2018/04/22

2018年 福岡篇:ヒルトン福岡シーホーク、西公園、福岡の路上遺産巡り、CLOUDSでのアフタヌーンティー

朝食「エグゼクティブラウンジ」(ヒルトン福岡シーホーク内)


朝日だよとの夫の声で飛び起き、ギリギリ日の出に間に合いました。旅先で朝日を見るのがなんとなく習慣になっています。

さて朝食。

2泊するので今朝は辛子明太子と白ご飯と決めておりました。おきゅうとや辛子れんこん、さつま揚げなど九州っぽいものもあって嬉しい。マンゴースムージーも美味しかったです。
夫が「明太エッグベネディクトがたいそう美味しいので今食べておいた方がいい、明日はないかも」と熱弁をふるうのでいただいてきました。

なんか赤いのがあった方がいいかもと人参のグラッセを添えましたが、ない方が明太子が映えてよかったかも。さておき確かに美味しい。そして翌朝はありませんでした。食べておいてよかった。夫の助言に感謝。
お茶は八女茶で統一ってのも地元っぽくて嬉しいです。
後はフルーツとヨーグルト。

そしてアイスコーヒーに牛乳をたっぷり入れたものをテイクアウトして部屋へ戻りました。前日から妙にこのアイスカフェオレが美味しくてハマってしまっております。何杯飲んだだろう。

観光


Y氏の『福岡路上遺産』という本を片手に前夜からある程度のルートを決めていましたが、実際に歩いていると暑かったこともあり残念ながらいくつか割愛してしまいました。まずはホテルを出て、かつてホークスタウンだったところがすっかり取り壊されていて、マークイズになるべく建設中であることを知ります。最初に訪れたのは冒頭のこちら、江戸時代の魚の養殖場の跡です。前日にシャトルバスでホテルに向かう途中、川のようだけどここだけ突然存在するのは変だなあと思ったら、梁所でした。写真の向かって右側の土手で海から流れてくるスズキや、養殖した高級魚を掬っていたそうです。

次は懐かしい西公園を目指します。よく考えたら自力で来るのは初めてでした。4,5歳くらいまでこの辺に住んでいたため父親に連れられて散歩するか、大きくなってからは車でわーっと上るかのどちらかでしか来ていなかったな。という訳で西側から上りますが、懐かしいはずなのに全く記憶にない場所で少し心細い気持ちに。西側展望広場からの眺め。気持ちいいです。

ここに藤棚があって、蜂が飛んでいて少し怖いなと思ったのですが、後日『香川照之の昆虫すごいぜ!4時間目』のクマバチを観た後に「あれはクマバチだったのか」と思い起こしたという後日談もできました。
中央展望広場や展望台広場を回りますが、幼い頃に来た記憶の中のものと一致しません。まあそりゃ数十年前なのでリニューアルもしてるでしょうし、そうだよなあと思いつつ、光雲神社へ。

この神社はうっすら覚えがあります。写真撮るの忘れましたが、この反対側の南へ抜ける感じの光景も覚えがありました。この辺りには頻繁に来ていた気がします。大河ドラマ『軍師官兵衛』の官兵衛紀行でこの神社が紹介されたとき「へーそんなのあったんだ」と思ったのですが、なんとここで遊んでました。

抜けるような青空のもと、お参りします。お賽銭入れると鶴が鳴く声がしました。天井には鶴の絵が描かれていました。東側展望広場にも降りて行きましたが、もしかするとここで綿菓子を作る機械があったりした場所だったのかなあ。最早もう判りません。

最初の計画ではこの山を下り、黒瀬神社と住吉神社へ行こうとしましたが、気温も高くこの後の行程も考えると今日は割愛することにしました。

そのまま参道を南へまっすぐ降りていくと左手に教会があり、藤が見事に咲いていました。

元々は黒田藩士が屋敷内に藤を植えたのが発端らしいのですが、明治から終戦直後までは九州随一の藤の庭園だったのだそうです。今でも教会の前庭に残っているのがありがたい。
次はてくてく歩いて簀子公園へ。

ここは福岡大空襲の痕跡が残るレンガ塀です。塀のこちら側は公園、向こう側は旧簀子小学校で、空襲の際に小学校に運ばれる犠牲者や負傷者があふれてきてしまいました。そこで公園に運び出そうとしたのですが多分昔はもっと高い塀だったのか運ぶのに大変だったようで、塀を壊して直接運んだ跡なのだそうです。
日本各地大空襲の碑がそれぞれにありますが、東京に移って長くなった今でもなんとなく大空襲というと6月19日を思います。今は平和にこの公園で遊ぶご家族連れやお子さんたちを見ると、ずっとこういう時代のままでいてほしいなあと心から思います。
この日の散歩は自分の懐かしさと、官兵衛的なものと、福岡の歴史的なものが入り混じった感じなのですが、個人的なものと官兵衛というか黒田家的なわずかな接点があることに気づきました。
浜の町病院で生まれ、浜の町公園で遊び惚け、その浜の町公園のフェンスにしがみついて「まだ帰りたくない」と大泣きした記憶がうっすらあり、浜の町公園を目指しました。そのフェンスが何処だったかもう全然わかりませんが、本によると公園の半分くらいは海だったのか…という浜辺だったところを歩いて横切りました。浜の町病院は福岡入国管理局というびしっとした建物になっていました。本に掲載されていた「浜の町病院名の由来」の石碑は見当たらず。そしてこの近くには黒田家の濱町別邸というのがあったそうで、こちらは立派な碑がありました。


この辺りにちょっと区切りをつけて、昭和通りと明治通りを横切り、御濠を右手に見ながら裁判所脇をさらに南下します。福岡に住んでいる時には一度も来たことがない中央市民センターに入り、図書館で福岡の地名の本を2冊ほどざーっと読みました。印象としては砂に関する地名が多いような。間違ってたらすみません。でもそれは福岡の地形を表しているのかなとも思いました。

お次はクランク。

ブラタモリで知った、お城を守るための直角に曲がる道です。そういえばですが、西鉄グランドホテルの前とかジョーキュー醤油の処とか、住んでた時に頻繁に通った道ではありますがそんなもんだと何の疑問を持っていませんでしたら、まさにこれらもそういうことだったのです。
で、あらためて最もカクカクしているのが判りやすい道を見に行こうということで中央市民センターを経て赤坂小あたりの道を通りに、ただ通りすがるためにやってまいりました。

けやき通りに出て少し歩きます。ここは天神にバスで通うためによく通った道で、単に個人的な感傷に浸る数分間です。お洒落な通りとして知られ、全く縁はありませんでした。そのまま大濠公園方面へ進みます。途中、レストラン青山を見かけて猛烈に懐かしくなります。1,2回来ただけでしたが、まだまだ子供だった自分には大人な感じがしてたなあという思い出。
大濠公園で一休み。

汗ばむような暑さでしたので、木陰で風に吹かれていると本当に気持ちがよい。この辺が日常の散歩コースっていいなあ。ランチに以前行ったパン屋さんに寄ろうかと思ったのですが、今回はホテルで何もかも過ごしてみようという気持ちが起こり、先を急ぎます。

暗渠となっている菰川沿いを歩き、かつてここに橋があった後を確認します。


そして黒門橋の跡を見に行こうとしたのですが、この辺り一帯ヤフオクドームに向かう人たちが多く、なんとなく自由に歩けない感じだなあと思い、おとなしく唐人町からシャトルバスに乗って、その近くを通ることで良しとしました。黒門という地名には当然のごとく親しんでいたので気にも留めていなかったのですが、黒門が福岡城の内外を分けている門だったと認識して、そうかあ…と今更ながら納得しました。さらに唐人町界隈にはヤクルト発祥の地や官兵衛の奥様火葬の地があったりして、もうひと頑張りしたかった処でしたがだいぶ疲れたので、帰ることにしました。


ラウンジで涼をとりつつ、スタッフの方に35階のバー&ダイニングのクラウズの混雑状況を聴いてみたら、生憎満席とのことでしたので、席が空くようだったら部屋に連絡してもらうことにして、部屋に戻ってだらだらすることにしました。

アフタヌーンティー「CLOUDS」(ヒルトン福岡シーホーク内)


15時くらいには連絡が来て、いそいそと向かいます。天空のアフタヌーンティーをオーダーしました。3,200円(税サ込)ですが、エグゼクティブフロア宿泊だと20%オフで利用できました。
紅茶の品揃えはフレーバーティばかりでちょっと個人的には残念…妥協のアールグレイです。可愛らしいティーバッグスタイルで潔い。2煎目もいけるようでお湯のお代わりを頼んだら見事に忘れられるという、私あるあるをここでも発動してしまいました。私本当にこの世に存在していないかもしれない。

3~4月は桜がテーマです。

そういえばアフタヌーンティーって久しぶり。変わり種のサンドウィッチのプレートから。セイボリーのカテゴリ。

手前のラップサンドは元々蟹が使われているそうで、アレルギー対応をしっかりしてくださり、何か美味しいハムに置き換えられていました。左奥はカレー風味の卵ロール、右はチキンとリーキのクリーミーパイでいずれも美味しい。お昼を抜いて臨んだ甲斐があります。
お楽しみのスコーン。

左はプレーン、右はデーツ。いちごジャムとクロテッドクリームをしっかりと余さず乗せていただきます。いいねえ。

左は抹茶と桜のパウンドケーキ、右がバニラパウンドケーキ、手前は言わずもがな可愛い桜餅。昨日もだけどいわゆるこのタイプの桜餅を西日本ではデフォルトで楽しめるので懐かしいです。奥は桜ムース&ゼリー。このグラスには添えられたスプーンでは底の方まで辿り着けなかったですよ…もっと細いスプーンの方がいいのでは…。ここのお皿を頂いてる途中で、お湯のお代わりをしたのですが一向に運ばれてこず、全くこのままでは喉を通らないのでしばしぼーっとしている時間がありました。催促したらすぐ持ってきてくれたので、アフタヌーンティー再開で、お次のお皿へ…。

締めくくりは甘くて柔らかいスイーツのオンパレード。手前がストロベリーと桜のモンブランタルト、奥が桜のロールケーキ、左が桜ムースのガトー、右がストロベリーラミントンというケーキです。どれも丁寧で美味しい。

大満足で部屋に戻って食休みしてから、岩風呂へ汗を流しに行きました。

夕食「エグゼクティブラウンジ」(ヒルトン福岡シーホーク内)


また夕食という体でカクテルタイムのラウンジへ。夫は引き続き出掛けたままなので一人で。
昨日のラインナップと前菜が変わっていて、これまた楽しい。この他にも小皿に乗った料理が2,3店あるのですがエビやアサリが使われているので私はパス。前夜も同様ですが、夫はそれらはとてもおいしいと言っていました。いいなあ。スープはコーンクリームになりました。サラダは何故か朝食には出ない大好きなプチトマトをこの時間にしっかりいただきます。
カクテルっぽくジュースをトニックウォーターで割り、ライムを浮かべます。

デザートも色々ありましたが、もうすでにたくさんさっき頂いたので一つだけ。
この日も12㎞くらい歩いたのでこれくらい食べたことを良しとしましょう。自分にたいそう甘い。そして最後にお決まりのアイスカフェオレをテイクアウトして部屋に戻りました。

『ブラックペアン』の初回までに岩風呂を済ませようと思って意気揚々と出掛けたのですが、何か故障したようで閉鎖されていました…残念。なので部屋のバスルームを使いました。
しかし夫が帰宅した頃には直っていたようで、それはよかったよかった。
私としても一人の時間ができたので充実の過ごし方ができました。