2002/12/08

東京:松屋銀座「茶の葉」


銀座ミキモトのクリスマスツリー
何故お茶の写真じゃないかは後ほどご説明~。

アロマ&イタリアンの会の後は、クリスマス気分を味わうために、すっかり名所となったミキモトのツリーを眺めにいきました。
あいにくの雨で傘を差しながらでしたが、それでもロマンチックさ・華やかさは充分。
隣の山野楽器ではB'zのイベントがあったようで、物凄い人の波でした。

さてその後別の友人とお邪魔したのは、今までいつ見ても行列が出来ていたのでなかなか近寄れないでいたお茶処。
運良く外の列がほとんど無く、すんなりと中で待つことが出来ました。

噂どおり、デパ地下とは思えない落ち着いた店内。
棚の大きなスペースは買い物帰りの紙袋も受け止めてくれます。
シンボルツリーのように活けられた枝が場の雰囲気を作り出しています。
7席のカウンターのみで、私たちは後ろの細長いベンチで待機しますが、それは厭だと感じませんでした。
お茶席をなんとなく髣髴とさせるなあと思いつつ、スタッフや他のお客さんの様子を観察していたら、程なく席が空き一番奥の席に着くことが出来ました。

さて、どうやって注文するのだろうと思うと、スタッフのお兄さんがまずは今のお勧めを教えてくれます。
続いてレギュラーメニューも案内してくれます。
冷たい雨の中とはいえ歩き疲れてとても喉が渇いていたので冷抹茶にそばカルカンを添えて貰いました。

お茶菓子が用意される間に、
ティーマットの上に、赤い実のなった枝がそっと置かれました。
クリスマスリースにも使われるもので、山帰来(さんきらい)という、 きちんとその名の漢字まで教えて下さいます。

この過程がやはりお茶席を意識している演出ですよね。
お茶室に入り、床の間へ寄り、掛け軸や、そこに活けられている季節の花を愛でる。
すっかりワクワクしてしまいました。

スタッフ のお兄さん(厳密には私のほうがお姉さんかもしれないけど)が非常ににこやかでなおかつお茶を入れる動作の切れが良い。
スナップも効いていてさぞ良く美味しく点てられるだろう、なんてウットリしつつ手元を眺める。

と、冷抹茶とそばカルカン。
アイスで抹茶というのは初めてでしたが、円やかな喉越しで気に入りました。
お代わりもしっかりして、寛ぎのひとときです。
器も素敵。味わいもひとしおです。
かなり、後ろで待っている人のことが実は気にならなかった…。
すっかり自分の目の前の世界に引き込まれていたからでしょう。

そう、念のためお兄さんに写真撮影は可能かどうかを尋ねたらやはりフラッシュなどで他のお客様のご迷惑になるのでご遠慮頂いていますとのこと。
私はフラッシュ焚かないんだけど、まあ、場の雰囲気を壊したくないので遠慮しました。
でも一言だけ…。
常連さんらしいおじいさんがお煎茶が出てくるまでの間、喫煙していたのです。
これはいかがなものかと心の底から思います。
こんなにデリケートな空間にニコチンは不釣合い。
それ以外はとても大好きなお店です。

ともあれ、ゆったりとしていたら、今度はお兄さんが「今ちょうど煎茶を煎れましたので、良かったらお試しください」と可愛い湯飲みでそっと置いてくれました。
熊切という「ストロング」に分類される、今では少量しか生産されない野性味あふれるお茶でした。