東京:田端「とんかつ わらしっ子」

午前中は、暮れに購入した冷蔵庫の搬入でした。10年以上使っていて、時々通常でない音がするのでひやひやしながら過ごしていましたが、冬の寒いうちに中身を入れ替えようということで決心しました。事前に電源を切っておかなければならないと思っていて、しかし我が家の配置上、自力でコンセントを抜けません。搬入の方にそのように伝えたところ、引っ越しの場合はそのようにする方が水が出なくてよいのだけれど、廃棄の場合はこのままでよいらしく、ほっとしました。しかしもし引っ越しするときは大変なのだな…とちょっとあてのない覚悟をしました。

新しい冷蔵庫は、まだ使い方がそれほど定まらず、中身もすかすかしていてちょっとよそよそしい。これからどんどん馴染んでいくのだなと楽しみです。卵入れのケースが扉にでなく本体に置き場所があるのが嬉しいポイントの一つです。

無事受け取ったので、最近夫が入ってみて美味しかったというこちらのとんかつ屋さんへお昼を食べに行きました。

私はAランチ(ひれ)800円。ご飯は少な目にしてもらいました。ヒレのキメがこまやかでジューシーでとても美味しかったです。他のメニューも気になります。確かにまた行きたくなるのも判ります。

夕方からは国際フォーラムで開催される『銀河鉄道999 シネマ・コンサート』に出掛けました。悩みましたが、映画に合わせて音楽のすべてを生演奏するという今までに経験したことのない贅沢なイベントは、そう滅多に行けるものではないので奮発してS席を購入してしまいました。

各種感染対策が施され、席も1席おきというこれまた贅沢な使い方…開催されて本当にありがたかったです。

会場は圧倒的にかつての少年たちが多く、女性の方が少ない印象を持ちました。開演1時間前に到着しましたが、10分置きにメーテルが場内アナウンスをしていて、始まる前からワクワクが止まりません。定番の注意事項の後は、毎回台詞が異なっていて、それも楽しみでした。

いざ始まると、まずその最初の音が出るタイミングが寸分たがわぬところに「お!」っとなり、その後はしばしば生演奏であることをうっかり忘れそうになるくらいの違和感のなさ。と言いつつも生演奏故に迫力が出て「あ、そうだった…!」と思い出したり。東京フィルハーモニー交響楽団の素晴らしさを体感しました。

リューズの歌だけでなく、スキャット部分も小此木麻里さんという方が綺麗な艶やかな歌声を披露してくれて、盛り上がりました。素敵…!

スペシャルゲストのタケカワユキヒデさんは、『テイキング・オフ!』をまずは歌唱。子供の頃にゴダイゴで人生初ライブを体験して以来の、数十年ぶりにタケカワユキヒデさんは変わらず楽しそうな笑顔でした。こんな日が来るなんて感激です。

何回観たかもう数えきれないくらいこの映画を観たのですが、こんな風に新たな魅力的な鑑賞方法があったなんて。惑星ヘビーメルダーに到着するタイミングで休憩時間です。後半が始まる際にはプレリュードと題して、前半の演奏のハイライト的な感じでこれまた嬉しい。

そして物語がクライマックスに突入、最後は再びタケカワユキヒデさんの登場で、『銀河鉄道999』を。

声を一切出さないためカーテンコールの拍手にも力が入ります。とても人数が半分とは思えないほど、会場全体の熱も感じられました。しまいにはなんと松本零士先生まで登場して驚きました。まさかこんな日が来るとは。。。と何度思ったことか。福岡の田舎で過ごしていた子供の私に伝えても信じてもらえないだろうなあ。

余韻に浸りながら会場を後にし、20時近い終了時間になっていました。何か晩御飯を買って帰ろうかしらと思っていたのですが、お店はことごとくきちんと閉店しており残念。しかしながらお昼に上記の通りしっかりとしたお昼ご飯を食べていたので、さほどお腹も空いていなかったなと気づき、結果オーライでした。ひたすらまっすぐ家に帰りました。

この形式でぜひとも『さよなら銀河鉄道999』の方も切にお願いしたい気持ちでいっぱいです。『再会』を聴いたら泣く用意はできています。