2012/04/11

東京:渋谷「JEAN FRANCOIS(ジャンフランソワ)」


今日は日本パンコーディネーター協会で打ち合わせがあったので、
その帰りに渋谷で降りて、キッシュで軽くランチをしようとジャンフランソワへ立ち寄りました。
以前、夫が買ってきてくれたことがあり美味しかったので、私も実際に行ってみたかったのです。

キッシュと何かおやつ程度に小ぶりのスコーンでも…と思ったら、
「マナンド焼き立てでーす!」とトレイ一杯に運ばれてきたので、
思わず「ひとつくださーい」と頂きましたよ。

ベーカリーカフェは、11時から17時までという幅広い時間帯で、
キッシュのランチセットを提供してくれるのが嬉しいです。
サーモンとほうれん草のキッシュはBセットで、飲み物とセットで724円。
この時何だかとても熱かったのでアイスカフェオレにしてしまいましたが、
やっぱりカフェオレにすればよかったなあ。

マナンド325円はいわゆるクロワッサンザマンド。
アーモンドクリームがたっぷりと掛かっていて、これはタマリマセン。
縁の少しカリッとなったところなどもいいですし、クロワッサンの層がハラハラと落ちたのも
最後の最後まで味わいたい。

ひと心地ついた処で、やはり今日は水曜なので前々から見たかった
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」 を観てきました。

メリル・ストリープが素晴らしいのは云うまでもありません。
彼女によって、サッチャーさんがより人間らしい人物にイキイキと描き出されているのが
この映画の最大の魅力です。
いつものごとく、完全ネタばれありですので読みたくない方はここまでにしましょう。

それにしても切ないですね…最初から。
8年前に亡くなった夫デニスの幻覚と常に会話をしているマーガレット。

あ、冒頭で薄いトーストにカリカリとバターを塗り、お皿の上でナイフで切り分けるという動作に
イギリス感が溢れていてツボを押されたような気持ちになりましたよ。
ティーカップも素敵でしたね。
高騰する牛乳を入れたミルクティーも。

彼女が自分の生き方に信念を持ち、鉄の心で突き進んだのには、
市長も務めたことがある父の多大なる影響というより、
母に認めて貰えなかったどこか空虚な気持ちを抱えていたから、という気がしてしまいます。

オックスフォードの合格通知を「手が濡れているから」と見向きもせず、
食器を洗いに戻った母親。
だからこそ、デニスにプロポーズを受けた時にもマーガレットは
「ティーカップを洗うよりも自分がどう生きるかが大事」(台詞は正確じゃないです)
と云い、家事をするだけの女でないことを宣言したのでしょう。
デニスは「そんな君だからプロポーズするんだよ」と云ったのですが、
マーガレットがあまりにも政治に熱中してしまうあまり、彼女に否定的なことを云ってしまう…。

つらいなあ。
何もかも突き進んでいく彼女の癒しの日々が、ようやく表舞台から退き、デニス亡き後、
ゆったりと夢か現か曖昧な状態になった時に訪れたのかなあ・・・。

しかしそうではなかったみたいですね。
幻覚であることも認識していて、きっぱりと決別し、最後にはミルクティーを飲んだティーカップを
自ら洗うシーンがラストにありました。

物心ついた時にはサッチャー首相でしたので、より親しみというか馴染みがあります。
だからこそ、このような映画を通して違う一面を知ることが出来てよかったです。
メリル・ストリープだからこそなのかもしれません。