東京:鶯谷「パテイシェ イナムラ ショウゾウ」3


先週末、久々にイナムラショウゾウのケーキを買いに行きました。
前回はもう2007年だったんだなあと、またもや月日の経つのが早いことを実感します。
ちなみにその時のグラスは返却することなく、
ちゃっかりハニーパンナコッタなどのお菓子作りに大活躍しています。

ショーケースの前で悩んだ結果、夫は特製苺ロール(420円)とモントン(550円)。
巻がしっかりしていて、苺ジャムも上質。
本当はこういうのが好きなんですよねえ、クリームだけだとちょっと食べづらいし。
(といいつつ、密かに話題のロールケーキも食べてみたいのですが)
モントンは、濃厚でねっとりとしたムースが癖になります。
お酒が効いてて大人の味わいです。

私は、バラの雫(530円)というロマンチック極まりないケーキと上野の山のモンブラン(630円)を。
バラの香水を食べているような、なんだか女子力がアップしたり、
恋愛運が上昇しそうなそんなパワーを感じるケーキでした。

モンブランは本来秋に食べることとしており、春には絶対に選ばないケーキなのですが、
イナムラショウゾウのスペシャリテだし、以前購入した時に写真も撮ってなかったので
買っちゃいました。
マイルールを破ってまでも、季節を問わず食べたくなるなあ。
マロンクリーム、生クリーム、カスタードクリームと隙なく幸せな登山ができる山でした。

こちらのお店は谷中霊園界隈にあり、まだ桜は満開ではなかったですが、
今日東京は満開を迎えたので、今は綺麗に咲いているのでしょうね。
しばらく並びますが、桜を見ながらだと時間もさほど気にならないかも。
丁寧なガードマン的な方の誘導に従って、一歩お店に入ると、おいしいレモネードで一休みしつつ
ケーキを品定めするのも楽しいです。

店員さんも可愛らしくてやはり丁寧な接客ですし、「●●があと2個でーす」と声を掛けると
奥で職人さんたちが「今出ます」的な答えをし、
更にそれに対して「ハーイ」という皆揃ってお返事するのが可愛い。
世界観がしっかりしています。

お散歩して帰ろうと思っていましたが、
こんな素敵なケーキを抱えたら、一目散に帰宅してティータイムするしかないでしょう。
ダージリンティーですっきりとした後味を。
・・あ、この時には、苺ロールとモンブランをシェアし、翌朝にバラの雫とモンブランをシェアしました。
もう少し頻繁に行きたいものだなあ。