、何となく記念撮影。改めていい眺めのビルだなあ。中はすでにだいぶぶらぶらしたことがあるので、今日はパス。

折角浅草に立ち寄ったので、べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館へ向かいました。

どうやらこれは入れ替えがあるようなのですが、このタイミングでは瀬川花魁の花嫁衣裳でした。美しい…。

後ろからもじっくり。
全体的に見ごたえのある展示でした。

お土産屋さんでお菓子を買って、会場を後にしようとしましたが、ふと目に留まったのが「蔦重ゆかりの地 循環バス」。
大河ドラマ館に入場した特典のようなもので、平賀源内墓所など数ヶ所を巡ることができ、勿論乗り降り自由です。私はもうだいぶ遊びまわったので、江戸新吉原耕書堂で降りました。耕書堂を模した施設で、吉原に関する展示とお土産などがあります。

バスは途中、見返り柳、五十間道を通るのでテンションが上がります。江戸新吉原耕書堂は仲之町通りにあるので、結構インパクトのあるお店もたくさんあり、夕方に差し掛かっていたので、ネオンも煌びやかになっていました。

吉原神社にもお参りしました。

狭い境内でかなりのお客さんで賑わっていたので、写真を撮りづらく、こんな感じに。

色んな所をぶらぶら歩いて回るのが趣味ですし、吉原のこともここ数年気になってはいたのですが、そんなにふらふらと歩き回ってもいいのだろうかとちょっと躊躇いがありました。しかし今年は大河ドラマの題材ですし、一般の観光客もたくさんいるだろうと心強く、これにかこつけてもう少し歩いてきたいなと思っております。