2014年 栃木県篇:日光金谷ホテルの朝食、日光の社寺、翠園、日光甚五郎煎餅、さかえや、JR日光駅

朝食


朝起きると昨夜の雨が嘘のようないいお天気に。

コーヒーとグレープフルーツジュース越しの中庭。
雨に打たれてキラキラしていた木々の緑は、今度は朝の光で輝いていて、身も心もリフレッシュした気分になりました。

さて朝食は、ジュースの選択、卵料理と肉料理の選択があり、きっとどれにしてもおいしいだろうなあと迷いつつ、ベーコンとオムレツにしました。
果たして美しい一皿が冒頭のように運ばれてきました。
ジャムやケチャップはこのようにセッティングされており、オムレツにケチャップを掛けたのですが、今ひとつ綺麗にできなかったので、私のはプレーンな状態のみ載せました。

夫は隣で猫を描いていました。

プチトマトを食べてしまったあとなので、ヘタだけちょいと見えていますが。

金谷ホテルベーカリーのパンも勿論絶品
トーストを夫がお代わりするほどでした。

柱や天井の装飾も見事で、ディナーの時は暗くてあまり撮れなかったため朝食の時に。

階段側のドアの表記の「をす」にも心惹かれます。

朝食後は売店でパンなどを購入しました。

9時過ぎにはチェックアウトし、荷物をクロークに預け、いざ出発!

門を出てすぐのステーキハウスみはしのステーキを次は食べたいし、坂道を降りきったこちらの国登録有形文化財の建物のカフェレストラン匠にも入ってみたいし。
色々と次のお楽しみも見つけました。

観光


世界遺産となった日光の社寺を巡ります。
まずは日光東照宮から。陽明門は平成の大修理中なので、またいつか綺麗になったら来なくちゃと思いつつ。
三猿のみならず、一生を表した彫刻をぐるりと鑑賞。
改めて動物の彫刻が多いのだなあと観光中ずっと思いつつ。しかも精巧。
眺めてるだけでも楽しい。
写真をついついあれこれ撮るのですが、まあ、載せるのはお約束の眠り猫とかね。

その奥にある奥宮へ登る階段はさすがに息切れがします。

小学生たちが走り回っていましたが、元気だなあ。
私も階段が億劫じゃない時にまた来ないとなあ。

今年の大河ドラマ軍師官兵衛を見ているので、私の中での家康が完全に寺尾聡さんになっています。
ついつい心に浮かべながら。
奥宮から戻ってくると、眠り猫の反対側は雀の彫刻があることを初めて知りました。(本当に前回私来たのかな…)

猫の裏に雀というのは平和の象徴とも言われていて、この平和の世がずっと続くといいなあと私も願わずにはいられません。

色々拝観しながら鳴滝での音の響き方に感動したり、建物の作りに感心したりするなかで少々驚いたことが。
説明の後にお土産のお守りをグイグイ売り込んでくるのだなあと。

続いて日光二荒山神社、輪王寺家光廟大猷院を。
大猷院もひたすら階段を登りますが、見応えがあり、好きな場所でした。

降りてきて、御仮殿を経て、輪王寺へ。

あれ?と思ったらこちらも大修理中。
逆に修理中の様子や、パーツを身近で見ることができます。
この覆いの上の方に水平に並んだ窓ガラス部分は見学回廊になっていて、7階分の階段を登って行くことができます。
そして降りる…!日光は足腰丈夫じゃないとね。
所々見事な紅葉があり、思わず足が止まります。

日光ってお線香の一大産地だったのですね。
杉がたくさんあるなあと思っていたら、杉の植林が奨励される前からの杉林だったとかで、もしかしてスギ花粉症の私は春は日光は行けないのかなあ。
ともあれ、いつもご先祖様を守ってくれている叔母の所のためにお線香を購入しました。
色んな香りがあるのですね、好みのものを選ぶのも楽しかったです。

昼食「日光 翠園」(栃木県日光市)


前日、日光珈琲や御用邸へ行く際に御用邸通りで見掛けた店構えが何となく美味しそうな感じがするねと意見が夫婦で一致していており、何となく日光の名物の湯葉蕎麦等ではなくがっつりと食べたい気分だったので、こちらにしようということになりました。
あれだけ歩くとガッツリ食べたいですよねえ。
私は炒麺定食1,180円。
五目あんかけやきそばと、スープ、杏仁豆腐がついています。
香港式広東料理を本場のスタッフが作っているそうで納得です。
とてもおいしかったです。(ただこの時えびのアレルギーを実感しました…ううう)
夫は油淋鶏と海老と卵の塩炒め定食1,890円。

思わずビールを追加注文していましたよ。
出てくるお茶がプーアル茶でこれまた美味しく後味がすっきりするので、茶葉を購入しました。
杏仁豆腐も素晴らしく、これもテイクアウトが出来るようです。マンゴープリンもおいしいに違いない。

観光旅行に行き、中華街でもないのに中国料理を食べるのは中々選択肢になかったのですが、ここはわざわざ食べておきたいお店のような気がします。

お茶「日光甚五郎煎餅 石田屋」(栃木県日光市)


こちらも御用邸に行く途中に「ここにあったのか」と見つけておいたお店。
お煎餅は有名なのに場所まではチェックしていなかった迂闊な私ですが、落ち着いたよい場所にありますねえ。
購入しますと、こうしてお煎餅の盛り合わせとお茶をサービスしてくださいます。
幸せ…。
静かな通りをまったりと眺めつつ、ひとときの休憩です。

ホテルで荷物を受け取り、日光ロマンチック街道をてくてく歩いて日光駅へ。

おやつ「さかえや」(栃木県日光市)


ええと、またかき氷でございます。
駅前で揚げゆばまんじゅうが有名で長蛇の列なのですが、夫のかき氷のために中の小さなイートインスペースへ。
しかし3,4人ほどでいっぱいになるそのスペースには先客が居たので、手前の処で全然構いませんよと伝えて。
いちごでいいよねとおばちゃんがすぐに持ってきてくれました。おいしい。
私はもうあまり氷を食べられないので、あげゆばまんじゅう200円を頼みました。
揚げたてはとても暑すぎるので、小さな扇風機で冷ましていました。
それでも熱々。

塩をばーっとふりかけるので、油と甘みと塩気で禁断の美味しさに仕上がります。
できたてをいただくのが最高ですね。
全部で850円お支払いしたのだけど、かき氷って650円なんでしたっけ?
550円って表記しか見当たらないのだけど…私の勘違いかしら??
他にもこっそりちょっぴり気になる事もあったけど、まあいいかと。


乗るのはスペーシア号なので東武日光駅からなのですが、JR日光駅も気になるので少し足を伸ばしてみました。
すると2階にはかつて明治・大正時代に使われていたという一等旅客専用の待合室「ホワイトルーム」が復元されて自由に見学できるようになっていました。

おお優美で素敵。
日光線の歴史の年表も掲げられていて、最近明治の鉄道の始まりにも興味を持ってしまったので、1890年8月1に日本鉄道「今市駅~日光駅間開通」なんて読んでいると「おおお、こちらでも既に!」なんて密かに感動しておりました。
1899年には貴賓室が完成して、大正天皇が御用邸でのご静養の際にご使用になられていたとか。

修復工事中の、ちょうど3時の休憩のときに。
関東の駅百選に入っているこの日光駅。
説明には「大正元年に完成し、旧博多駅と共通する複雑な屋根、正面にデコラティブな半円形の窓、外壁のハーフティンバーの柱の白壁で作られ、2階は1等客の特別待合所として使用されていました。」とありました。
博多駅との意外な関係…!
しかし旧博多駅の姿をちっとも思い出せないのでちょいと調べてみたら、初代博多駅は今の場所ではなかったことをたった今知って、また検索の旅に出掛けてしまうのでした…。

今度はまたいつ来れるかなあと日光の山々を望みながら。