東京:東京洋菓子倶楽部のモンブラン


アド街で知ったこちらのお店、夫が「近くまで行ったら買ってきて~!」と物凄く反応していたので
先日買ってきましたよ。
1個370円とお値段も良心的。
喫茶室もあり、機会があればこちらでお茶をするのもありだなあと思いました。

モンブランかどうか、云われないと判らない印象的な外観。
一目見たら忘れられないこのフォルム、なんかTVゲームで見かけたような?

土台は1切れのロールケーキの断面を上にしていて、
その上にクリームが盛られ、栗のペーストをジェラートのように高々と貼り付けた構成。

味わいとしては、小さい頃に食べた懐かしい部類のモンブランです。
全体的にふんわり優しく柔らかい。
最近は、和栗だなんだと様ざまなものが出ていて、栗部分もコクがあるようなきがします。
そんな中、昔ながらのモンブランが逆に新鮮な気がしました。

小さい頃には今みたいにケーキを手軽に食べるような環境じゃなくて、
田んぼの中に一軒ぽつんと建っていたパン屋さんでケーキも作ってます、と云う処で
家族の誕生日かクリスマスでないと買って貰えなかったなあ。

そこは同級生のお父さんが営むリテイルベーカリーで、
遊びに行くとパン粉をつけて揚げたソーセージロールを
いつもおやつに出してくれるのが美味しくて、密かな楽しみでもありました。

で、昔々のケーキはバタークリームが主流で、ケーキの持つ華やかさは嬉しいんだけど、
食べてみるとそんなに好きではないなあと子供心に思いつつ、
ハレの日のおやつなので、それはそれで楽しんでました。

高校を卒業して、それまでより日常的に街に出るようになってから、
軽い味わいの生クリームで飾られた様ざまなケーキ類が多分広まり始めたと思うのですが
自由に食べるようになって初めて「ケーキって美味しい」と思うようになったのではないかと。

好きなら誰でも通過する ケーキバイキング熱、私も昔は行きましたが、
もう「食べたいと思うものを適量」でいいよね、と年齢とともに落ち着くことができました。

今日も出掛けた帰り、「今日は甘味? ケーキ?」と夫に聞かれましたが、
身体と相談して「今日はどちらも要らない」 と判断して、軽くソフトクリームにしました。
・・・って偉そうに書くことではありませんでしたねえ。

気がつくと近頃は、どこかの外国菓子を流行する仕掛けが出来ているのか、
ロールケーキだとかマカロンだとか、もてはやされたりしているのが、
天邪鬼の私はあんまり手を出さないでいることの方が多いです。

今は鯛焼きがあちこちに甘い香りを漂わせていますが、
大抵はホットケーキのような甘すぎる匂いがして苦手だなあ。
硬派なタイプの鯛焼きを逆に食べたくて仕方ありません。

代謝が落ちているなあと激しく実感している今日この頃。
とりあえず今日は数キロ1時間ほど歩いたから、歩くことも強化していこう。
美味しいおやつのためにもね。