2019年 台湾篇:阜杭豆漿、縁咖啡店、台湾シャンプー、小林髪廊、永樂担仔麺、井之頭五郎特餐、迪化街、古早味豆花、神旺商務酒店(サンワン・レジデンス 台北)、阿宗麺線、西門紅樓

秋に夫が台湾旅行に行っていて、なんだか私も無性に行きたくなり。休みを合わせられそうな週末にかけて出掛けてきました。夫を含め何人もの人に「台湾好きそう」と言われて、果たしてすっかり虜になって帰ってきました。
今回はLCCで交通費を抑えることになったので、行きは成田発23時過ぎのジェットスターに乗りました。めちゃくちゃしんどい…でも安いので仕方ありません。確か往復で二人で4万くらいだったっけ。この時期の台湾ドルのレートは約3.4円くらいでした。

現地時間の真夜中の2時半頃に到着、入国して4時近い時間でしたでしょうか。地下鉄は勿論動いていないので、フードコートのベンチをお借りして少し休みました。6時頃にMRTの駅のシャッターが開くと同時に駅へ入り、悠々カードを購入し、100元チャージしてMRTで台北駅へ移動しました。

朝食「阜杭豆漿」


なんせ台湾については超初心者なので、超有名店から始めます。荷物をガラガラと持って二人してどのビルか一瞬迷ったため、スマホで地図を確認していたところ、通りかかりの女性が声をかけてきてくれて、場所を教えてくれました。全く日本語でも英語でもなく台湾語でしたが、雰囲気で何となく判ったのが凄い。いきなりのとても優しい対応に心がふんわりとしました。
大行列を覚悟しましたが、ちょうど階段が始まる処から並び始め、15分くらいで料理を受け取ることができました。7時半前には食べ始められたかな。流石テキパキとしています。持ち帰る人も多く、フードコートの席はお料理を受け取ってからでも十分に座れる余裕がありました。
冒頭は夫の鹹豆漿35元と蛋餅30元。私は同じく鹹豆漿と厚餅夾蛋40元。

鹹豆漿は、エビ抜きでとお願いしたら快くOKしてもらえました。逆にパクチー大丈夫か聞かれたのでむしろ好きなのでOK!と答えました。優しい味わいで、豆の風味がこんなに伝わるなんて、すっかり好きになりました。普段豆乳はそんなに好きではないのですが、これは日常的に食べたい。これに添えるものを油條にしようかと思案していましたが、並んでいる間にパンなどを焼いている現場を目の当たりにし、もう絶対厚餅にしようと決めました。

香ばしいのは炭で焼いているから? 円筒系の独特の窯の内側にぺたっと生地を張り付けてふんわりと焼き上げています。パンの内側には葱がのっていて、卵焼きをサンドウィッチにしています。このねぎパン、他にいろんなもの挟んでも美味しいだろうなあ。油條はデフォルトで鹹豆漿にトッピングされていたので、願望は満たされました。また食べたい。
ちなみにエビ抜きの旨をスマホの翻訳アプリで準備していましたが、オーダー係の人は片言の日本語でしたので問題ありませんでした。
いったんホテルに荷物を預けて、ぶらぶら。

お茶「縁咖啡店」


何となくコーヒーを飲みたい気分でした。お茶屋さんより意外とコーヒーのカフェが多く目に留まることも驚きでした。で、ちょっと路地に入った所の昔ながらの純喫茶っぽいこちらにフラフラ引き寄せられていき、お店の奥さんに「モーニングあるよ」と勧誘されました。食べてきたのでコーヒーだけでもいいかと聞くと勿論よいとのことで入りました。洋朝食の他に鮭などの和朝食も用意があるのだとか。日本人がいかに多いのかを思わされます。
ブレンドコーヒーにはチーズ味のクラッカーもついてきました。

なんか実家っぽいような妙に落ち着く室内で、地元の人らしきお客さんが次々とやってきては新聞を広げたりしてなごんでいました。
二人で120元でした。朝食の値段と比較するとコーヒーは高級品なのかなあと推測したり。

台湾シャンプー「小林髪廊 長春店」


最初は、日本人がいるところで探していましたが予約がうまく行かず、やっぱり地元っぽいチェーン店に行くことに。ホテルで最寄りの小林髪廊の場所を尋ね、行ってみました。
すぐに二人並んで座ることができ、マッサージ付きの台湾シャンプー一人500元のコースを頼みました。日本語は全く通じないけど、問題ありません。唯一、スマホで翻訳アプリを介して「トイレを貸してください」とだけ伝えたくらい。
台湾シャンプーは噂以上に快感でした…。
まずはお茶のサービスがあり、ほっと一息ついていると、すーっとする何かで頭皮マッサージが始まります。夜中の仮眠×2と狭い機内での数時間とで疲れていたのですが、これで一気にリフレッシュできました。LCCで大変な時間に台湾に来た人はみなマッサージ付きの台湾シャンプーをまずはすることをお勧めします。
次にいよいよ次第に泡を増幅させてくれます。椅子に座ったまま、本当にやってくれるんですね。一本に立たせたり、ミッキーみたいにしたり。楽しい。
夫の髪も短いなりにつんつんモヒカンみたいに遊んでもらえました。
最後は、洗い流す台へ移動し、改めてトリートメント剤を付けたり、蒸しタオルで首をほぐしてくれたりと一通り行い、またもとの椅子に戻ります。ティッシュと綿棒が置かれているので、自分で気になる耳の中の水分をふき取ります。そしてドライヤーで乾かしてくれました。その際、ブローの仕上げをする人が変わり、毛先をくるんとしてくれましたよ。とてもつやつやに仕上がります。私の来た時の様子を把握してくれていたのも感動でした。折角ならその写真を撮っておけばよかったな。

昼食「永樂担仔麺」


腹が減った。…ので、迪化街に移動し、一目散へこちらのお店へ伺います。『孤独のグルメ』で五郎さんがご飯を食べたお店です。わーい。ものすごく賑やかで入れるかと思ったら案外すんなりと店内でテーブルに着くことができました。

店内もものすごく賑やかでした。

典型的な五郎さんファンなので井之頭五郎特餐90元と魯肉飯30元をオーダー。

私は鶏肉飯を夫は魯肉飯をメインに、おかずはシェア。ここでもやはり、台湾の食事は美味しくて好きで性に合っているなあと実感しました。
煮卵もすこぶる美味しく、『台湾的親子丼、俺的選択』の五郎さんのセリフ通りに。

五郎さんやお店の人とのスナップ写真入りのメニューを見上げながら、相当数の日本人がこうして井之頭五郎特餐をいただいているのだろうなあと思いつつ、満足。こちらのお店にはボックスティッシュがありましたが、気になる人はウェットティッシュがあった方がいいかもしれません。



迪化街を散策し、永楽市場にも足を踏み入れました。今更知ったのですが、2,3階が主に布の市場なのですね。テキスタイル好きの人はぜひ行ってほしいです。
私たちはついつい1階の食べ物のお店に目が釘付けでした。

リアル…!沖縄の牧志公設市場を思い出しました。

お茶「古早味豆花」


テレビで見た時よりリニューアルしていて一瞬ここ?と迷ったほど。ここも『孤独のグルメ』で五郎さんがおやつを食べたお店です。
私は豆花壱號50元。

タピオカとピーナツがトッピングされた温かい豆花です。ほっとする…。

夫は関西仙草凍のカテゴリから、仙草凍壱號70元、仙草ゼリーに花豆とタピオカと芋団子がトッピングされたもの。
コーヒー用のクリームのポーションも添えられたのですが、どっちにかけるかよく分からず、すでにどちらもきちんと甘いので使いませんでした。一杯で結構なボリュームなので、先ほどのようにランチを抑え気味にしておいて、私たちの場合はちょうどよかったです。

ホテル「神旺商務酒店(サンワン・レジデンス 台北)」

ホテルを決めるとき、ウォシュレットがついている条件で絞り込んだ後、何となくのフィーリングでこちらを選びました。とても快適なうえに、朝食付きで二人で2泊で約3万円程度でした。

15時チェックインにはまだ少し時間があったので1階のレジデンスラウンジで冷たいお茶でも飲みながら待たせていただきました。

12月だというのにかなり台湾でも暑い気候で、結構疲れていたのも事実です。やっとお部屋に入れることになり…。

割とゆったりとして過ごしやすい広さ。テレビは日本語のものも映ります。

この机の足元には複合機があったり、引き出しには文房具があったりと、ビジネス対応がすごいです。

バスルームがまたいい感じ。シャワーブースと埋め込み式?の湯船があるのです。バスソルトも備えられているため、熱めのお湯でしっかりリフレッシュできます。

アメニティ。

シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー。

ハーブの香りがとてもよく、爽快な気持ちになりました。これは次は買わないといけないかもしれない…。
洗面台横の棚のミネラルウォーターは毎日補充されます。ありがたい。
バスマットをよくみたらなんかキャラクターがいます。誰?

寝間着にも。

このホテルは台湾のお菓子メーカー旺旺グループの経営でラウンジにもそのお菓子が色々ありましたが、そのキャラクターのようです。

シーツにもプリントされていました。バスローブにはさすがになかったようです。

そういえば雨の多い台湾だからこそなのか、レンタル雨傘もクローゼットにありました。優しい。

窓からの眺めは林森公園。

お部屋にはウェルカムフルーツがあり、24時間いつでも頼めばカットしてくださるとのことで、早速お願いしました。

窓際のテーブルには「雪の月」というお菓子が置かれていました。

当時は何も考えていなかったのですが、よく見たら日本語のお菓子名なのですね。
廊下。

出掛ける前に、2階のダイニングラウンジに立ち寄りました。宿泊者は無料で飲み物などをいただくことができます。

コーヒーにサンドウィッチとお菓子。

夕食1「阿宗麺線 西門町店」


小碗55元。とにかくいろんなものを体験したくてちょこまかと食べることにしていたので、小をシェアしました。
カツオだしの利いたスープのにゅうめんなのですが、これがすこぶる美味しい。パクチーがのっているのもよい。今度は小を一人で一杯食べよう。
後でガイドさんに聞いたところ、元々は牡蠣が入っていたのですが食べられない人もいるため、ホルモン(大腸)バージョンが出て、お店によっては両方入ったりもするらしいです。こちらのお店はホルモンなので私向きでした。あのとろんとしたスープがたまらず、今でも思い出します。お箸でなくレンゲで食べるのも面白いです。夫は最後にいろんな調味料トッピングをして刺激を加えていました。


西門町をそぞろ歩きしていると、この界隈はとても若い人が多いような印象を受けました。西門紅樓に行きたかったのですが、その前にもう一つ行きたかった誠品生活の前を通りかかったので先に入りました。地下には無印良品があって「逆に?」とちょっと意外な気がしましたが、他のテナントも色々いい感じだなあと思うようなお店ばかりでした。
別行動して色々本を見ていたところ、とても心惹かれるShaniaさんの製パンの本があり、記念に購入してみました。
そしていよいよ西門紅樓へ。

日本人の設計者によるもので、100年以上前の建物だそうです。中はリノベされていて、様々なショップが入っています。このお店たちがまた一つ一つくすぐってくるのですよ…。
正直、色々と片付けて物は少なく暮らし始めてもう数年経ち、昔ほど雑貨にさほど心惹かれなかったのですが、「なにこれ可愛い」しか口にできなくなる館でした。
そんな中、「台湾花磚博物館」でもうどうしようもなくマジョリカタイルに惹かれ、熟考の末、鍋敷きとして使える加工をした製品を購入しました。

模様にそれぞれ意味合いがあり、私が買ったのは「ひたむきなキンセンカの花」で、「ひたむきに歩めば人生はより良いものになることを意味する」のだそうです。染みる…。
台湾の嘉儀に博物館があるそうで、いつか行ってみたいなあ。

この界隈で行ってみたい小籠包のお店があるとかで行ってみたら、今日は完売で閉まっていたため、しばしうろうろしました。しかし何かイベントがあるようで混雑が激しくなってきて、疲れてきたこともあり、Uberでいったんホテルに戻りました。
ホテルのドアスタッフがとても優秀で、車から降りるとささっと寄って、ドアまでエスコートしてくれるので申し訳なく、いったんお買い物に行ってきますと申し訳ない気持ちで断り、買い物をして戻りました。すごく気持ちの良いドアスタッフの方々です。

夕食2

ちょこちょこ食べたりしたり疲れたりで、何か軽く食べることとし、お互いに適当に買うことにしまして、私はMita米塔手感烘焙坊でねぎパンと塩クロワッサンを購入しました。美味しくてあっという間に食べてしまいました。
コンビニではパッケージの可愛さで購入した鉄観音奶茶。

奶とは乳の意味だそうで、中身は鉄観音ミルクティーです。

個人的にはミルクティーにはあまりしない方が好きかな。ただただパッケージデザインが可愛い。

夜には明日の天気のカードが、お菓子を添えてプレゼントされました。

この日は驚異の27000歩。長い一日、クタクタでした。