2003/11/06

東京:歌舞伎茶屋



2日の日曜に、顔見世の月にちなんで歌舞伎座へ行って来ました。
選んだのは、「船弁慶」。
富十郎が一世一代で演じるので観ておいた方がいいのでは?
という理由で選びました。
ビギナーの私の選び方はこんなもんです。

一幕見席の入場を待つ間、歌舞伎茶屋で焼豆大福を仕入れ。
戦後、店主のアイディアで豆大福を七輪であぶって評判になった物の復刻版だそう。
小ぶりなのが罠で、塩加減も絶妙なため幾つも食べられる美味しさ。

人間国宝の富十郎、相当なお年かと思われるのに
あの激しい動きはなんなんでしょう。
圧倒されますし、また観ていて心躍りました。
平知盛の霊が、実に素晴らしい。
歌舞伎役者って相当体力が無いとつとまりません。
それを支える精神力も必要なのですよねえ・・・凄いなあ。

この夜は前日に買った歌舞伎の衣装の本が届けられ、読み耽りました。
舞台も音楽もそれぞれに意味があったりするのですが、
メイクやファッションにも各々こめられた由来を知りたいと思っていました。
なんと、早速今日観たものの復習も出来ました。

はまっていく自分を実感していた処、翌日文化の日、
なんと歌舞伎番組をBS2で6時間も放送され、かぶり付いて観てしまいました。

富十郎さんのインタビューを聞いて感慨深い。
興行主から「一世一代と銘打って演じなさい」と云われるものだったのですね。
てっきり、自分で「ここらが潮時なので演じ納めるとするか」と決心をするのかと。
しかし「歌舞伎座でこのように銘打って一世一代を演じられるのが有難い」
と仰る姿を見て、そういうものなのかあと驚きました。

自分の境遇に感謝して責務を全うする。
簡単には出来ないことです。

まだまだ観るべき演目が膨大にあって、
残りの人生足りるだろうか、とやや心配。