2007/06/09

東京:十条「だるまや餅菓子店」2


今日の甘味ではなく、先月の写真です。
だるまやのかき氷を今年一番のものにしたい、との配偶者の希望により、
出掛けていきましたよ、早々と。(去年は梅雨明けに行きました

かき氷を完食する自信が無い、と云う彼のため、
私は保身でクリームあんみつにしました。
しかし、「これはやっぱり違う、冷たさが柔らかいっ!」と感動しながら
氷ミルクをみるみる平らげる彼・・・。

う、私もかき氷にすればよかったー。
勿論、クリームあんみつも美味しゅうございますけどね。

他店でかき氷を食す度、「だるまやは別格だ」と、
都内唯一の天然氷で作るこちらを大絶賛です。
また行こう。
削り氷(けずりひ)と呼びたい絶品のかき氷です。

昨日、仕事を20時頃で切り上げたのもあって、今日は配偶者は出社。
夜になって流石につまらなくなり、TVを付けたら、
アルフレッド・ウォリスの特集でした。

今年の2~3月に東京都庭園美術館で催されたアルフレッド・ウォリス展に
行こう行こうとしていながら、機会を逃してしまっていました。
イギリス南西部のセントアイブスで長い間船乗りをしていた彼が、
70歳にして絵描きになり、素朴で大胆な海と船の絵を描き続けた経緯にも
明るいセントアイブスの光景も、温かみのある画風も
何もかも興味をそそられるものばかりでした。

彼は、友人の母と20歳年の差婚をして、セントアイブスに移り住み、
自分は船乗り、妻は船具屋を営む幸せな結婚生活を送ったそうです。
やがて、67歳の時に、老衰で妻は87にして亡くなります。
覚悟していたこととは云え、途端に生きる力を失うウォリス。
3年もの鬱々とした年月を経て、突然、船のペンキが目に止まり、
そばにあった廃材に海の青を描き出したのです。
そういうことだったんですねえ。

自由に、ダンボールや廃材に描くセントアイブスの風景。
2002年に訪れた、あの明るい海の色と、白い建物の壁を思い起こされます。
ランズエンドの寒々しい光景の後だっただけに、私は特に印象深く残っています。

しかも、ケンブリッジのケトルズヤードにも同じ年に訪れていたのですが、
此処にはたくさんのウォリスコレクションが飾られていたのです!
ううぉー!!
その時には全く気づかなかった私のばか。
でも好きな場所が繋がっているように思えて、とても嬉しいです。

東京都庭園美術館のアルフレッド・ウォリス展の案内ページをよく見たら、
「Kettle's Yard」って書いてあった・・うう。

セントアイブスのテートにはお茶しに行っただけでしたし、
今度またいつか、この地を訪れ、ケトルズヤードでも静かな時間を過ごしたいものです。

今日、心底得た教訓。
観たいと思った展覧会は、万障繰り合わせて行くこと。
80点あまりも集められたウォリスコレクション、もう観れないかもしれない・・・。