名古屋:両口屋是清の旅まくら


以前の職場で時折、名古屋出張のお土産として頂いていたお菓子は、
3点セットだったのですが、この旅まくらが最も好みだなあと思っていました。
東京でも買えるとはいえ、やはり名古屋でわざわざ買いたいじゃないですか。
旅まくらだけ詰まった一箱を購入しました。

一口かじってみると、意外にも皮に少々しゃりっとした感触があり、早速面白い。
上品な小豆のこしあんに混じって、黒ゴマが弾けて香りが口の中にさっと広がり、
奥行きのある世界が、この親指ほどの小さなお菓子の中に詰まっているのですよ。

二つ並べていますが、一つだけで充分に心が満足する銘菓です。
お供には福岡の銘茶:八女茶でやわらかいお茶の時間です。

プロデュースしたと云う表参道ヒルズのカフェR styleもとても好きだなあと感じたので、
両口屋是清とは相性がいいかも。

以前購入した、岸朝子さんの東京 五つ星の甘味処をしみじみ眺めています。
配偶者のダイエットが成就する時までチョコ断ちを決意した私に
「間違いなく餡子モノが増えるね」と彼に断言されてしまいました。

これも購入する勢い・・・。
ほら、料理記者歴50年以上の岸さんの表現は勉強になりますし。

以前、彼女が
「ただ美味しいと書いただけではどう美味しいか伝わらないので具体的に書く」
と云う主旨のことを書いてらして、確かにそうだ思いました。
私も出来るだけ努めてはいるのですが、表現ってなかなか難しいですよね。
また、短絡的に「美味しい!」って云ってしまっていい場面もあるかもしれない。
その辺を加減しながら、これまた修行の日々です。

と思ってたら、野菜ソムリエの勉強をしている時にも同じ内容のことを学びました。

ああ、美味しそうなことばかり考えてたら、
すっかりお腹が空いてしまいました。