東京:白金「サンドリアン」

胃カメラは絶対に鎮静剤をお願いする派で、それでも直前は怖くて仕方ありません。終わった後は朦朧として30分ほど休ませてもらいますが、この日もちょっと目覚めが悪いというか。あまり歩けないと思い、ふらふらとこちらもお店が目に留まりそのままモーニングになだれ込みました。730円。

喫煙可なのですが、ちょうどお客さんも誰もいなくてほっとしました。まずはホットコーヒーが運ばれてきます。この窓辺の席はいいなあ。ぼーっと外を眺めつつ目が覚めるのを待ちます。

やがてプレートがきました。茹で卵とサラダ、トーストです。

トーストはパンの間にバターがじゅんわりと染みていて美味しい。いいなあ。カットされていて食べやすいです。誰かが作ってくれる朝ごはん、ありがたい。

そして空腹だったこともあり、もう少し甘いものを食べたい気持ちになってドロゲリアサンクリッカのピスタチオのマリトッツォをカプチーノとともにいただきました。これでウォーキングができるコンディションになりました。

今日のウォーキングは明確にテーマとコースがあります。『お江戸・東京 坂タモリ 港区編』に記載の”「洞坂」とその界隈を歩く”のページを逆に進んで品川へ行くというものでした。

桜田通りの脇道から二本榎通りへ進み、高輪消防署二本榎出張所。

昭和8年建造なのだそうです。現役なのが素晴らしい。洞坂も独特の狭さで、探検する気持ちになれました。高輪公園を経て、記載はないのですが東禅寺に立ち寄ります。

日本で最初の英国領事館が幕末に置かれた場所なのだそう。ここだったのか。
旧竹田宮邸洋館。

こちらは明治43年竣工、グランドプリンスホテル高輪の宴会場だそうです。中に入る機会はないのだろうなあ。

ここから江戸の殉教者顕彰碑へ向かい、柘榴坂を下ります。坂の名前を知って、今更ながらグランドプリンスホテル新高輪のレストランSLOPE SIDE DINER ZAKUROの名前の意味に気づきました。こちらにもまた伺えるといいな。

品川駅前までくると、ホテルパシフィック東京だったところが完全に取り壊されていました。とっくにそのホテルとしての営業は終了して、ビジネス向けだったりオフィス向けだったりとして使われていてそれも一昨年に完全閉館したのだと後で知りました。ずいぶん品川に来ていなかったのだなあ。