ローストビーフのオープンサンド


最近はまって焼いているル・クルーゼで焼くこねないパンでのローストビーフのオープンサンド。
トースト後、マヨネーズを薄く塗ってさらに焼き、ベビーリーフを敷いてローストビーフを並べ、付属のソースを回しかけます。
朝から元気が出ます。
ミルクティと自家製ヨーグルト。
そしてシャインマスカットがあることから、少し前の朝食というのもバレバレです。
今年もぶどうをたくさん食べたなあ。手頃なものから我が家にとっては贅沢なお値段のものまでいろいろと。
スチューベンを楽しむ時期になると、今年ももぶどうが終わるなあとしみじみします。

本格的な秋の気候になり、散歩も読書も楽しいです。
ここ10年くらいは小説よりもノンフィクションばかりで「そうなんだ…!」と新しく知ることが好きになっています。知らなかったことが多すぎたのです。
東京は知れば知るほど興味深くなります。
まず歩いてみることで道がどこで繋がり、どの辺が高くて低いのかも実感できます。
江戸時代に形成された町が今に活かされていることにも驚きます。

最近心を奪われたのは、『下級武士の食日記』という本で、幕末の紀州藩下級武士酒井伴四郎が江戸に単身赴任した数か月の日記です。
仕事といっても実働時間が実に少なく、それだけにあまりお給料も貰ってはいないので節約しながらなのですが、江戸の食や文化を大いに楽しんでいるさまをまめに記録したもの。食べることが大好きなのがよく伝わります。
現代にいたら間違いなく人気ブロガーにでもなっていたかもしれません。

何の魚をいくらで買ったとか、節約のために安かった人参をたくさん買って煮物にしておいて少しずつ食べようと思ってたら、これまた食いしん坊の伯父様にほとんど食べられてしまって悔しいとか、どこに出掛けて何を食べたとか。
人のそういうのを見て何が楽しいのか、という意見もいまだにありますが、いいじゃないですか。そういうのが楽しいと思う人間もたくさんいるのも事実なのですから。
こんなに活き活きと描かれているのが数か月分しかないというのも残念です。
いつかどこかで酒井伴四郎の日記がひょっこりと発見されないかなあと期待しています。

『大軍都・東京を歩く』もそうだったのかと知る大きな一冊でした。
江戸時代に作られたたくさんの大名屋敷は、明治の代になり国に取り上げられた上に取り壊され、富国強兵とばかりに様々な軍事施設にとってかわられてしまったのも勿体ないのですが、それはそれで明治時代の建築として残っているものもこれまた貴重であり、第2次世界大戦後はまたもや取り壊され公共施設や警察や学校、公園などとして利用されているという変遷が見て取れます。

Googleマップを眺めるのも好きなのですが、この本を読んでさらに面白さが増しました。
これらの場所に歩いて回る機会も楽しみです。

11月は飛び石部分は有休をとって連休とし、初日の今日は8Kmほど歩きました。

朝食
Tea&Life