2001年 イギリス篇 11 Warriston Crescent(B&B), Royal Btanic Garden, afternoon tea, The Caledonian Hilton Hotel

朝食

昨夜の内にパッキングを済ませておいたので、朝はらくらく。8時の鐘の音を聞いてから食堂へ降りていくと、朝ごはんの友が丁度シリアルを取り分けている処。「今日でお別れだね!」

今朝のトピックスは、中国語と日本語の話、英国人は外国語をあまり習得しない話、私が昨日行ったLeedsのこと、彼が昨日行ったDurhamのことなど。握手してお別れ。

River Ouse



行きも帰りも何と私はガラガラとスーツケースを押して駅とホテルを往復したのでした。都市の形成の中心には大抵川が流れていて、Yorkもこのウーズ川をその城壁の中に通していて、滞在中は何度も川を渡ったり、沿って歩いたり川のある風景は想い出の中でも切っても切り離せないシーンでした。
橋の欄干の白バラは、Yorkの象徴。

Edinburghへ

私の予約したInter CityはPlat5から10時7分にでるEdinburgh行きで、間もなくAちゃんのアドバイスが大正解であることに気が付きました。空席を見つけるのはきっと至難の業だった筈。3時間弱で、懐かしのEdinburgh!Aちゃんとは問題なく再会し、タクシーの列に並ぶのですが、「タクシーは来ないよ」と駅の人が云いに来て、皆三々五々散ります。解せないね、と思いつつ、Princes St.へ出るとなにやら物凄い賑やかさ。デパートのJennersの辺りでタクシーに乗り、B&Bへ。Aちゃん曰く「早くのりこさんにお部屋を見せてあげたい。絶対に気に入る筈」期待に胸が膨らみます・・・

B&B 11 Warriston Crescent

土井ゆう子さん「庭の美しいB&Bに泊まる旅」Part2に掲載のB&B。
通りから直接階段でおり、ドアのキーを開けて入ります。すぐ右側が私たちのお部屋。きゃあ~ホントに素敵だった!
白いパッチワークキルトのベッドカバー、白い壁に統一感のあるアンティークの家具が映えます。窓の外の右側にかすかに階段が見えるのが判りますか? 今日から3晩も此処で過ごせるなんて・・・。
左:このドアは廊下へのドア。私のベッドは向かって左。
左下:チェストの上にはホスピタルトレイやTV。ドアの向うはバスルーム。右側の箪笥がまた面白かった。ハンガーをかけるバーは横に渡すのでなく、奥に向かって3本かかっており、使い勝手は微妙。でもたくさん掛けられる。

テーブルの上には、庭のお花が活けられています。
先客のAちゃんのグッズが乗っています。
シンプルなカップは飲みやすく、また大ぶりだったのでたっぷりと飲めてよい。こうしてみるとオーナーは色使いに長けた方なのですね。
バスルーム
左:シャワーブース。生半可なバスルームよりむしろ機能的で私はこう云うのが大好き。さほど湯船を崇拝していないのです。シャワージェルがいい香りで遠慮なく使いました。タオルウォーマーがあったのも、やはり温かいタオルをいつも使える有難さを感じます。

右:洗面台。角にあるのは備え付けのハンドソープ。タイム&ティートゥリーオイルの香りで凄く気に入って、後で帰国前にスーパーで買って帰ってしまったほど。(でも勿体無くて少しずつしか使えない)

Royal Botanic Garden

てくてくと徒歩圏内の王立植物園へ。
Aちゃんが留学時代よく遊びに来ていた処で、案内板も見ずにすたすたナビゲート。あまりに広いのでポイントを絞ってRock Gardenとchinese Gardenを今回は楽しむことに。
植物園にはかなりそぐわない恰好であることには間違いない・・・。

この植物園のチャイニーズガーデンのことが、前夜のTV番組で紹介されていたので予習はばっちり!

Hotelへの道すがら



植物園からバスに乗り、New Townへ。カレドニアンホテルを目指してPrinces St.を歩くのもいいのですが、BRに傾斜したガーデンを通ることに。この花時計、覚えてる~。毎年とあるカレッジが制作しているのだそうです。
今日のエジンバラ城。シルエットも変わらず険しいままでした。

閑話休題:前回のエジンバラ旅行記はなあんにも記述していないことに愕然としてしまいます。
エジンバラ城もロイヤルマイルもカールトンヒルもあの頃はあの頃で色々行った筈なのに・・・。うーん。

アフタヌーンティ(The Caledonian Hilton Hotel)

此処のラウンジでアフタヌーンティーをするのが、数年来の彼女との約束でした。
Traditional Afternoon Tea£12.95
あれ?お茶は何を頼んだっけ?記録なし。
それにしても豊かに盛られたこのセットに大喜びです。
サンドウィッチはご存知Scottish Salmonが美味しくて最高!クリームチーズ&胡瓜や、しっかり味付けされた卵&マヨネーズもどれも素晴らしく美味。
Scottishなお茶の時間にはパンケーキがつく、とAちゃんにレクチャーを受け、たっぷり蜂蜜を塗って頂きます。知らなかった、やはりEnglishとは違う文化をしっかりと持っているのですね。

帰国後、北野佐久子さんの本を見ていたら、ドロップスコーンという、スコットランドのお茶には欠かせないお菓子なのだという記述を見つけました。手持ちの本ももっとよく読まないといけませんね。
ご存知スコンは、小麦胚芽のプレーンやサルタナ入り。
もう大好きなタイプで、てんこ盛りのクロテッドクリームもジャムもけちけちせずにどかどか乗せてます。ジャムは一人ずつ小瓶でラズベリーやマーマレードが付いてきました。蜂蜜も一人に一瓶。
Sweetsは苺のタルト、エクレア、ガトーショコラ、焼き菓子。ポットごとお代わりしつつ頂いていたのですが、流石の私は食べられなくなり、手前の焼き菓子を包んで貰うことに。若い女性スタッフはとてもきびきびしていて、アフタヌーンティの写真を撮っていたら「お二人を撮りましょうか?」と云ってくれたり、途中でも「Ladies, 楽しんでますか?」とニッコリ笑って声を掛けてくれたり。食べきれない分を「すみませんが包んで貰えますか?」と頼んだら「Surely!」と快く云い、きびきびとお皿を持ち去ってラップしたものを持ってきてくれました。
Aちゃんは全部食べたので感心。彼女はここぞという時に力を発揮します。
心底、居心地の良いラウンジで、買い物帰りの親子連れや、非常に年配のカップルなど落ち着いた雰囲気の中で堪能できました。
そしてお手洗い。
左:Molton Brownのハンドソープとローション。
私はモルトンブラウンのハンド&ボディローションが大好きで、(いい香りでべたつかない)冬場は手の甲に塗るのに愛用しています。備え付けってのが、素晴らしい~。
右:ここでも寛ぎのコーナーが。カーペットがチェックって、スコットランドっぽい!お手洗いで再びまったりと過ごしてしまいそうです。

St. Giles Cathedral

おやつや紅茶でぎっしり詰まったお腹を抱え、Princes St.のお土産やさんを見て周り、計画を練る。それからOld Townへ回り、聖ジャイルズ大聖堂の外観を眺めます。石の色がスコットランドに来ていることを物語ります。くすんだ濃いトーンの石。
Royal Mileを歩き、私の目的の一つ、Cannon Gateでとあるお店を探すけど、見つからない・・・前回見つからなかったので残念だったですが、今回はエジンバラは庭!のAちゃんと一緒なので大丈夫な筈・・・。

B&Bに戻るのに、帰りは歩くことにしました。北へ向かって概ね下っていくので、良い運動です。途中、彼女がかつて仲間とたむろしたpubを通り抜けました。「何にも買わなくて、入っちゃってもいいの?大丈夫なの?」と不安がる私に「大丈夫~ああ懐かしい~」とスタスタ入っていくのもまた面白い。入り口が複数あって、反対側に通り抜けられました。造りも面白い。

B&Bに戻るとオーナーの方が降りてきてご挨拶を。感じの良い、さばさばした方。「何か足りないものは無いですか?」紅茶用にミルクを貰う。「お茶は自由に庭やコンサバトリーでね」

コンサバトリー(11 Warriston Crescent)

「庭の美しいB&Bに泊まる旅 (Part2)」をお持ちの方は、65ページのEの写真をご覧下さい。このコンサバトリーです!
部屋で備え付けのトワイニングのオレンジシナモンのハーブティーを入れ、此処へ持って来ました。
どんなに素敵かもう私の文章能力ではあらわせません。しかし、こう云う暮らしが日常なのだと思うと、自分自身の日頃を振り返り反省するコトが多いと気付かされます。

お茶しながら、明日のプランを立ててると、庭を横切る猫を発見!思わず近寄って、お話してしまった次第。

夜お茶

濃い目のミルクティを。
考えたら物凄い距離を歩いていて、かなり消耗していました。あれだけ紅茶を飲んだのに、シャワーを浴びてサッパリすると、コクっとしたミルクティを飲みたくなり、寝る前にもかかわらず一杯頂きます。で、就寝。