2000年 イギリス篇 boating

Father’s Day

朝ゴハンに何食べたかは記録に残ってないのだけど。

この日は父の日で、Julianにカードをプレゼントしたら喜んでくれて、早速キッチンの窓辺に飾ってくれました。

半地下になっているこのキッチンの窓が私は好きでした。

午前中の自習



午前中は自習時間で、リビングで見つけた写真のとても綺麗なハーブ料理の本からレシピを書き留めて過ごすことにしました。
Julianは幾つかある庭の一つでパラソルにテーブルに椅子を準備してくれました。
ジャスミンティを飲みながら静かな日曜の朝でした。

Boating

なんと豊かな趣味が存在するのだろう、と感服したこの日の午後。
女子大生Justineのお友達Kateもやって来て、彼女達とJulianとWelsh border collieのJESと共に車でAnon川沿いのこのBath Boating Co.へ。
Justineは帰省中お天気が良くて時間があるとJulianと一緒にここに来てボート遊びをするのだそう。
今日はイギリス文化に触れたがり屋の私を招待してくれたのです。
これがsteam boatのJustine Elizabeth号。
Justineはいつも詠うように「My boat!」と云い、Julianが「No,it’s my boat!」と否定します。
スチームを温めるのに小一時間、その間準備の様子を眺めたり、ボート倶楽部の探検をしたり。
お昼前にみんなで乗船。
まずはどんどん上流の方へ水面を滑ります。
他にも何艘かのボートが舟遊びを楽しんでいて、また、数十人乗りの船も行き交っていてお互いに手を振ります。
悠々と川面をすべっていくのは実に優雅。
蒸気の具合を調節したりする仕事や、大きめの船と離合するときには注意を払うのだけどそれもまた楽しい。
Justineは慣れた手つきでロープを川べりの木の根元にくくり、ボートを接岸して固定。
そしてJulianがこう宣言しました、「It’s lunch time!」
サンドウィッチはチェダーチーズやトマト、キュウリなど、いつもと変わらないモノなのに何故かとびきり美味しく感じられました。
木陰で気持ちの良い風も吹いていて、のどかでゆったりとした幸せ。

Julianが「英国ではこんな風に何もしない時間と云うのをとても大切にするんだよ」・・・納得・・・
このためにいろいろと準備をするのもまた楽しって感じです。
ジョリーケーキはSueのお手製。
シンプルな美味しさで、何切れでも食べられます。
白鳥たちもランチタイムなのか家族でアタックしてきたのでJulianが少しちぎっては遠くに投げてジョリーケーキのおすそ分けをしていました。
Kateと紅茶談義。
「濃い目に入れてミルクをたっぷり入れるのが好き。イングリッシュブレックファストを日本ではいつも飲んでいるの」
「アッサムは試した?」
「大好き!」
「でしょう? 私のお気に入りなのよ」

午後はギルドホールマーケットの辺りまで下り、そこでUターンして戻りました。
すっごく楽しい日曜日でした。
前日のWellsに続いて今日もお天気がよく、この二日ですっかり日焼けしてしまいました。

夕食

チーズマカロニグラタン、マッシュルームのソテー、(英国の)ソーセージ、サラダ。
プディング失念。写真は無し。

なんだかSueと英語が思うように話せなくなっていたのです。
ちょうど一週間たった頃で、スランプに突入してしまっていました。

おやすみの挨拶の時に改めてJulianに「素敵な日曜日をありがとう」と御礼を云ったら「My pleasure、こちらこそカードをありがとう」とニッコリ。