東京:アリマックスホテル渋谷

渋谷でこんなに喧騒から逃れられる落ち着いた空間があったのか・・・と
感動すら覚える全23室スィートのプチホテル。

室内

東京スタジアムでSMAPのコンサートを見た後に、果たして家までそのまま帰りたいだろうか?と疑問を持った瞬間、ホテルの検索を始めていました。新宿か渋谷で未宿泊のホテルを調べてた処、初めて知ったこちらのホテル。ブリティッシュを目指したコンセプトに一目ぼれした後は、朝食付きプラン スィートツインで30,000(サ税込)を見つけてほぼ即決です。
禁煙ルームを希望したら、すぐメールで返事が返ってきて、生憎と禁煙ルームは無いが、換気・消臭を念入りにするとのこと。期待も高まります。
チェックインもロビーのテーブルで。古めかしい雰囲気の鍵を鍵穴に差し込んで開けると・・・期待以上の世界でした。勿論、タバコの臭いは一切無し!


左上)入ってすぐの云わば玄関スペース。左側がドア。右がすりガラスで空間を隔てています。
上 )そのすりガラスの向こうのリビング部分。座り心地の良いソファと椅子。
左)リビング部分のTVおよびミニバー。TVは勿論ドアがついていて、キャビネットの一部と納まります。

リビングのコーナーのスタンド。
凄く残念なのは、此処で過ごす時間をもっと作れば良かったということです。
お部屋のタイプはネオクラシックと英国調とあるらしく、あまり考えてなかったのですが、運良く英国調で取ってもらったみたい。


コントロールパネルではカーテンの開閉を含めてほぼ全てのことが行えます。
ライティングデスクの前に鏡がないと落ち着いてお仕事とか書き物とか出来そうですね。窓の外は果たして殺風景な景色。インテリアに目を向けさせるホテル作りというのは真っ当な成り行きなのでしょうね。
窓際のテーブルは、チェステーブルのようでしたし、その傍らの椅子は猫足でした。

浴室



洗面所は広々と贅沢にスペースをとっていました。
一通りのアメニティ(女性用の基礎化粧品付)が置かれたカウンターの右側が真ん中の写真。3面鏡や拡大鏡も装備です。ハーブの入浴剤もありました。
バスルームにはトイレとバスタブ。シャワーカーテンではなく、パネル式でした。実は密かにシャワーカーテンが不意に身体につく瞬間がキライなので、これは嬉しい。ベッドルームとは独立して音楽などを聴くことが出来ます。
バスローブがあるのも嬉しい。ローブを含め、全てのタオル、シーツ枕カバーはオリジナルの刺繍が入っていました。

夕食(渋谷「Brava table」)

夕方17時半から始まったDrink!SMAP!コンサートは、盛りだくさんの内容でまったく飽きさせず、今年のコンサートツアーのファイナルだからなのか何処でもそうなのかよく判らないのですが、21時半までたっぷり堪能です!
渋谷に戻ってきたのが、23時。ああ、もう絶対ホテル取っといて良かったと心底思いました。一旦、吾郎ちゃんのジャンボうちわを部屋に置いて(笑)、私にとってはかなり遅い晩ごはん。
遅くまで開いているカフェは渋谷には数あれど、カフェ飯も美味しいと調べておいた、ホテルのすぐ傍のこの「Brava table」でライスボウルやcobbサラダ、お茶などを。たまたまアボカド入りの品が二つ重なってオーダーしたのですが、どちらも良い。プーアール茶もバーナー付で温めてくれるので冷める心配もないし、さし湯もすぐ頂けました。
夜3時まで空いてるので安心です。パーティがよく催されているみたいなので、わざわざ出掛ける人は、予め聞いておいたほうがいいかも。
お値段もリーズナブルなので、このホテルに泊まる方にも便利に使えるカフェです。

朝食(ホテル内「Polyantha」)



朝食つきプランの場合、チェックイン時に翌日の朝食の時間と、和食かアメリカンかを伝えます。私たちはアメリカンでしたが、和食でもこのフレンチレストランで頂くようです。
オムレツにベーコンを添えて貰い、自分でケチャップや胡椒で味をつけます。いつもながらこんな風にふんわりと形良くオムレツを作れない私はこういう時に味わうことにしています。グレープフルーツジュースはチルド。パンはトーストとテーブルロールの盛り合わせ。パンにバターを塗ってブルーベリージャムを乗せている時にふっと思ったのですが、「イギリス紳士の気風」(リーフレットより)をテーマにしているのだったら、是非、英国式朝食も選択肢に加えて欲しい・・・。和食もアメリカンも1,500円ですが、2,500円でもいいからイングリッシュブレックファストを!
食後にはフルーツの盛り合わせ。まことに喜ばしい。
天井も高く、気持ちの良い空間。

紅茶については実は期待していなかったのですが、最初に一口飲んで、あれ?美味しい、と感じました。クセはあまり無くストレート向きですが、基本的な紅茶の渋みが良く出ていて。
お代わりを頼んだ処、どうもポットで入れている音がしました。ちゃんと入れてるんだなあと嬉しくなり、果たしてサーブされるときにもきちんとポットを持ってきて注いでくれました。
更に3杯目も同じように手を抜かずに。こういう茶飲みな輩のためには、ポットごと置いてもらってもいいかもしれません。
青い帽子をちょこんとかぶったとても上品な、「おばあさん」の年代の方が、お一人で朝ごはんを頂いていました。スタッフとの会話といい、その場所への収まり方といい、相当旅なれているか、むしろ住んでいるのか?
お手本にしたい女性像の一例を一瞬で見せていただいたようでした。