北浜のベジキッチンやまつじでランチの後は、
五感のティーサロンでケーキを食べることに決めていました。
北浜本館は、奈良ホテルや皇居二重橋などを手掛けた河合浩蔵氏により
大正11年に建てられた歴史ある素敵なビルです。
通りから数段あがり、重いドアを開けて中に入ると、吹き抜けの気持ちよい空間が広がり、
数々のお菓子がずらりとディスプレイされていて、
思わずサロンを目指す前に、あちこちキョロキョロとしてしまいました。
ティーサロンは2階。
階段途中の窓を見ても、この建物の重厚さを実感することができます。
私たちは赤いソファのある、堺筋とは反対側の部屋に席を取りました。
ランチもキッシュなど美味しそうでしたが、素直にケーキを頂きますよ。
そのケーキもプレートに乗せられ、壮観です。
迷いに迷い、私はお米の純生ルーロ(ロールケーキ)。
ふんわりもっちりした生地と、ふわっと軽いクリームが絶品で、黒豆の甘さも程よく、
とても美味しかったです。
夫は、完熟白桃のタルトレット。
贅沢に白桃が半分そのままの形で乗っています。
私もこれと悩んだんですよねえ。
あまりに色々迷ってたので、夫が「もう一つ頼んでシェアしよう」とこれまた
甘い誘惑を。
で、彼が無理なく食べられるように選んでもらったのが、器に入った豆花。
つるんと冷ややかなノド越しが気持ちよく、これまたよかったです。
ケーキは、プレートに仕立てられ、桃のグラニテと、
イチジク?のロールケーキもおまけで付いてきます。
きゃー、なんという食べ放題的なプレートになってしまったことか。
お供に選んだのは、私は有機栽培のホットコーヒー、
夫はフレッシュパッションフルーツのジュース。
Juice
+ Lifeで取り上げています。
居心地もよく、美味しいケーキや飲み物で完全に満たされて、
二人ともゆったりと寛いだ時間を過ごすことができました。
北浜の古い建物がたくさん残っていて、落ち着いた雰囲気を醸し出している様に
とても心惹かれます。
私たちはよく、関西と関東のそれぞれの街を対比させて納得するということをよくするのですが
この北浜は東京で云えば何処がピッタリ来るのでしょうね。
私はぼんやりと日本橋かなあと思ったりもしています。