2018/07/01

2018年 長野篇:小木曽製粉所、珈琲美学 アベ、明神館

おやつ双葉SAにて


前回、松本でのヒカリヤニシのフレンチで感動し、また松本ではこちらで食事したいねという話をずっとしていたら、夫がふとしたことで系列の旅館がある(本当は旅館が最初のようですが)とのことで予約が取れた日曜に行ってみることにしました。
私はバスより列車派なのですが、意外に高速バスと時間がそんなには変わらないことを知り、では安さのメリットを取ろうというのとバスタ新宿から出掛けてみたいというので、高速バスにしてみました。回数券を購入すると一人当たり片道3,000円切るという安さ。
高速道路は途中渋滞するリスクもあるしな…と心配していましたが案の定渋滞に少々はまってしまい、安さの代償かなと諦めてぼーっと乗っていました。
途中双葉SAで10分休憩となり、やっと手足を伸ばす時間が訪れました。山梨県産白桃60%のソフトクリームがあり、夫とシェアしてささっとリフレッシュ。
バスは身動きが取りづらいのが難点だなあと思いつつ、この激安感にも驚きです。そしてそんなには遅れずに、松本のバスセンターへ到着しました。前回ここがバスセンターと意識せずに、地下でお買い物をしたような気がします。
まずは荷物を預けてお昼ご飯!

昼食「小木曽製粉所 松本駅前店」(長野県松本市)


今回も松本での昼食はそばと決めていました。駅の並びにあるこちらのお店は立ち食いで手軽に、しかも挽立てで打ち立てで茹で立てのお蕎麦が食べられるのが魅力でこちらに。
まずはカウンターの奥に行き、どのそばをメインにするか札を取ります。私はざる500円(税別・以下このお店は同)の青いチップを。そして前回の時には全く知らなかったのですが、地元的なメニューとして山賊焼き(ハーフ)200円を夫とシェア。竜田揚げ的な感じですが、あくまでも「焼」なんですね。私は他におろし100円のトッピングも。普段あまりかけないのですが、善光寺七味も折角なのでかけましたし、あと業務用の山葵の個別パックがとてもきりりとしていて、買えるものならこれをどこかで買いたいものだねえと夫と話していました。勿論山葵は新鮮な生のものが最も良いとは思いますが、中々二人暮らしでは難しいものがあり、この個別パックなら便利でいいよねえと思う次第です。

お蕎麦はとにかく美味しい。風味もよし。
夫は冷かけにとろろとか山菜トッピングだったかな。普段から立ち食いそばによく行く彼もここを大絶賛。

おやつ「珈琲美学 アベ」(長野県松本市)


コーヒーをキリっと飲みたい私と、最近急にコーヒーゼリーに憑りつかれた夫。喫茶店の絞り込みはコーヒーゼリーがあることが条件となり、彼が見つけたこちらのお店へ向かいました。外観も渋くいい感じ。
表のこちらのサンプルがちょっと気になりつつも、入ってみました。

奥まった一番奥のテーブルに案内され、途端に落ち着いた寛いだ気持ちにさせてくれます。しかも禁煙のお店でますますありがたい。
コーヒーにさほど詳しくない私は初めてのお店ではブレンドを頼むことにしていて、スタンダードコーヒー430円を。ちょっと酸味のある、食後にすっきりとさせてくれる美味しいコーヒーにさらにほっとしてしました。

夫のコーヒーゼリー480円はこちら。

スゴイ、2層式になっていてドライアイスがもくもくとテーブルに漂いだします。これか!サンプルで表現しようとしていたのは正しかったのでした。上から見るとこんな感じ。

美しい…。美味しさは言わずもがなのようでした。

寛ぎがてら店内のインテリアも色々とアートが飾られていて眺めるのも楽しいし、メニューを見ているとモーニングは自分で好きに組み立てられるので朝にもいつか来る機会を作りたくなってしまったし、何よりも他のテーブルに次々と運ばれているモカパフェ―に私は目が釘付けになっていました。
ここではモカパフェ―を頼むべきだったのか…!美味しそうです。翌日お腹と時間の余裕があれば早速再訪したい気持ちでいっぱいになりました。今日はこの後ホテルでおやつの予定があるので泣く泣く諦めております。

ホテル「明神館」(長野県松本市)


松本駅前から15時15分発のシャトルバに乗り、40分ほどで山あいのこちらに到着です。空気が全然違います。気持ちよい。

最初の扉を開けると目に飛び込んでくるのはこちら。徐々に別世界にお邪魔している気分に。これらの入り口の写真は翌朝ゆっくり撮っているので実際は何もかも「おお…」とただ驚きながら促されるままに歩みを進めております。ここで靴を脱ぎます。

そうか、旅館だったのだとここで今更理解します。実は私はいつも、外歩き用の靴と、館内で気軽に履く用の靴を準備しているのですが、ここではスリッパでオールオッケイだったのです。しかも夫も今回は私に習って準備していたので2足余分に持ってきたのか…次回以降のために覚えておこう。

そのままお部屋「椈(ぶな)」へ案内されます。チェックインはすべて部屋でいったん寛いでなのです。私たちはお鷹棟の洋室を予約しました。お部屋に露天風呂が付いているのも素敵ですけど、パブリックのお風呂もたくさんあり多分お風呂で忙しくなる気もしたので。でも多分この川沿いお部屋のタイプがとても好きです。

まずは外に向かってソファに腰かけ、眩しい緑をぼーっと眺めている間に、スタッフの方がお茶を入れてくださいます。この茎茶がまるで出汁のように深い味わいですこぶる美味しいのです。お菓子も旅館名物の和風フロランタンで、サクサク感がこの上なくよい。この至れり尽くせり感は何ということでしょうか。ありがたすぎで勿体無い。

ここは部屋のドアを開けてすぐ、玄関ホールみたいなところの左にクローゼットがあり、右がバスルームとなっています。先ほどは奥に見える白いソファに座って手続きをしておりました。

クローゼットの右側には館内着の浴衣や寝間着など。旅館なので、館内着でレストランにも行っていいそうな。

寝室。

寝室のテレビ台。

そういえばあまりテレビをつけてなかったかな。
リビングのマントルピース。冬は大活躍するのかも。

サイドボード付近。

松本は水が美味しいと前回も実感しましたが、この蛇口を捻っても美味しいお水が出ます。茎茶を堪能しました。

洗面所。背後に見えるバスルームは足を踏み入れることなく終わってしまいました。

アメニティ。


おやつ「サロン1050」(ホテル内)


折角だからアフタヌーンティーもする?と夫が事前に打診してくれましたが、ディナーに備えようという気持ちが強かった私は珍しくひるんでいました。でもすでに予約しといたよとのことで、荷解きをして落ち着いたらこちらのサロンへ。ここは飲み物は宿泊者は自由に楽しんでよいようで、おやつをしている間にもお風呂上がりの浴衣姿の人が何人か訪れていました。
私たちも準備される間まずは一杯ずつ。

この暖炉もまた冬は稼働するのかな。

なんて話しつつ外の緑に癒されていると、3段デザート2,400円が運ばれてきました。これはシェアしてよいデザートです。

アフタヌーンティーというより全部スイーツなので3段デザートという名称なのか、と後で認識しました。どれも造形が美しい。1段目。

激しく悩んで、この手前の二つを取りました。

この焼き菓子類は、持ち帰らせてほしい気持ちにもなりましたが、結局部屋に持ち帰ってもこの先怒涛のご馳走三昧なので今ここで楽しんでおいて正解でした。

最近パフェに傾倒しているので、このミニパフェだけ窓際で撮影。

美味しく目にも鮮やかでよい時間を過ごすことができました。

ホテルのロビーも素敵な調度品がありました。サロンから出てすぐのサイドボード。

かつての和室を再現したものなのでしょうか…。

高貴な方がお掛けになりそう。

和室っぽいところの外側は少し吹き抜けになっていて2階の方を望めます。

階段を上がっていくと和食の方のレストランに辿り着きます。

今回は和食はいただきませんでしたが、こちらも間違いなく美味しそうだと思わせる生け花。

ここら辺の感じもとても好きです。

真空管アンプで心地よい音楽が流れていました。


腹ごなしに周辺散策へ出掛けます。玄関すぐの処にある道祖神。この辺りにはたくさんの道祖神がありました。

スタッフの方に散策の道のことを聞いたら、車は通行止めだけど徒歩なら大丈夫とのことでしたので、突き進みます。

倒木にも気を付けてと言われていたので、なるほど…と注意しながら歩きます。

人もあまり来ないし手入れもされていないので、信じられないほどうっそうとした中を進みます。

車で通れたとしてもとてもここを運転できる自信はありません。ふと眼下になにやら建物が見えました。これは後程。

そして辿り着いたのは扉ダム。

この橋のような通路を進んで右を見るとダム湖。

左を見ると滝。ダム用語が判らないので便宜上、滝と呼びます。

風が通り抜けて大変涼しく気持ちよい。向こう側へ抜けて歩こうかどうしようかと迷い、ひとまずGoogleマップで確認しようとしたところ、このダムって特に記載がないのですね…。砂防ダムの扱いがよく判らないのですが、地図にない場所にいると思うと少しざわっとしました。
深追いせず、一旦車両通行止めの所まで戻り、気になっていたこちらへ進みます。

廃業になった古い旅館でした。

割と建物が荒れていなくて、そんなに昔ではないのかも…と調べてみると2011年8月末で営業を終了したのだそう。

渓流沿いのとても良い場所にあるのに勿体無いことだなあと残念でした。てくてく下って我が明神館へ戻ります。ちょうどサロン1050の眼下にあるあたりに少し降りてみました。

涼しさ100倍!今これを書いているのは3週間後の酷暑の中なので、この地では今頃どれほど涼しく過ごせているのだろうかと思いを馳せてしまいます…。

明るいうちにまずはひとっぷろ、寝湯の「空山」へ行きました。ちょうど独占状態で寝ころんで、ぼーっと空や山を眺めて過ごしました。なんだか色んな汚れがどんどん剥がれていくようです。

ホカホカの身体を落ち着かせてから、少し遅めの19時半頃からの夕食スタートとしました。おやつもたくさん食べたしね。夕食は長野:松本「ナチュレフレンチ菜(さい)」のページにて。

夜お茶


部屋に戻ると、女将のメッセージカード付きのお夜食がテーブルにセットされていました。明神館オリジナルのとっからみそをトッピングしたおむすびです。「本日の良き日をむずぶ」というメッセージに従って、おにぎりではなくおむすびです。

しかし満腹すぎるので、食休み後に名物の立ち湯「雪月花」へ行って自然の中でしばしぼんやり。夜は蛾が多いので、苦手な方は気を付けた方がいいかも。湯船にも何匹がゆだってしまった個体がいたので、掬って除けてから入りました。

部屋に戻ってやっとおむすびを頂きました。程よい辛さとしょっぱさがいいですね。

更に胃を休めて、大浴場「白龍」に改めて行きまして、本日の温泉巡りも終了です。
この日は7.5km、1万歩越えで、上った階数は10階という記録にて、前後不覚に眠りにつきました。