2007/06/10

オニオンブレッドのサンドウィッチ(チーズ、ピーマン&卵)


プレーンな(と云うのもおかしいけど)オニオンブレッドに、
ピーマンの卵とじと、カマンベールチーズをはさみました。
お供には、ココショコラ

昨夜の物凄い雨も上がり、薄日も差してきたので、
かねてより気になってた川沿いのお散歩道を朝から歩くの巻。
水分をたっぷり含んだ桜や紅葉の木々のトンネルをひんやりとした空気の中歩き、
この感じは懐かしいfoot pathのようだなあとぼんやり憧憬の念に駆られ、
その直後に、ふと福井ミカのラブ&キッス英国―イギリスは暮らしの達人と云う本に出会いました。

パラパラっとめくって見た処、英国暮らしをしていて、その内容に詳しいなあと。
あにはからんや本腰を入れて読み始めると、このミカさんってば、
サディスティック・ミカ・バンドのミカさんだったのねえ、と知り、
次第にこの人のダイナミックな人生に、あっという間に引き込まれてしまいました。

彼女の大きすぎる交友関係に、自慢と捉える人もいるかもしれません。
しかし私にとっては、ええと、若い人に判りやすく説明を試みるならば、
漫画NANAにおける、ナナを見るハチの立場のような気持ちですかねえ。
全く持って私はミカさんと知り合いでもなんでもないのですが・・・。

私よりもう少し大人の人は、加藤和彦やミカさんや、クリス・トーマスらの経緯は、
よく知る処なのでしょう。
ああ、私がYMOのファンになったのが、教授の戦メリの頃ですから、
サディスティック・ミカ・バンドは、幸宏さんが居たバンド、と云う認識でしかなく。
今更感激してしまいました。

そう云う個人的な感動を胸に、
彼女がトノバンと離婚して、飛び込んだ先のアッパーミドルクラスの家庭で
義母に徹底的に家のマネージメント一切を仕込まれる様は、
実に小気味よく、また学ぶべき点が多い、憧れの英国暮らしでした。
クリスとの生活よりも、義母に弟子入りしたような重要度だった印象を受けます。
実際、クリスからは社会的に仕事をすることを制限されていたようですし。

料理やTeaについての記述もたっぷりで、
イギリスの家庭の、本当は豊かで美味しい食生活が書き綴られています。

ポール・マッカートニーとリンダに大変喜ばれた、
カントリーハウスで採れたベリーのジャムのくだりとか、
フォートナム&メイソンのゴージャスなハンパーのくだりとかも、
ほーっとかへーっとか夢物語で読んでました。
そんなポールとリンダも、切ないニュースで世間を賑わしたばかりでしたが。

ミカさんはやがて、クリスとの暮らしに軋轢を感じ、
実母の急な死をきっかけに離婚となります。
その後の身の振り方も見事でした。
イギリスでたゆまぬ努力を重ね、シェフになったのですから。
その根底には義母に仕込まれた数々の事柄がしっかりと役立っていたのです。

ああ、なんだかつらつらと内容を書いてしまいましたが、
実用的な部分もとても多くて、イギリス風なちょっと上の暮らしに触れたい方にはおすすめです。
絶版になってるのですが、入手はさほど難しくないみたい。

さらに、ネットで調べてたらYMOのNice Age(増殖に収録)の曲中、
日本語のニュース速報があるのですが、それはミカさんだったとか!

「22番は今日で一週間経ってしまいましたけれども、でももうそこには居なくなって、彼は花のように姿を現します Coming Up Like A Flower」

なんという訳の判らない台詞なんだか・・と子供心に思っていましたが、
ポールマッカートニーが来日して、YMOとのセッションを行う筈が、
来日できなくなったエピソードを此処に込めていたとは・・・。
22番はポールの捕まったときの呼称だったそうです。
うわー。ホント今更知り、積年の疑問が氷解です。

昔ちょっと疑問に思ってたことで、大人になって忘れていたりしても、
ひょんなことで調べて判ったりするのって、楽しいなあ。

改めて、Coming Up Like A Flowerってフレーズが気に入りました。
きっと何かあってもComing Up Like A Flowerだよ。
そんな風に生きていこう。